大文字山(後山階陵~安祥寺川道~火床)//京都東山
2014.12.30


 
大文字の火床中心部から京都市内を望む


2014.12.30 (火) 曇り 哲

コース:
JR山科駅11:45~毘沙門堂~安祥川分岐を右~後山階陵~林道終点~迂回路~安祥寺山尾根出合~京都トレイル【東山44-2】出合~△大文字山~大文字焼火床~鹿ケ谷~14:30真如堂バス停








 クリスマスイブに風邪をひいてしまった哲郎である。山行きは中止となっていたが「今日は歩けそうだ!」と大文字山へ出かけてみる。道子は忙しいと、哲郎一人で治ったのだろう体調と新しい靴の様子を確認しに出かけることになる。

 JR山科駅でオニギリを買いスターバックス横のトンネルを抜け駅の北側の住宅地に出る。いつものように洛東高校横の川沿いの道を進み毘沙門堂へ向かう。目の前にモミジバフウの大木が見えてくる。昨年より落葉が進んでいるが、まだまだ紅葉を楽しむことができる。

山科駅のトンネルを抜ける モミジバフウ

 疏水を越えるとすぐに毘沙門堂の門前に着く。門前の左に続く川沿いの道を進むと、標識のある分岐に着く。左をとれば安祥寺林道から大文字へ向かうことができるが、今日は右をとり安祥寺川沿いの道を歩いてみる。このコースは2013年の台風で一時通行不可となっていて、しばらく歩いていないので、今日はその後のコースの状況を確認することにする。

毘沙門堂の門前に着く 安祥寺川コースの分岐

 京都市山の家前を過ぎ、後山階陵を過ぎると山道に変わるので、日の当たるところで小休止してスパッツを付ける。その間に2人のハイカーが横を通り過ぎて行くが、速い歩きなので病み上がりの哲郎では追いつけない。

 谷は大水で洗われて白い石がゴロゴロと目立つ。暴れた谷は石組みで補修され、林道も整備されているので難なく歩くことができ、「どこが通れなかったのやろ?」と思ってしまう。

白い石がゴロゴロと目立つ 暴れた谷は石組みで補修され

 林道終点を過ぎ山道に変わると、前方の谷に多くの倒木を見る。その手前で右手の斜面を登って行く迂回路ができているので、これをとる。谷道は倒木で埋まりとても歩けそうにない。迂回路は倒木を縫うように続いているので難なく歩くことができる。

右手の斜面を登って行く迂回路が 谷道は倒木で埋まり

 迂回路が終わり谷沿いの山道に変わるが、この道は昔のままで被害を受けた様子は見られない。谷分岐まで来て左の本ルートを進んで行くと、すぐに安祥寺山からの尾根道に出合う。結局安祥寺川沿いのコースは、倒木地点だけが通れなかったようだ。

谷分岐にある標識 安祥寺山からの尾根道に出合う

 尾根道を右にとり大文字山へ向かう。ここからは雑木の尾根が続き心地よく歩くことができる。少し歩いた鞍部でトレイル【東山44-2】に出合うと、前後にハイカーを見るようになる。

 鞍部から少し登ると新しい林道がトレイル道を横切っているのを見る。新しい林道ができることには余り関心はないが、雑木が刈り取られ植林が進むのだろうと思うと淋しいきがする。

新しい林道がトレイル道を横切って 雑木の尾根が続き心地よく歩く

 トレイル【東山45】から一登りすると△大文字山に着く。山頂はもう13時を過ぎたところだが昼食を楽しんでいるグループで賑わっている。生憎の天気で京都市内はスッキリしないが、一望した後で大文字焼の火床へ向かう。

 15分歩いて火床に着く。ここでオニギリを食べようとしていた哲郎だが、風が強く寒いので昼食は諦めることにする。銀閣寺へ下り「おめん」で「うどん+ビール」でもと考えたが、道子もいないし今日は久し振りだと火床から鹿ケ谷へ下ることにする。

△大文字山に着く 15分歩いて火床に着く

 急斜面の火床が終わると穏やかな森に出る。ナラ枯れ対策か、切り取られた丸太がたくさん足元に転がっている。森を抜けるとロープ場のある谷沿いを下ることになるが、それもすぐに終わり枯谷の横を下って行く。森から10数分下ると民家の屋根が見えてきて、すぐに車道に出る。

森の木が切られ足元に転がる 民家の屋根が見えてきて車道に出る

 哲郎は「どこでストックを洗おうか?」と、横の谷を覗くが流れが無いので、川を探しながら下って行く。哲学の道まで来て疏水に出合うが降りるところがなく諦めることになる。道なりに下って行くと公園に出合い「ヤレヤレ!」と、そこで用具を洗い着替える。

 「ついでにオニギリを」と思っていたら雨がぱらぱら・・。急いで公園を後にするとすぐにバス通りに出合い「真如堂」バス停に着く。すぐにやって来たバスに乗り、バスの中でオニギリを食べながら帰路に着く哲郎である。


 【四方山話】

 ・「真如堂」バス停前にある「とろとろ」というお店、何故かここに小てつさんが若き頃愛用していたギターがぶら下がっている。先日道子と二人でギターを見にランチに出かけたが、二人はすぐに「これが小てつさんのや!」と分かってしまう。何故ここにあるのか小てつさんも知らなかったようだ。近くにお出かけの節はご覧ください(「とろとろ」の味は保証できませんが)。   [哲郎]








主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈む所を知っています。


詩篇 【 104:19 】
「とろとろ」に小てつのギターが!