ポンポン山(出灰BS南東尾根~バナ谷東尾根)//西山
2014.02.01


 
P600からは緩やかな雑木の尾根が続く
出灰BS南東尾根


2014.02.01 (土) 晴れ   哲、道

行き:JR高槻駅北バス停 7 : 51 - 出灰バス停(高槻市営バス)
帰り:出灰バス停 13:02 - JR京都駅バス停
コース:
出灰バス停~出灰集会所~出灰BS南東尾根~(P600)~出灰不動尊から不動谷西尾根出合~東海自然歩道出合~△ポンポン山~東海自然歩道を下り出灰BS南東尾根分岐で右~不動谷西尾根分岐を右~バナ谷東尾根分岐で尾根を乗り換える~最後は古道が崩れ消失~バナ谷~出灰川出合~出灰バス停

注意:
◆紀行文にある「出灰BS南東尾根」へはバス停をチョット下った地道を進み、出灰集会所から尾根の先端に取付きます。尾根には古道が続き迷うところも危険な所もなくポンポン山へ行けます。お勧めです。
◆紀行文にある「バナ谷東尾根や不動谷西尾根」にも古道がありポンポン山へ行くことができますが、取付き付近が崩れていて分かり難いので、こちらは初心者にはお勧めできません。







 2週続けて雪山でシューハイク、その影響か腰に違和感が残る哲郎、「今週は雪のない近郊の山にしよう!」とポンポン山に出かけることになる。

 出灰周辺にはまだ宿題が残っているので、出灰からポンポン山へ登ることにする。JR高槻駅北バスターミナルから二料行きのバスに乗る。朝早いのか、冬なのか、登山者は少ない。出灰バス停で降りバス停待合所で準備して、BS南東尾根の取付きへ向かう。

 道路の温度計は「-1℃」、出灰の朝は寒いようだ。バス停を50mも戻り橋を渡ったところで左手に入って行く地道を見るので、左へ折れて山裾を巻きながら進んで行く。

出灰バス停 バス停を50mも戻り左手の地道へ

 少し進むと、この道は再び出灰川を渡って集落と入って行くが、その手前で右にとり尾根の先端へと近づいていくと「大原野出灰集会所」に出る。「出灰BS南東尾根」へはここから取付くのが良い。集会所の横を通り尾根の先端へ進み尾根を登って行く。

橋の手前で右にとり尾根へ 集会所の横を通り尾根の先端へ

 右手には新しい緑色のネットのフェンスが続き、それに沿って登って行くとすぐに古道が現れてくる。斜面の横道を通り過ぎると溝状の道に変わり、その道を登って行く。

緑色のネットのフェンスが続き 溝状の道に変わり

 しばらく溝の中を歩くが、溝を抜け溝上の尾根を歩いても狭い尾根なので迷うことはない。二人は溝が歩きにくくなったところで尾根に上り、雑木の間を登ることにする。

 尾根には新しいマークがあり、最近たくさんの人がこのコースを楽しんでいるようだ。標高530m付近から溝は消えるが、再び現れてきても深い溝にはならない。

歩きにくくなったところで尾根に上り 再び現れてきても深い溝にはならない

 尾根が南へ向きを変えると標高600mの小ピークで西からの支尾根に出合う。下山時にはこの尾根分岐に注意を要するが、足元を見れば作業道の薄い跡があるので迷うことはないだろう。

 このピークで左(東)にとると、東海自然歩道までは標高600m前後の緩やかな雑木の尾根が続く。数分で「府民参加」のコンクリート杭を見るようになるが、この周辺に府民の森でもあるのだろうか?。道は次第にハッキリしてきて標高600mのピークから10分で左手から登ってくる道に出合う。

標高600mの小ピークで左へ 「府民参加」の杭を見る

 この左手からの道は、今日下山予定の道で出灰不動尊へ下って行く不動谷西尾根である。この分岐を過ぎると東海自然歩道は近い。穏やかな尾根を進んで行くとすぐに東海自然歩道に出合うと、早速と登山者を見る。

 まだまだ早い時間帯であるが山頂へ向かう人、もう下って行く人に出会い、さすがに人気のある大阪の山である。我々も彼らに混じって歩きよい東海自然歩道を山頂へと向かう。

穏やかな尾根を進んで行くと 東海自然歩道に出合うと登山者を見る

 20分歩いて△ポンポン山に着く。まだ10時を過ぎたところで、登山者は少ない。二人は風が当たらないところを探し、ベンチに座って早い昼食とする。北の愛宕山を望むと、今日は亀岡方面は雲海に包まれているようだ。京都市街地や大阪方面は視界が悪くスッキリとは見えない。今日はまだ探索が残っていると、早々に立つことにする。

△ポンポン山に着く 亀岡方面は雲海に包まれて

 登って来た東海自然歩道を戻って、出灰BS南東尾根へ進入する。250m余り進むと出灰不動尊への「不動谷西尾根」の分岐に出合うので右にとる。

自然歩道から出灰BS南東尾根へ 出灰不動尊への「不動谷西尾根」へ

 ハッキリした作業道だが少し進んだ谷筋の斜面の巻道で道は崩れてハッキリしなくなる。薄く残った踏み跡を辿って谷の源頭を巻いていくと支尾根に乗り道もハッキリしてくる。

 バナ谷への下降点を過ぎると尾根は細くなってくるが難なく歩ける。しばらく緩やかな疎林の尾根が続くが昨年の台風で折れた枝が道に散らばっているので、これを除きながら進んで行く。しばらく道なりに下って行くと、道は溝状に変わる。

谷筋の斜面の巻道で道はハッキリしない 緩やかな疎林の尾根が続く

 標高450m付近で「ここだ!」とバナ谷東尾根へ乗り換えるポイントに着く。ここにたくさんの新しいマークを見る。ここを左へ谷源頭の斜面を横切って行くと隣の尾根に乗る。こちらの尾根にも作業道の古道があり、それを下って行く。

バナ谷東尾根へ乗り換えるポイント 斜面を横切り隣の尾根に

 下るにつれ道はシッカリしてきて、すぐに尾根は西に向いてくる。作業道も尾根に沿って西へ下って行く。道に多くの倒木を見るが難なく下って行くことができる。古道は溝状に変わり、これを下って行くとバナ谷が見えてきたので、この古道の取付き部分を確認する。

道に多くの倒木を見るが難なく下 右下にバナ谷が見えてくる

 残念なことにバナ谷に出合ったところで道は消えている。出灰からの谷沿いの道も消えているので、同じように崩れたのだろう。さらにこの古道の取付き付近の斜面は、台風の影響か新しく大きく崩れている。

古道は谷上数mで消えている 古道の取付き付近は大きく崩れている

 二人は谷を下って行くが前回より歩きにくい。危なっかしい谷横を下って行く哲郎、道子に「植林地を下った方が安全や!」と言う。植林地を下る道子だが、全く足が進まない。バスの時刻が迫ってくるので、いつものように哲郎は大声で「あ~だ、こ~だ!」という。

 やっと降りてきた道子「急斜面で歩けなかった!」と。「あ~やれやれ!」と、二人は急いで谷を下って行く。出灰川に出合うと、13時のバスには間に合いそうなので、谷水でで用具を洗う。スパッツはドロンコで「一体、どこで汚れたのやろ!」と二人。

「あ~やれやれ!」と谷を下る 出灰川を渡る

 出灰川を渡り集落を抜け出灰バス停へ向かう。宿題を一つ片付けた二人だが、「このバナ谷の古道は、お勧めできないようだ!」と哲郎。バスまで時間があるので、再度川に降り用具を洗う。そのうち登山者も一人降りてきて、定刻にやってきたバスに乗り二人は高槻市街地へと向かう。








主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈む所を知っています。


詩篇 【 104:19 】
冬枯れのフジバカマ