堂満岳(奥ノ深谷~南比良峠~堂満東稜道)//比良
2014.11.05


 
今年もまずまずと奥ノ深谷の紅葉を楽しむ


2014.11.05 (水)  曇り   哲、道

行き:JR京都駅7:55 = JR堅田駅8:50 - 坊村
帰り:JR比良駅16:21 = JR京都駅


コース:
坊村バス停~明王谷林道~牛コバ~奥ノ深谷道~奥ノ深谷渡渉~大橋~奥ノ深谷右俣~南比良峠~▲堂満岳~堂満東稜道~別荘地~湖西道路下~JR比良駅

注意:
◆大橋から奥ノ深谷右俣を詰めて南比良峠へ行く道はハッキリしません。でもここには南比良財産区の看板や「矢印⇒」がありますので、それにしたがって歩いて下さい。









 週末は用事や天候不順で出かけられなかった紅葉見物、今日は平日だが出かけ紅葉を楽しむことにする。もう尾根筋の紅葉は終わっているので奥ノ深谷へ向かい、帰りに堂満東稜道の紅葉を楽しむことにするが、はたして楽しめるだろうか?。

 平日は京都バスが運休なので、JR堅田駅から坊村へ向かう。何やら渋滞していて、いつもより遅く坊村に付きトイレ前で準備する。「さあ、出発!」と言う時にパトカーがやってきて「クマがでたので、熊対策ができていない人は登山を控えるように」とスピーカーから流れてくるが、はたして登山を止める人がいるのやら?。

 2人ともクマ鈴をつけ明王谷沿いに進み牛コバへ向かう。いつも紅葉度合をチェックする木の紅葉を見て「奥ノ深谷の紅葉は、まずまずだろう!」と哲郎。今日は暖かいので道が登り始めると服を調節してシャツ1枚になる。

「紅葉は、まずまずだろう!」と 道が整備され三の滝水広場とある

 三の滝を過ぎると、昨年の台風で崩れた岩や倒木がかたずけられ、水場には小広場ができていて「三の滝水広場」とある。下から登って来た時は、この付近で小休止するので、丁度良いかも知れない。

 まだまだ標高が低く林道の紅葉は進んでいないが、周囲の山々の紅葉を楽しみながら歩いて、牛コバに付き小休止する。坊村から45分、今日はユックリ歩いてきたようだ。

林道の紅葉は進んでいないが 牛コバに付き小休止する

 ここから分岐を左にとり奥ノ深谷道へ摺鉢山の支尾根を登って行く。斜面の登りが続きいつも「この坂いやや」と言っているが、黄葉の時は楽しみなところである。登るにつれ紅葉が深くなってきて、「綺麗!」と言うことになる。

 標高700mを過ぎると、ジグザグの登りも終わり、奥ノ深谷沿いの斜面の横道に変わる。この春新緑や花を楽しんだ道も、紅葉が進み心地よく歩くことができる。道の状態も大きく崩れたとこもなく一安心、ロープ場だけはユックリ歩く。最後の谷筋の崖を渡ると、奥ノ深谷へと下って行く。

奥ノ深谷沿いの斜面の横道 奥ノ深谷へと下って行く

 渡渉地点へと下り始めると、谷の紅葉が目の前に広がってくる。渡渉地点にはロープの数も増え「どこを渡ったらいいのやら?」思ってしまうが、今日は水量も少し多いので、飛び石は止めいつものように20m上流の浅瀬を渡ることにする。

 ジャブジャブと否、一気に水の中を渡る。水量は20cm以上あるが濡れることもなく、「やれやれ」と言いつつ大橋へと歩き始める。シロモジのトンネルの中、綺麗な黄葉を楽しみ大橋に着く。

奥ノ深谷渡渉地点に着く シロモジのトンネルの中

 いつものように河原に降り昼食とする。目の前に大橋の橋はなく、その横の大木の黄葉を楽しみながらオニギリを食べる。その黄葉を見て「今日はちょうど良い!」と哲郎。

 昼食後は対岸へ渡るのだが、道子は目の前の浅瀬をジャブジャブ、哲郎は上流の飛び石を渡る。奥ノ深谷右俣に沿って歩き始め南比良峠へ向かう。目に前には紅葉が続き、それを楽しみながら谷を詰めて行く。

その黄葉を見て「ちょうど良い!」と 紅葉の中南比良峠へ向かう

 谷分岐は右にとらず真っすぐ東へ進んで行く。今日は表の扉が開いている水晶小屋、崩れるのも時間の問題のようだ。水晶小屋を過ぎたところで右に振り谷間を登って行く。いつも下を通る登山道横の大木は黄葉していなく、毎年黄葉度合がは変わり、これも楽しみの一つである。

扉が開いている水晶小屋 登山道横の大木は黄葉していなく

 再び右に振って細い谷筋を詰めて行くと南比良峠へ出るのだが、目の前の支尾根を登って行き雑木を楽しむことにする。葉は半分散っているが、それでも二人は雑木を楽しむ。

この谷を詰めず右へ振る それでも二人は雑木を楽しむ

 雑木林を横切って行くと、比良縦走路に出合う。もう深谷の紅葉は終わっているので、予定通り堂満東稜道を下ることにする。

 堂満岳へは金糞方面へ向かわず、南比良峠から強引に堂満南尾根を登る。すぐに雑木の急斜面に変わり歩きにくくなる。

南比良峠のお地蔵/後方は堂満岳 雑木を避けながら堂満岳南尾根を登る

 雑木を避けながら登って行き、標高1000付近になるとやっと歩きよくなる。「大きな石があるはずや!」と哲郎、「あった、あった!」とその石を過ぎると山頂は近い。石から3分で堂満岳西ピークに着く。南比良峠から20分である。

「あった、あった!」とその石を過ぎる 堂満岳西ピークに着く

 東へ下った小さな鞍部から一登りすると堂満岳山頂に立つ。今日は平日なので他の登山者はいない。堂満岳と言えばokaokaclubのJOEさん、でも最近堂満へ行ったという報告が少ないので「山の志向が変わったのやろか?」と。

 今日は余りスッキリしない琵琶湖を眺めて、すぐに堂満東稜道を下り始める。標高差100m近く急斜面が続き、ユックリ降りることになる。山頂付近では紅葉は終わっていて残念なのだが、急斜面なので道子は周囲を見ることもなく降りて行く。

堂満岳山頂から琵琶湖を眺めて 堂満東稜道の急斜面を下り始める

 山頂から標高差100mも下ると緩やかになり「紅葉見物や!」と思うが、今年はもう遅すぎたようだ。標高800mを着るとやっと美しい紅葉を見てこれを楽しむ。

標高差100mも下ると緩やかになり 美しい紅葉を見てこれを楽しむ

 標高720m付近で尾根から右の植林地の中へと下り始める。すぐに谷に出合い谷の中を数10m下り斜面の横道に乗る。もう15時、まだ標高は500m、今日は前回来た時よりも遅れているようだ。

 道は歩きよいが下ってくれない。時々溝状の道に変わるが難なく歩け、この状態がノタノホリまで続く。10分で標識のあるノタノホリ分岐に着く。

谷の中を数10m下り 斜面の横道に乗る

 右に下ると深谷道へ向かうので、標識に従い左にとるとすぐにノタノホリが見えてくる。池を通りすぎると下り始め、谷に出合ったところで右の支尾根へ移る。

 ここから道は広くなるが、ゴロゴロ石が多く倒木も横たわっていて歩きにくくなる。池から25分標高差250m下って別荘地に着く。15時45分、「遅れた!」と、飲水休憩がすぐにJR比良駅へ向かう。

ノタノホリ 池から25分下って別荘地に着く

 だらだらと歩いたのか別荘地からJR比良駅まで30分かかる。幸いにもすぐやって来た電車に乗れ、前回より到着が30分遅れで済んだようだ。「この遅れは何でだろう?」と電車で考える哲郎、結論は「分かりません!」と言うことになる。








地が芽を出し、
園が蒔かれた種を芽生えさせるように、


【イザヤ 61-11】
今日は奥ノ深谷の
紅葉を楽しみました