ポンポン山(不動谷右俣を遡行)//京都西山 2014.08.02 |
今日は水が少なく残念だ 不動谷右俣の滝 |
2014.08.02 (土) 曇り時々雨 哲、道
コース: ◆出灰バス停~せせらぎの里・出灰不動尊~不動谷遡行~谷分岐で不動谷右俣へ~滝~標高490m谷分岐から支尾根~P605からの作業道出合~東海自然歩道出合~出灰バス停南東尾根分岐~標高600m小ピーク~出灰集会所~出灰バス停
注意:
◆不動谷に登山道はありません。谷分岐後の右俣・左俣には10数mの滝があり滝上へ斜面を登ることになります。小さな谷ですが小さな滝が続き、谷沿いの急斜面や谷の中を歩くことになり【初心者危険コース】です。初心者だけで出かけないようお願いします。 ◆【右俣・左俣】:谷分岐で下流から見て右の流れが右俣。【右岸・左岸】:上流から見て右側が右岸。 「天候がすぐれないので遠出を止め、ポンポン山へイワタバコでも見に行くか!」。台風12号の影響だろう、朝起きると雨、ネットの解析雨量で確認、「昼間は小雨が降るかも知れないが、大雨にはならないだろう!」と、予定通り出かけることにする。 JR高槻駅北バス停、7:51発二料行きのバスに乗る。雨の予報なので登山客は少ない。途中時雨れていたが出灰バス停で降りると雨も上がっていて「まずまずの天気や!」と。BSで準備しせせらぎの里へと歩き始める。 出灰川沿いには名残のアジサイが綺麗に咲いていて目を楽しませてくれる。せせらぎの里の出灰不動尊の入口に付き案内板を見ると、明日は一日修行体験会があるようだ。でも最近の少雨では、滝行は大丈夫かいなと思ってしまう。
赤いノボリが続いている道を出灰不動尊へ下って行く。橋を渡ると薄暗い道にはいつものように外灯がついているが、「この電気代はどうなっているのやろ?」と、つまらない事を案ずる哲郎である。 出灰不動尊の前に数株のイワタバコの花を見て、早速デジカメを向ける哲郎、奥に行けばたくさん咲いているのだろうが、綺麗に撮れるかどうか分からないので、ここで数枚撮っておく。
鳥居横から谷へ降りて行くと小さな滝があり、最初の修行場に突き当たる。周囲の岩肌にはたくさんのイワタバコが咲いているが、近づけないので遠くから見ることになる。 少し戻って谷沿いを進んで行く。不動尊入口に注意書きがあったが、この付近は神聖な所と言うことで静かに歩くことにする。道はなく、谷沿いの歩けそうなところに踏み跡があるので、これを辿って行けば難なく進むことができる。
所々でイワタバコの花を見るが、いずれも近づけないので「入口で撮っておいてよかった!」と哲郎。二条の数mの滝上に進むと谷は分岐する。 不動谷左俣は久しく歩いていないが、雨が降ると大きな滝を高巻くのは危険だろうと今日は右俣をとることにする
。右俣の左岸の斜面を歩いて行くのだが、すぐ崖に突き当たり谷の中を歩くことになる。すぐに10数mの滝に出合う。「あれ~」と言うほど水が少なく、白糸の滝のように細く流れている。「こんなに細いのは初めてや!」と少々ガッカリする哲郎である。そんなことには全く興味のない道子は急斜面を登って行き、滝上へ登って行く進路を探している。 進路と言っても道はなく、ケモノ道のような踏み跡を見る。数年前から斜面の土砂が流れて岩肌が見えてき、そこに谷間ができ滝上へは簡単に登れなくなっている。その谷間にロープを見るが、もはやそこも危険なので、斜面を10m登って行きケモノ道の跡を歩き、その谷間を渡って滝上へと進む。
滝上の斜面を注意しながら登って行き滝上の植林地に出る。残念ながら、ここは危険な斜面になってきているので【初心者危険コース】と言うことになる。「やれやれ」と飲水休憩後、植林地の中右岸に渡りしばらく谷沿いを進んで行く。 右岸にシダの群生を見て、その中を進んで行く。「咲いている!」と先を歩く道子、そこにたくさんのイケマの花を見る。シダを通り過ぎ、植林が終わる頃左岸へ渡る。
谷を渡ると植林地の中だが、谷横の斜面や谷の中、小さな滝も続き面白い。ただ今日は岩が濡れているので注意して歩くことになる。
今まで気が付かなかったが、雨が降っているようだ。細くなってきた谷に雑木が密集してきて分からなかったのだろう。V字の谷で大雨に出合い水量が増えてきて水が濁ると尾根に避難することになるが、今日の雨では大丈夫のようだ。 雨具を着るほどでもないのでそのまま進行することにする。でも周囲は暗くなりヘッドライトが必要なくらいになってくる。そんな中、最後の滝横の急斜面を注意しながら登って行く。登りきると前方が開け明るくなる。もう岩場はなく穏やかな谷が続くのだ。
もう標高490m付近にある谷分岐はすぐのようで、歩き始めると右手に先日尾根から下って来た道(谷付近は踏み跡)を見る。 すぐに谷分岐に付き小休止する。小雨が降り続いているので、この先の谷遡行は止め谷分岐中央の斜面を登って行くことにする。
急な疎林の尾根を50mも登ると緩やかになり、そのうち踏み跡も現れてきて、標高600mを過ぎるとP605方面からの作業道に出合う。この尾根道を右にとり疎林の尾根を10分も歩くと東海自然歩道に出合う。谷分岐から30分で来たことになる。
東海自然歩道は道幅が広いので、シッカリと雨を受けてしまう。雨が上がりそうもないので、今日は山頂を諦め出灰へ下り早いバスで帰ることにする。ここから近い下山道は出灰バス停南東尾根なので、右にとりその分岐へ向かう。 10分も歩けば出灰への分岐に出合う。この分岐には「府民参加」のコンクリート柱があるので分かる。
11時30分、バスまで90分あり、雨も降っているのでユックリと下ることにする。雑木の細い尾根は心地よく、しばらく水平に西へ歩いて行く。標高600mの小ピークから北向きの尾根をとると、だんだんと下り始める。 溝状の道が続くが、歩きにくいところは溝を抜け尾根の斜面を下ると良い。標高400mが近づいてくると植林が見えてきて北向きの細い尾根を下って行く。ネットが見えてきてネット沿いに下って行き、尾根も終わり突き当たったところで右下の出灰集会所の横へ降りて行く。
12時20分、やっと雨も上がったようで、バスまで時間もあるので、水路で用具を洗いながら着替えや後始末をする。アブが1匹飛んでいたが気にしなかった哲郎、次の日道子の背中は3箇所、大きく赤く腫れることになる。 道端のウバユリは蕾も膨らみ今にも咲きそうだ。二人は出灰バス停で昼食用に買っていたオニギリを食べながらゆっくりとバスを待つ。
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