ナカマタ(滝又ノ滝〜茶呑峠)//北山
2013.03.09


 
小さいながら、いつみても立派!
滝又ノ滝


2013.03.09 (土) 晴れ   哲、道

行き:JR京都駅バス停 7:50 − 愛宕道バス停
帰り:周山バス停 15:40 − JR京都駅バス停
コース:
愛宕道バス停〜(京北トレイル道)〜滝又ノ滝〜余野〜射撃場跡手前から斜面を登る〜△ナカマタ(東俣山)〜茶呑峠〜鳴の堂〜竜ヶ坂峠〜カモチ谷〜殿橋〜ウッディ京北〜周山バス停

注意:
◆余野からナカマタへは射撃用跡手前、果樹園との間の斜面から取付き、射撃場のロープに沿って登って行くと約30分で山頂に着く。







 今週は春めいてきて山々の雪はどんどん融けていく。「そろそろ北山へ」と、今日は滝又ノ滝からナカマタへの定番コースへ出かける。滝又ノ滝へは積雪時に出かけているが、今年は遅くなってしまった。

 10名程度の団体さんと共に「愛宕道」でバスを降りる。2人はいつものようにバス停小屋へ入り準備するが団体さんはバス停で準備して、愛宕道へ消えていく。ここからだと、愛宕山以外にタカノス、細野峠、朝日峰等バリエーション多く、どこへむかったのやら?。

 今日は暖かいという予報なので、上着を脱いで滝又ノ滝へと歩き始める。バイパスのトンネル工事も終わり、後は取付きの道路の整備が残っているようだが、来年にはこの付近も大きく様変わりしているだろう。100m下がった所で国道から左の地道へ進入する。すぐに地道は谷沿いの林道に変わる【京北2】。

滝へはバス停を100m下って左折 【京北2】から谷沿いの林道を進む

 林道を歩き始めると「チョット寒い!」と、二人は薄いシールドを取り出し着ることになる。「え!もうここなの!」と道子、雪がないので国道から10分も経たないうちに轟谷への橋を渡ることになる。

 積雪時は倒木が多い谷沿いの道に、今日は倒木もなく難なく進める。先を歩く道子はスイスイと歩いていき、デジカメに忙しい哲郎は遅れることになる。

「え!もうここなの!」と橋を渡る 今日は倒木もなく難なく進める

 金属の橋を2度渡ると谷間が少し広がり明るくなる。ここにはモミジや桜が植えてあり、景勝地にしたいようだ。木の橋を渡り進んでいくと、右岸に新しい林道を見る。「いつの間に!滝まで通じているのやろか?」と心配する。林道下を歩いていくと、林道は途中で左手の谷へ逃げていき一安心する。

谷間が少し広がり明るくなる 右岸に新しい林道を見る

 谷間が狭くなり暗い植林地の右岸を歩いていくと、左手に大岩をみる。この付近は谷の中も岩畳、周りは岩、岩、岩、こうゆうところには必ず滝がある。目の前で大岩に突き当たり谷沿いに回り込むと滝又ノ滝に着く。まだ10時前なので30分で来たことになる。

周りは岩、岩、岩 滝に着き小休止。

 小休止後、少し戻って【京北4】から崖を登り滝上へ進む。でもトレイル道となってからロープや階段、転落防止ネットが整備され難なく滝上へ登ることができる。少し登ったので「暑くなった!」と滝上でシャツ1枚になる。谷に沿って植林地を進むと、すぐに橋を渡り林道終点【京北5】に着く。

昔は苦労した崖も難なく登れる すぐに林道終点に着く

 林道終点から余野まで30分、植林地の中の林道を歩いていく。林道は幾重にも分岐しているが、分岐にはトレイルの標識があるので迷うことはない。

 少し開けたところに出ると青空が広がり、今日は天気がいいようだ。【京北6】の分岐で右にとり余野へ下って行く。新しい林道もできているが、ここまで来ると本道はコンクリート舗装されている。植林地を抜けると余野の集落と田畑を見ながら下って行く。

少し開けたところに出ると青空が広がり 余野の集落と田畑を見ながら下って行く

 林道ゲートを過ぎると川に沿った道とクロスする。まだ11時前、「いつもの余野公民館での昼食はチョット早い!」と先へ進むことにする。分岐を左にとり川沿いに進みナカマタの取付きへ向かう。土手にはオオイヌノフグリが春を告げ、川の中では魚たちが動いているのを見て春を感じる二人。

 「こんなところにはフキノトウがあるはずや!」と、足元を見て歩く哲郎だが見つからない。そのうち先を歩く道子が「あった、あった!」とフキノトウを見つける。小さな蕾だが少し頂いて「味噌汁にしよう!」ということになる。

分岐を左にとり川沿いに進み フキノトウを見つける

 車道に出合、左にとり射撃場跡へ向かう。伏見坂の分岐を右に見て、送電線の下をくぐると、ログハウス風の家が数件見えてくる。「なんで、こんなところに?」と思うような建物を右に見ながら進んでいくと右手に果樹園が見えてきて前方小高い所に射撃場跡が見えてくる。

 射撃場跡の斜面の手前に溝があり、果樹園との間を登って行く。ススキの中、斜面を登って行くと薄い踏み跡を見る。「皆さんここを登っているようだ!」と哲郎。ススキがなくなったところで昼食とする。暖かい日射しを受け、切り株に腰掛け果樹園を見ながらオニギリを食べる。話は「あの果樹はなんだろう?」と言うことになるが、気候からして「リンゴだろう」と言うことになるが、どうだろうか?。

射撃場と果樹園の間が取付き 果樹園を見ながら昼食

 昼食も終わり二人は斜面を登り始める。左手にロープを見ながら登って行くと右からの尾根に出合う。この尾根を登って行くのだが、登りが続き「しんどい!」ということになる。雑木の尾根、ここにも左手にロープが続き、これは山頂まで続く。

 このロープは昔、射撃場への進入禁止のために張られたものだが、木に打ち込んだロープが食い込んでいて痛々しい。登って行くと「反射板が見える!」と道子、チョット天童山方面が見えただけで、展望のない尾根である。

ロープが食い込んでいて痛々しい 雑木の尾根を登る

 丁度12時に△ナカマタ(東俣山)に着き小休止する。取付きからおよそ30分で登ったことになる。山頂からは見るべきものはなくすぐに北の尾根を下って行く。こちらの尾根にはシキミやアセビの常緑樹が増え、尾根の色が変わる。200mも進むと尾根は東へ折れ、植林地の中、南からの尾根に出合う。この尾根に乗り茶呑峠へと下って行く。

 哲郎が「すぐだ!」というが、なかなか峠に着かない。そのうち下ってきてやっと茶呑峠に着く、山頂から25分である。地形図を見ると果樹園からの登りより、山頂から峠までの方が長かったようだ。

ナカマタ山頂 やっと茶呑峠に着く

 12時30分、急げば周山14時10分発のバスに間に合うが、「久しぶりだ」と、鳴の堂へのユリ道を楽しみユックリ下ることにする。快適な横道なのだが昨年のゲリラ豪雨の影響だろう少し崩れた所がある。鳴の堂を過ぎるとすぐに竜ヶ坂峠【京北17】に着き、左へとりカモチ谷へ下る。

茶呑峠から山国へのユリ道 竜ヶ坂峠【京北17】に着き、左へ

 この道にはクリンソウが車の邪魔になるほど咲いていたが、いまではその株はほとんど見られない。20分でカモチ谷の林道に出合う。カモチ谷ではあちこちで伐採作業中、重機の音が響き路面はトラックの往来で泥んこ状態。

 ぬかるみを避けながら下って行き、最後の堰堤で靴やストックを洗う。殿橋を渡りバス停の時刻表を覗いてみる。「13:49があるやん!」と、これに乗ると14時のバスで帰れたようだ。テクテクとR477号を歩いていき、ウッディー京北に立ち寄る。

竜ヶ坂峠からカモチ谷へ下る 殿橋を渡る

 バスまで1時間以上あるので、ウッディー京北でゆっくりと休憩する。ここからでもバスに乗ることができるが、周山バス停へ向かい、途中でバスの中で食べる甘味をとケーキ屋さんに立ち寄る。前回失敗した○○は止め、今日はクリ饅頭とする。定刻に出発したバス、何故か疲れた哲郎も今日は眠りについてしまう。








主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈む所を知っています。


詩篇 【 104:19 】
小さな流の横で咲くネコヤナギ