大見尾根(花背峠〜寂光院道〜大原)//北山 2013.01.04 |
この冬、寒気が強く寒かったが 北山の雪は少ないようだ |
2013.01.04 (金) 雪 哲、道
コース: 花背峠〜杉峠〜チロル小屋〜和佐谷峠〜百井青少年村〜R477号線〜寂光院道分岐〜天ヶ岳分岐〜シャクナゲ尾根分岐〜翠黛山/焼杉山分岐〜寂光院〜大原バス停
注意:
花背峠からの大見尾根、冬季積雪時は50〜100cm積もります。積雪に応じてアイゼン、ワカン、スノーシュー等が必要となります。 お正月は家でゆっくり過ごし、4日に初登山とする。登山と言っても、年初は北山の積雪状況をみに大見尾根に出かけているので、今年も出かけることになる。北大路駅前バス停から8:02発(始発は出町柳)広河原行きに乗るが登山者も少なく・・・、当然のことなのだが。 住宅地を抜けるころから雪が降りだし、車道は白く染まっているので、バスは貴船口でチェーン装着のため停止する。鞍馬で一人の登山者が降りるが、この雪で遠出をあきらめたようだ。鞍馬温泉を過ぎると雪は深くなり、舗装道をたたくチェーンの音は静かになる。 途中で除雪車に出合うが、朝早くからご苦労さんです。「百井の別れ」を過ぎた急斜面で、前方に赤い車が立ち往生している。その車は向きを変えバスのほうへ下ってくる。よく見ると車輪は動いていない、滑っているのだ。このままではバスと衝突するというちょっと手前で横向きにハンドルを切り止まる。 車から降りてきた運転手は「スタッドレスが効かない」と言っているが、このままではバスは動けないので皆さん「困った!」と言うことになる。しばらくして彼はチェーンを取り出しバスの作業員とともに装着し、やっと離合スペースを作るが、「チェーンがあるならもっと早くチェーンしろ!」と哲郎。
皆さん「やれやれ!」と出発する。花背峠で降りるが北向きの温度計は−6℃を示している。「アイゼンは大見尾根入口でつけよう!」と歩いていると、ドタッ!と道子がこける。除雪した部分が凍っていて滑ったようだ。腰を強く打ち「きっと青じんでいる!」という道子だが、何とか歩けそうなので、このまま登山を続行することにする。 大見尾根入口付近は積雪20cm、「予想通り、少ないな〜!」と言いつつ小雪が舞う林道を歩き始める。植林地を抜けると積雪は30cm、すべて新雪なのでストックが舗装道に当たりコツコツと音がする。
右手に花背の鉄塔を見て杉峠に着く。お地蔵さんも少し雪を被っただけなので雪を落としてパチリ。峠を過ぎると尾根は細くなり、左前方から北風を受けるようになるが、今日は風がさほど強くなく助かる。雑木の尾根に変わると積雪は30〜40cmと増えてくるが、例年の半分程度の積雪で、新雪だけなのでスイスイと歩くことができる。
バスが30分程度遅れたが、速く歩けたのでいつもより早く和佐谷峠に着く。花背へ下るハイキングコースの派手な標識を10m過ぎたところから、右手の植林地を下って百井キャンプ場へ向かう。 道は雪ではっきりしないが、谷筋の道のようなところを下って行けばよく、危ないところはない。でも先を行く道子はゆっくりで、「もっと速く歩けないか?」と哲郎、どうやら根雪のない新雪だけの雪は、足元の障害物が足に当たるようだ。結局ゆっくり下ることになり、谷を渡って林道終点へ降り立つ。
林道終点から谷沿いへも進めるが、雪が少ないので林道を歩きキャンプ場へ進む。途中分岐で橋を渡りキャンプ場の広場へ向かう。「あ〜やっぱり少ない!」と広場を通り抜けカマド場へ下りる。 まだ11時前、「今日は早く着いた!」とここで昼食とする。「熱いお茶忘れた!」と、降り続く雪を見ながら、冷たいオニギリを冷たいお茶で頂く。
昼食休憩15分と冬では長居をし指先が痛くなってきたので、出発することにする。市の職員だろうかキャンプ場内の道路をせっせと除雪している横を通りR477号線へ出る。 右にとり除雪された道をアイゼンを付けたまま百井峠へと登って行く。良く除雪された道、コツコツと音を立てながら登って行くが、出合う車はいない。
標高700m付近、もう少し登ると百井峠と言うところで、寂光院道の分岐に着き左の山道をとる。分岐の標識は雪が少ないのではっきりとわかる。寂光院道は天ヶ岳へとゆっくり登って行く横道で、今日は積雪も少なく歩きよい。
植林から雑木に変わると雪が増えてくるが、それでも積雪30cm、ここも例年より少ない。だらだらと登って行くと天ヶ岳分岐に出合う。天ヶ岳への道や寂光院道に踏み跡がないので今日は誰も歩いていないようだ。
分岐から天ヶ岳へは向かわず、このまま寂光院道を進むことにする。天ヶ岳分岐を過ぎても積雪は続く、植林地を過ぎると、しばらく続く岩肌の道を注意しながら下り、細い尾根を下って行く。シャクナゲ尾根分岐を過ぎても積雪があるので、アイゼンをしたまま歩くことにする。
この寂光院道は雑木の尾根の横道が続き心地よいのだが、いつまでも続くので、途中から二人の会話は「後どれくらい?」と言うことになる。植林地に出合いネット横を歩くようになると翠黛山分岐が近いということになり、二人とも「ホッ!」とする。
翠黛山/焼杉山分岐から寂光院へ下って行く。積雪が中途半端でもともとゴロゴロ石道、歩きにくい道を下り林道に降り立つ。林道にも積雪がありアイゼンを付けたまま歩き寂光院へ向かう。 ケモノ避けフェンスを抜け寂光院に着くと、たくさんの観光客を見る。タクシーも多く、「きっと大河ドラマの影響だろう!」と哲郎。寂光院のトイレ前で後始末をしていると、近所のおばさんが「一日でこれだけ降ったのよ!」と言いつつせっせと雪かきをしている。「
二人は白い大原の景色を見ながら、大原バス停へ向かう。
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