伊吹山 / 2013.07.27


 
東遊歩道をユックリと散策する


2013.07.27 (土) 曇りのち晴れ  哲、道

行き:JR京都6:55 − 米原−8:45関が原9:15 = 山頂駐車場
帰り:伊吹山登山口16:05 = JR近江長岡16:30 − 17:42JR京都


コース:
伊吹山山頂駐車場〜西遊歩道〜東遊歩道〜中央遊歩道〜山頂から上野登山道を下る〜三宮神社(伊吹山登山口)






 夏の伊吹山、今年も山頂駐車場までバスで行くことにする。関ヶ原から伊吹山行きのバスに乗るが、JRの人身事故の影響で乗客はいつもの半分である。10時前に山頂駐車場に着く。食堂はまだ開いていないので、トイレに寄り西遊歩道へ向かう。

 今日の山頂は21℃とあり、雲がかかっていて日射しはなく涼しくて気持ち良い。西遊歩道を歩き始めると、早速たくさんのクガイソウやシモツケソウを目にし、「今年の野草は濃い!」と哲郎。50mも進むと、コオニユリやオオバギボウシ、アカソ、カワラマツバ、メタカラコウ、ヤマホタルブクロ、カワラナデシコ・・・もう夏の野草を十分楽しんだことになる。

駐車場にある新調された食堂 西遊歩道を歩き始める

 西遊歩道半ばで「伊吹山もりびとの会」のSさんに出会い、周辺に咲く珍しい花を説明してもらう。一通り見て回ったあと彼はガイドへ戻って行く。いつもこの時期に見るカワラナデシコは終わりかけていて数も少ないが、今年はたくさんピンクが目に飛び込んでくる。

シモツケソウ シモツケ
クガイソウ ルリトラノオ
イヌトウバナ クルマバナ

 ユックリ野草を楽しみながら登って来たので山頂まで1時間以上かかってしまう。たくさんの観光客で賑わう山頂、人を避けるようにして売店の間を進み山頂に咲く花を楽しんでいると再びSさんに出会い、野草の説明が始まる。毎年のように説明していただくが、珍しい野草や咲いている所もすぐに忘れてしまう二人は、初めての様に聞き入る。

ヒメフウロ キンバイソウ
クモキリソウ ヒヨクソウ

 野草観察会があるという彼と別れ、二人は東遊歩道へ向かう。訪れる人も少なく哲郎のお気に入りだ。今日は雲がたなびいているので遊歩道は湿っていて滑る。この遊歩道で事故が多いのか「東遊歩道は登山装備が必要です」と看板が立っている。

お花畑のヤマアジサイは 哲郎のお気に入り

 サラシナショウマはたくさんの蕾を付け秋を待っている。「今年はウバユリの数が少ないな〜」と言いつつゆっくりと細い遊歩道を下って行く。

シュロソウ イブキジャコウソウ

 12時に駐車場へ降りてきたのでお花畑を2時間散策したことになる。「昼食だ!」と食堂に飛び込み伊吹そばを注文する。食堂は新調され食券を買うと自動的にオーダーが入る仕組みになっている。「今日は涼しい!」と外のテーブルで伊吹そばと持参したオニギリを頂く。

キヌタソウ キリンソウ

 12時45分、「遅くなった」と中央遊歩道の登り山頂へ向かう。もう野草も見ることもなく急な階段を登って行く。山頂で小休止しトイレを済まし、13時15分上野道を下り始める。Sさんの話では「14時から三合目で野草観察会をするのでどうぞ!、500円の価値はあります!」ということであったが、チョット間に合いそうもない。

キバナノレンリソウ イワアカバナ

 9合目を過ぎると日も射してきて、下るにつれ暑くなり汗をかいてくる。細い登山道に次々と登ってくる登山者に出会い立ち止まることになる。「一番熱い時間に登るなんて!」と二人は思ってしまう。秋の野草も咲き始め「秋にも来なくては!」と言うが、なかなか実現しない二人である。

トモエソウ タカトウダイ

 5合目で飲水後すぐに3合目へ下って行く。3合目では野草観察会が始まっていてTV局のカメラもまわっている。出店やコンサートもあり16時からユウスゲ鑑賞会もあるとのことだが、遅くなるのでそのまま登山口へ下ることにする。

7合目付近 2合目から草原を下る

 1合目を過ぎるとやっと木陰の道にかわり「やれやれ」と下って行く。登山口近くにある湧水で顔を洗い用具も洗う。冷たい水が心地よい。15時15分に三宮神社に着き、境内の木陰で涼をとりながらゆっくりとバスを待つ。








地が芽を出し、
園が蒔かれた種を芽生えさせるように、


【イザヤ 61−11】
グンナイフウロ