青谷峠道(岩屋山~岩谷峠~半国高山)//北山
2014.03.08


 
真弓から青谷峠への古道
植林地では谷沿いで崩れていて倒木多し


2014.03.08 (土) 曇り   哲、道

行き:北大路駅前バス停8:40 - 岩屋橋 (もくもく号)
帰り:小野郷バス停 14:23 - JR京都駅 (JRバス)


コース:
岩屋橋バス停~志明院~薬師峠~△岩屋山~680mピークから南尾根を下る~ウツ谷~縁坂峠道出合~青谷分岐~標高470m谷分岐を右~標高510m谷分岐を左~青谷峠~P667~岩谷峠~△半国高山~標高570m林道終点出合~標高400m岩谷林道出合~岩戸落葉神社~小野郷バス停


注意:
◆真弓から青谷峠への古道は植林地の中、谷沿いでほとんど崩れています。倒木多く歩きにくいので初心者危険コースです。
◆半国高山を南へ下った標高570m付近から接する林道は岩谷林道の支線です。岩谷林道の標高400m付近の作業小屋上50mに下ることができますが、途中で少し崩れたところがあるので利用時は注意してください。









 今週は近郊の山へ出かけることにする。「岩屋山から半国高山にしよう」と出かける。北大路バス停から岩屋橋行きのもくもく号に乗る。登山者4人+アーチェリー娘1人+(ボランティア?)学生4人で丁度満席で出発する。

 岩屋橋で降り志明院への道を歩き始める。日の当たるところで準備している男性の横で「ワンワン」なく犬、かおりさんで桟敷へむかうようだ。路面が凍っているので「チェーンする?」と道子、「するほどでもないだろう!」とそのまま進行する。今朝積もったのだろう、路面に積雪を見るようになり志明院に着く。「お腹すいた!」と道子、アンパンをかじっていると登山者2名+犬1匹が追い越していく。

もくもく号の岩屋橋バス停 志明院から登山道へ

 この犬は後ろを歩いているとワンワンなくので、途中で我々が先行することになる。谷分岐で右をとって薬師峠へ向かうが、先行していた男性の踏み跡は植林地への道を直進している。雑木の雪景色を楽しみながらの谷沿いを進んで行くとすぐに薬師峠に着く。 

谷分岐で右をとって薬師峠へ 薬師峠に着く

 峠に桟敷に向かったと思われる先客のトレースがなく「???」と思いながら峠から左にとり岩屋山へ向かう。谷分岐を左にとり支尾根に登り切ったところにも彼の踏み跡はなく「一体どこへ向かったのやろ」と心配する。

 岩屋山への登りが始まったところで、目の前にその男性が現れる。道が間違っていることを告げ通り過ぎるが、「雪道で山頂まで大丈夫かいな!」と道子、「もう分岐がないので、大丈夫やろ」と哲郎。一登りして△岩屋山の三角点に着く。

尾根を登って岩屋山へ向かう △岩屋山の三角点に着く

 三角点はピークから北西に少し下った所にある。南へ登って行くと広いピークに出てここから西の尾根を進んで行く。雪を被った低木の雑木が続き、毎年のようにその雑木を潜りながら進んで行く。少し下って一登りして標高680mのピークに出る。

雑木を潜りながら進んで行く 一登りして標高680mのピークに

 縁坂峠へはこのピークから北の尾根を進んで行くのだが、うっかりの二人は分岐を間違ってしまう。下り始めると道子の後ろを歩いている哲郎は前方に半国高山方面の山々が見えてきて「あれ~!」。南へ歩いていることに気が付いた哲郎は地形図を取り出し確認する。この尾根を下ったところが青谷の分岐に近いので「今日は青谷峠への古道を探索しよう!」と、引き返さずにこのまま下ることにする。

 少し左に振ってしまい、最後は急な雑木の斜面を下り予定より早くウツ谷へ降りてしまう。目の前に作業小屋が見え、細い林道を見る。「チョットずれてしまった!」といいつつ林道を下って行くとすぐに真弓から大森に抜ける道に出合う。ここには縁坂峠への標識がある。この分岐を左にとり青谷口へ向かう。

半国高山方面の山々を見て「あれ~!」 作業小屋が見えて、細い林道を見る
大森に抜ける道に縁坂峠への標識が 分岐を左にとり青谷口へ

 1~2分も南へ歩くと右へ進入する林道の入口を見る。「青谷口はここだろう」と思う哲郎はチョット下って行き周囲を観察する。そこには真弓の貯水施設はあるものの、青谷への進入口がないので「あの林道から進入しよう!」と言うことになる。11時30分、チーンの張ってある入口から林道に進入すると、林道はすぐに二分する。ここは左の谷沿いの道をとる。

青谷林道入り口にある看板 チェーンを跨いで林道に進入

 谷沿いの林道はすぐに崩れていて歩きにくくなる。さらに倒木が多く右岸や左岸の歩きやすい所を探しながら進入していくことになる。「最初からこれだから、大丈夫かいな!」と思ってしまう哲郎。標高420mを過ぎたところで谷分岐に出合う。林道口から10分である。ここは地形図を見て右俣をとる。

倒木が多く歩きやすい所を探しながら 標高420mを過ぎたところで谷分岐に出合

 右俣前方の谷沿いには倒木が連なり「歩けるのかいな~」と思ってしまう。倒木を避けながら進んで行くと、標高460m付近で再び谷分岐に出合う。ここでも地形図を見て左俣を選択する。植林地の上方が少し明るくなっているので峠も近くなってきたようだ。

谷沿いには倒木が連なり 標高460m付近の谷分岐で左

 植林地に古道の痕跡を見るがハッキリしない。標高500mまで来ると植林地を抜け明るくなる。谷筋を詰めて行くと雑木の斜面にシッカリした古道が現れてくる。倒木を避けながら登って行くと、すぐに青谷峠に着く。12時20分である。

植林地を抜け明るくなる 倒木を避けながら古道を登って行く
やっと青谷峠に着く 青谷峠のお地蔵さん

 「あ~やれやれ!」と峠で小休止する。青谷峠の古道は、峠付近には立派な道が残っているが、植林地の中はほとんど崩れていることが分かった。残念なことである。

 古道探索も終わり、帰りのバスを小野郷14時30分とし、出合った尾根を左にとり岩谷峠へ向かう。ユックリと登って行く尾根の雪道を楽しみながら歩いて行く。急斜面を登るとP667に立ち、振り返って城丹国境尾根を望む。

尾根の雪道を楽しみながら 振り返って城丹国境尾根を望む

 ピークを下り岩谷峠に着く。ちょうど13時だ。このまま岩谷林道への道を下っても良いが、「バスに間に合うだろう」と半国高山へ登って前回通った林道支線から岩谷林道へ下ることにする。

 足元に積雪を見るが新雪なので難なく登ることができる。それでも20分かかり△半国高山に着く。山頂から南へ10分下り標高570mで右手に林道支線を見る。ここから走るように林道を下って行く。

岩谷峠に着く △半国高山

 林道支線を15分下り、岩谷林道に出合う。結局岩谷峠から半国高山を経由すると45分かかるようだ(岩谷峠から直接下れば、作業小屋まで35分)。

 ここにある作業小屋で昼食の予定だったが、「バス停でユックリ後始末をしたい」と道子、結局二人は昼食なしでバス停へ向かうことになる。

標高570mで林道支線に出合い 標高400mで岩谷林道に出合う

 岩戸秋葉神社で後始末をし、交番にあるトイレを借りバスを待っていると、「えっ!」と哲郎、5分前にバスがやってくる。JRバスの時刻変更を忘れていて「危ないところやった!」と哲郎。二人はバスのなかで遅い昼食をとることになる。








その道は楽しい道であり
その通り道はみな平安である。


箴言 【 3:17 】
青谷峠の標識