朝日峯//北山
(朝日峯北東尾根~峰山南尾根~西明寺)
2015.12.12


 
朝日峯北東尾根は雑木が続き心地よい


2015.12.12 (土)  晴れ    哲、道

行き:四条大宮バス停 8:02 - 小野下ノ町 (JRバス)
帰り:高雄バス停 14:54 - 四条烏丸バス停 (市バス)


コース:
小野下ノ町バス停~水谷林道~梅谷林道分岐を南~作業道分岐/朝日峯北東尾根先端~(朝日峯北東尾根)~△朝日峯~松尾峠からの林道~P556過ぎのカーブ地点から行衛谷中尾根への古道~林道出合~林道終点~P502~峰山直下の分岐~△峰山~(峰山南尾根)~標高160m付近分岐~右下の谷を渡る~西明寺裏~ネットや清滝川沿いの古道から西明寺山門前の参道~高雄バス停

注意:
◆朝日峯北東尾根に道はありません。尾根先端は急斜面で注意を要するが50mも登ると緩やかな雑木の尾根に変わり朝日峯まで快適に歩けます。
◆峰山南尾根はシッカリした歩きよい道が続きます。最後は標高160m付近で左右に分岐します。右に下れば西明寺、左に下れば高山寺手前のガレージ前に降り立ちます。西明寺コースは滝上や清滝川の崖上の細い道を歩き、また分かり難いので初心者は高山寺方面へ進んでください。







 来週は哲郎のバンドのライブがあるので、手を怪我しないように近郊の山を散策することになる。結局毎年年末に出かけている朝日峯とする。JRバス「今日は四条大宮から乗ってみよう!」とバス停へ向かうと、登山者で一杯。「座れないかも!」と列に並んでいると、「おはようございます!」と声がかかる。長岡山人さんで、登山者の多くは彼のグループである。今日は毘沙門谷へ向かい、その後忘年会という美味しい登山のようである。

 「JRバスもやっと対応してくれたか!」と今日はPitapaで乗車する。バスは登山者で埋まり、哲郎は立っての出発となる。毘沙門橋で長岡山人さんたちのグループを見送り、二人は小野下ノ町で降りる。

 今朝まで降っていたのだろう路面がぬれているので、屋根のある駐車場を借り準備する。「今日は暖かい!」と道子、結局上着を脱いでの出発となる。バス停を50m戻ったところから西へ向かう地道へ進入する。すぐの橋を渡り民家を過ぎると水谷川沿いの林道に変わる。

バス停を50m戻ったところから西へ 水谷川沿いの林道に変わる

 植林地の中緩やかな林道が続き、夏物のシャツを着て来た哲郎は「寒い!」と、温まるまで急ぎ足で歩くことになる。植林地の中見慣れた風景が続き「何も変わっていない!」と。この林道は年末には凍って橋の上はつるつる滑るのだが、10℃と暖かく今年は暖冬のようである。今日はウォーキングする住民やトラックにも出会わず、標高360mの梅谷林道分岐に着く。

 分岐を南にとり梅谷林道をとる。200m進むと南西へ延びる細い林道の分岐を見て、その南に朝日峯からの支尾根を見る。いつもはこの林道を進み途中から朝日峯北東尾根に取りついているが、今日は支尾根の先端から取付いて見ることにする。

標高360mの梅谷林道分岐に着く 南西へ延びる細い林道の分岐を見る

 目の前は何処も急斜面、登れそうなところを探しながら支尾根を登って行く。植林はすぐに終わり、緩やかになる頃雑木に変わる。標高差50mも登ると、もう雑木の中を快適に歩くことになる。

 「いい尾根や!」と雑木を楽しみながら登って行くと、いつの間にか尾根の中央に赤い境界マークを見るようになる。雑木はヤブ状にならないので歩きよい。

最初は急斜面を登って行く 雑木を楽しみながら登って行くと

 ピークをチョット下って見覚えのある標高485mの鞍部に着く。ここは前回北側の林道から登ってきたところである。鞍部の南側には下って行く道跡のようなものを見るので、この道から登ってこられそうだが、標高差100m急斜面を登ることになり楽ではなさそうだ。

 小休止も終わり朝日峯へと支尾根を登り始める。急斜面あり、穏やかな登りあり、その繰り返しであるが十分雑木を楽しむことができる。そのうち尾根の中央にある境界マーク付近の雑木が刈り取られ歩きやすくなる。

標高485mの鞍部に着く 雑木が刈り取られ歩きやすくなる

 足元にアセビの低木が増えてきて、緩やかな登りに変わると△朝日峯山頂に着く。10時50分、バス停から100分余りかかったようだが、ここで早い昼食とする。山頂の東側は雑木が刈り取られ風も当たらないので、目の前遠くに見える比叡山系を眺めながらオニギリを頂く。

△朝日峯山頂に着く 東方に見える比叡山系をみながら

 20分の昼食休憩も終わり、今日は峰山へ向かってみる。林道から山頂取付け道を下って行くが、今日はこの道が予想以上に長く感じる。15分下って松尾峠から峰山への林道へ降り立ち、左にとり峰山へ向かう。日が当たる林道、「12℃ある!」と道子。登山者や作業者に会うこともなく静かな林道、時々上空の飛行機の音だけが聞こえてくる。

 林道は所々で蛇行するが、行衛谷中尾根取付き付近の蛇行は400mもあるので古道で迂回することにする。林道がカーブする手前から南斜面を横切る古道に進入していくとすぐに行衛谷中尾根へのシッカリした古道に出合う。これをチョット登って再び林道へ出る。

松尾峠から峰山への林道へ降り立ち シッカリした行衛谷中尾根の古道に
出合いこれを登る

 林道を東に進むと、すぐに林道終点に着きその先に続く登山道に進入する。この道はシッカリしていて迷うこともなく、穏やかで歩きよい。「えっ!、まだ!」と言うほど登山道が続くので、予想以上に峰山までは遠いようであるが、歩きよいので苦にならない。

林道終点に着き登山道に進入する 穏やかで歩きよい登山道

 60分歩いて峰山直下の分岐に着く。ここにはたくさんの標識があるのだが、木にグルグル巻きのテープが目立つ。木が枯れるのでテープ登山は止めて欲しいものである。分岐を右にとると、すぐに山頂への分岐があり、ここにも標識がありそれに従い登って行く。

峰山分岐の新しい標識 反対側にある古い標識

 峰山山頂にはどこからやって来たのか数名の団体さんがいて、我々が小休止している間に下って行く。今日は峰山から南の尾根を西明寺へ下ってみる。下って行くと予想以上にシッカリした道が続き、高山寺へ下るよりは歩きよい。

 地形図によると標高480m付近で支尾根が分岐して注意を要する所だが、シッカリした道が分岐が分からないほど導いてくれる。標高400m地点でも東の支尾根に乗り移るのだが、ここでもシッカリした道が導いてくれ迷うことはない。

△峰山の山頂 シッカリした道が導いてくれ迷うことはない
峰山南尾根

 下るにつれ、支尾根の小さな分岐をたくさん見る複雑な地形だが、標識もあり道がシッカリしている本流をとればよい。山頂からポツポツと現れる標識には「→高山寺」とあり「→西明寺」ではと思っている哲郎だが、それは最後に分かることになる。

 標高300mに近づくと足元にシダが増えてきて境界マークも現れ、ミツバツツジか細い雑木が目立つようになる。一部道が崩れているが難なく歩くことができる。標高250mを切ったところで道は二分するが標識に従い直進する右手の道をとる。(左手の道は古い登山地図によるとガレージ前へ下って行く古道のようであるが未確認です)。

分岐の標識 標識に従い直進する右手の道をとる

 シダが続く道を下って行くとだんだん下り始め右下から谷の音が聞こえてくる。標高160m付近で突然廃墟跡のようなところに突き当たり、道は左右に分岐する。左にとれば福ヶ谷口の橋横の「ガレージ前」とやらに出るが、これが標識にある「→高台寺」のようである。今日は右にとり西明寺へ向かうことにする。

シダが続く道を下って行くと 廃墟跡に突き当たり道は左右に分岐する

 谷を見ながら下って行くと谷に降り立つが、その道は谷を登って行くことになる。西明寺へは下り始めた分岐からすぐのところにある谷へ急降下する道(踏み跡)をとる。谷まで降りると用水用のパイプと対岸に下って行く細い道を見る。

 「西明寺へは、ここだろう!」と注意しながら対岸へ渡る。細い道を進んで行くと左手の谷は大きく落ち込んできて崖上の細い道を歩くことになる。道が谷から離れたところで右手に「京都府 風致保安林」の標識をみてその先に西明寺を囲むように張られたネットを見る。

注意しながら対岸へ渡る。 「京都府 風致保安林」の標識をみて

 この先の道が分からないのでネットを潜って様子を伺う。建物へ近づくと、そこは西明寺の裏庭で一面苔で覆われている。苔を汚してしまうので「ここはイケマセン!」とネットまで引き返すことにする。

 「京都府 風致保安林」の標識まで戻ると支尾根を登って行く踏み跡を見る。ここからネットの外側に沿って雑木が刈り取られ歩けるようになっている。この道は地形図にある尾根道の古道のようで、これを進んで行くと最後はネットを潜り西明寺駐車場近くの建物の裏に降り立つ。でも歩きたいのは西明寺境内を通らない川沿いの古道なので引き返しその古道を探す。

 「京都府 風致保安林」の標識からネットを潜り左の谷沿いに進むと左下に滝が現れ細い滝は行場となっている。ネットの外に細い道を見つけたのでネットを潜り下の道へ降りてみる。

ここまで進入してはイケマセン! ネットの下に細い道を見つけ

 前方を見ると西明寺の高い石垣の下と清滝川の崖上に細い道のようなものを見る。でもそれは西明寺の落ち葉が積み重なって道には見えない。でも「ここだろう!」と注意しながら高く積み重なった落ち葉の上を歩いて行くと山門下の参道に出る。。

 この道がまさしく地形図の破線の通りの古道であるが、崖上を歩きネットに足が引っかかると清滝川に落ちそうなのであまりお勧めできません。初心者の方は、峰山南尾根へは福谷林道分岐の橋を渡ったところにあるガレージ裏からの道を利用してください。

崖上に細い道のようなものを見る 注意しながら進んで行くと
山門下の参道に出る ここが参道からの古道入口

 「やれやれ!」と西明寺の境内を覗いた後、参道を下り清滝川沿いを歩いてトイレのある高雄バス停へ向かう。トイレで着替えて久し振りに市バスにのり市内へと向かう。JRバスより本通りを通らない分、市バスの方が早く帰れるようだ。でも寝ている道子はどちらのバスでも良いみたいである。








主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈む所を知っています。


詩篇 【 104:19 】
綺麗な雑木を楽しむが
クマさんが?