天童山(大谷林道~反射板南尾根~周山)//北山 2014.05.17 |
竜ヶ坂の二石仏(何故か鳴る堂の二石仏と表記してある) 京都トレイル【京北 18】 |
2014.05.17 (土) 晴れ 哲、道
コース: 岩屋橋バス停~志明院~薬師峠~大森キャンプ場~(大谷林道)~3本の送電線を潜った先の林道分岐を左~谷分岐で右~標高620m鞍部~反射板南尾根~反射板ピーク~天童山~パラグライダーフライト基地~竜ヶ坂~カモチ谷~殿橋~周山
注意:
◆城丹国境尾根の反射板ピークの南尾根に道はありません。初心者危険コースとしますので初心者だけで進入しないようお願いします。 今日は天童山に出かけてみる。先週と同じく北大路駅前バス停からもくもく号に乗る。バスを待っていると、先日小塩山のカタクリ鑑賞で出会ったご夫婦がやってきて、「お久しぶり!」とあいさつをする。ガラガラ・・・とバス停前にある「AIDANA」のシャターが開きご夫婦が顔をだし、これまた久し振りだとごあいさつ。 定刻にやって来たもくもく号に乗り岩屋橋で降りる。皆さん桟敷へ向かわれるようだが、ほとんどの人が祖父谷林道へと消えていく。準備を終えた二人は志明院への道を歩き始める。 谷には昨年の大水に耐えたクリンソウが咲いているが、その数は少ない。前を歩いているご夫婦に追いつく。彼らは桟敷ヶ岳へ行きバスで帰ると言っている。地図も持たず、ユックリ歩いているので山頂までは無理のようである。哲郎が一通り説明するが「止めましょう!」とは言えないので、無理な場合は途中で引き返すようにいう。
志明院で小休止後、登山道を登って行く。植林地を抜ける頃谷沿いのクリンソウが出迎えてくれるが、その数は少ない。志明院から20分で薬師峠に着く。今日は大森へ下るので峠を真っすぐに下って行く。 前方に遠くの山々が見えてくると大森は近い。ゲートボール場、否今は「ワンワンパーク」という施設を通り過ぎ、飯森山への車道に出合う。
右にとり大谷林道へと進んで行く。大森キャンプ場にまだお客さんがいないようでヒッソリとしている。道は大谷に沿ってユックリと北へと登って行く。日が当たると暑く、今日は飲水休憩をとることになる。 谷沿いを歩いて行き、一登りすると林道は植林地の中へと入って行く。足元の春の野草もほとんど終わっていて、今はムラサキサギゴケが群がっている。
送電線を3つ潜ると前方に城丹国境尾根の反射板ピークが見えてきて、すぐに林道は分岐する。大谷峠へは真っすぐに進んで行くのだが、今日は哲郎が気になっていた谷を探索することにし分岐を左にとる。 反射板ピークの南尾根は、標高620m付近の鞍部から2分して下って行く。その2つの支尾根の間に緩やかな谷があるので、今日はその谷を詰めて反射板ピークへ行こうということである。
林道はすぐに山裾に突き当たり左へ折れていく。ここで林道が3分岐しているので地形図を見て考える哲郎。中央を登って行くと難なく前回登った東寄りの支尾根に登って行けそうだが、今日は谷を探索するので、左の本道を進んで行く。 途中右手に小さな谷を見るが、これは目的の谷ではない。谷も道も段々細くなり作業小屋を過ぎ、標高530mを過ぎると前方上空に送電線が見えてきて谷分岐に出合う。
「ここだろう!」と右の谷へ進入する。植林地の中、谷沿いには作業道がありゆっくりと登って行く。すぐの分岐は右にとる。予想通り緩やかな谷だ。 そのうち道が崩れたり倒木に出合ったりするが難なく歩くことができ、道が消えても前方に作業道を見つけそれを登って行く。
標高570m付近で小さな物置小屋を過ぎ、植林地の中標高580mで谷は2分する。踏み跡はハッキリしなくなるが右の本流を進む。チョット登れば左右の支尾根に乗り新緑の雑木を楽しむことができるが、今日はこのまま谷を進むことにする。 2番目の物置小屋を過ぎ数分たつと「終わりや!」と先を行く道子、谷前方が緑に変わり植林地が終わるようだ。周囲が雑木に変わり、道はハッキリしないが谷間を歩いて行く。
しだいに谷間はなくなり、左右の支尾根と一体となり緩やかに登って行くと標高620mで古道のある鞍部に着く。ここは前回東支尾根を登りたどり着いたところである。楽しみにしていた谷の遡行だが予想以上に植林が続き、谷間で雑木を楽しんだのは数分という結果になってしまう。「この次は支尾根にしよう!」と哲郎。 西へ下って行く古道は古い登山地図に記載されていて、これを探索しても良いが、今日は予定通り城丹国境尾根に登ることにする。丁度12時、この広まった鞍部の静かな森で昼食とする。
昼食後、鞍部から登り始め反射板ピークを目指す。ピークまで標高差180m程度あり急斜面が続くが、まだまだ新緑の雑木が美しくて助かる。昨年来た時にはなかったテープやリボンが良く目立ちウンザリの哲郎。 10mごとに赤いテープ、その間に黄色いテープや紐状のリボン。たくさんマークがあるのにさらに追加する人、きっと自分のテープが連なるのが楽しいのだろうが、「テープは木が枯れてしまうのでやめてほしい!」「マークを付けるのは、ここぞ!というところだけにしてほしい」と哲郎。
尾根は広くなったり狭くなったり、勾配もきつくなったり緩くなったり、でも難なく登って行ける。標高730mから西へ向き、細く緩やかな尾根に変わる。反射板ピーク直下では勾配がきつくなり、標高差50mほど登って城丹国境尾根の反射板ピークに出る。
「やれやれ!」と小休止し西の天童山へ向かう。新緑と所々に咲くヤマツツジを楽しみながら歩いて行く。少し下って一登りすると、新しい反射板ピークに着く。ここは周囲の樹木が伐採され見晴が良い。今日は天候が良く愛宕山系や西山までがクッキリと見える。 このピークでは北側の斜面に咲くヤマツツジ、他に比べ色が濃く今年も見事な色彩を見せてもらう。でもピークは日がよく当たり暑いので、道子は展望を楽しむこともなく天童山へと向かう。
右手に植林を見て雑木の綺麗な鞍部から一登りすると天童山に着く。山頂から西へ下って行くのだが、ヒノキの植林地の中踏み跡がハッキリしてきている。この付近で人に出会うことはないが、天童山までが京都トレイルの京北コースになってから、登る人が増えたのだろう。
下って行くとトレイル【京北D3-1】に出合う。今日もパラグライダー基地経由で下山することにする。植林地の中を迂回して西へ延びるパラグラーダー基地への尾根に乗る【D2-1】。ここから緩やかな雑木の尾根を心地よく下って行くと前方が開けパラグライダー基地に着く。 吹き流しも後方になびいて向かい風、丁度いいコンディションだがフライトする人は誰もいない。「周山15時40分のバスで帰ろう!」と、二人は今日も急いで下山を始める。
フライト基地への取付き道を下って行き、竜ヶ坂の二石仏を覗いてすぐにカモチ谷へ下る。14時30分カモチ谷に降り立ち「少しは時間があるだろう!」とワラビを摘みながら下ることになる。 15時05分、殿橋を渡り「もうゆっくりでいい!」と言いつつも、いつものように急ぎ足。今日のコースは見る花も少なく「なんでこのコースやったん?」と道子は不満そう。ウッディ京北で着替えて周山バス停へ向かう。
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