皆子山(平〜東尾根〜平)//京都北山
2013.02.09


 
雑木の西尾根は雪深く
シューハイクを楽しむ


2013.02.09 (土) 曇り JOE、小てつ、哲、道

往復車利用:京都 ⇔ 平バス停

コース:
平バス停〜寺裏の墓から作業道を登る〜植林地の急坂〜雑木の尾根〜P837〜P941〜寺谷道分岐〜△皆子山〜西尾根散策〜東尾根を下る〜平バス停

コースタイム:
積雪少なく 平バス停 ⇔ △皆子山 登り:2時間10分  下り:1時間10分

注意:
◆冬の皆子山東尾根コースは積雪50〜100cmとなります。積雪状態によりアイゼン、ワカンやスノーシューの装備が必要です。バス利用の場合は時間配分に十分注意してください。







 昨年皆子山でスノーシューを一人楽しんだ哲郎、「皆で楽しもう!」と言うことになるが、今年は積雪少なく実行できそうもない。諦めかけていたが、今週寒波がやってきて北山に雪が降る。シューを楽しむには新雪が+40cm必要だが、「花背で+10cm、皆子山はもう少し積もっているだろう」と期待して出かけることにする。

 小てつさんが心配していた花折峠を登り切り平バス停に着く。バス停小屋に20cmの積雪を見て「まずまずや!」と一安心する。ゆっくり準備して出発する。すぐの橋を渡り民家の横を登って行くとお寺に出合う。お寺の裏へ回るとお墓が見えるので、その左側にある作業道を登って行く。

20cmの積雪を見て「まずまずや!」 東尾根登山口がある寺裏へ向かう

 すぐに谷に出合い作業道は谷に沿って続くが、谷に出合った所から植林地へ入る。夏季は杉の落ち葉で不鮮明な作業道も雪に覆われるとハッキリしてくる。4人は黙々と植林地の急斜面を登って行く。

 植林地の積雪は少なく4人はノーアイゼンで登る。数10m登ると細い尾根に乗り、左手に雑木を見ながら心地よく登って行く。先ほどから雪が舞っているが風が強くないので助かる。それでも手が冷たい哲郎は小てつさんの暖かい手袋を借りる。

谷に出合った所から植林地へ入る 数10m登ると細い尾根に乗り

 植林地から雑木の細い尾根に変わると積雪が多くなり、「待っていました!」と皆はシューを履くことになる。標高700mを過ぎたところで植林地を抜け、左手に雑木が広がる緩やかな尾根に出る。

 雑木の中は積雪もあり、トレースがないので皆は思い思いのコースを歩きシューを楽しむことになる。

「待っていました!」とシューを履く シューを楽しむことになる

 小雪が舞う中しばらく雑木の雪道を楽しみ、雑木の間を抜けると尾根は北へ登って行く。リフターを立て右に平の集落を見下ろしながら、否、雪が強くなり集落は見えなくなる。登りきると植林地の中を歩くようになりP837に着く。

小雪が舞う中シューを楽しむ しばらく雑木の雪道を楽しむ

 ここからP941までは植林が続く。植林地の中は積雪が少ないので楽しみもなく、皆黙々と歩く。標高900mを過ぎたところで寺谷口へ下る尾根分岐を通過する。植林地が開け尾根の積雪も増えてきて、ここから少し登ってP941に着く。

植林地を皆黙々と歩く P941手前の開けた尾根

 P941から一旦西へ下って行くが、昨年のように快適に下れない。シューで快適に下るには50cm程度の新雪が欲しいところである。それでもP941から山頂までは積雪多く十分シューを楽しむことができる。

 山頂手前の小ピークから積雪多く古いトレースが植林地の中に続く。先頭を歩くJOEさんはそれを辿り、我々もそれに続く。寺谷道の分岐に着き、右にとり雑木の中を山頂へ向かいすぐに皆子山に着く。

P941から山頂までは積雪多く すぐに皆子山に着く

 雪庇の下で昼食にしても良かったが、哲郎は雪深い西尾根に皆を誘う。山頂から西へ進んでみると、波打った積雪が続き、深い雪を楽しみながら尾根を歩く。雪原が広がる鞍部に降りここで昼食とする。

 風が通り抜け少し寒いが、時々日が射してきて雪原が眩しい。「−6℃だ!」と小てつさん、皆で雪を踏み固めスペースを作る。今日もJEOさんの豚汁であったまる。

雪原を楽しむ 雪原で昼食とする

 40分の昼食休憩も終わり下山することにする。シューのトレースがあり積雪もほどほどなので、「下りはアイゼンで」と装着し歩き始める。山頂まで来るとたくさんの踏み跡を見て、団体さんがやって来たようだ。

 その団体さんは寺谷から来たようで、P941でそのグループに出合う。皆さんノーアイゼンで下っているようで、足が達者なようだ。ここから我々が先行し快適に下って行く。下りの好きなJOEさんは見えなくなるほど先行し、途中で我々を待っていてくれる。

下山はアイゼンで 山頂から65分でお寺に

 最後の植林地の急斜面もアイゼンのおかげで難なく下り、山頂から65分でお寺に着く。平バス停でゆっくり後始末していると後続のグループが降りてきて、隣の車で後始末を開始する。

 彼らの車を追うようにして我々も帰路に着く。花折トンネルを抜けると日も照ってきて、周囲に見える田畑に雪はなく、先ほどまでの雪景色が嘘のように思えるが、今日の山行きに満足しながら京都へ向かう。








主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈む所を知っています。


詩篇 【 104:19 】
皆子山の山頂