大文字山(毘沙門堂~雨社大神~火床)//東山
2015.12.26


 
今年も火床から京都市街の展望を楽しむ


2015.12.26 (土) 曇り   哲、道

行き:JR京都駅 8:52 = JR山科駅
帰り:錦林車庫バス停 13:48 - JR京都駅


コース:
JR山科駅~毘沙門堂~毘沙門堂駐車場~毘沙門堂裏尾根道~P381分岐~P381~雨神社(雨社大神)~トレイル道出合~△大文字山~火床~谷筋を下る~大文字山登山口~銀閣寺





 2015年も後わずか、今年最後はいつものように大文字山へ出かける。JR山科駅からスターバックスの横のトンネルを抜け線路北の住宅地に出る。

 住宅地の中を北に進み、洛東高校グランド横の川沿いの道を歩く、モミジバフウを見る為である。今年の紅葉は早かったのか半分は落葉しているが、大木なのでまだまだ十分楽しむことができる。

 疏水沿いの道を進み通りに出て毘沙門堂へ向かう。門前から左の道を進み、すぐの分岐(毘沙門堂駐車場と書いてある)から右の坂道を登って行く。

スターバックスの横のトンネルを抜け (毘沙門堂駐車場と書いてある)分岐
から右の坂道を登って行く

 駐車場に着き、観光トイレを借り駐車場で準備する。今日は暖かいので上着を脱いで出発する。駐車場の前の道を詰めて行くと最後は新しい墓地に突き当たるが、登山口はもっと手前なのである。

 駐車場からチョットした林の中を進むと右手に水道施設が見えてきて、広場の奥に進むと林道入り口を見る。この道は林道というより尾根の途中にある鉄塔用の道であろう。

 その広いシッカリした道が目的の道で早速進入する。植林と疎林の中をゆっくりと登って行く。道端にはウラジロのシダが多くみられるくらいで、草はほとんど見られない。

登山口は水道施設がある広場の奥 広いシッカリした道が続く

 何度も蛇行しながら登って行く。標高230mで最初の送電線の下を通り、そこから100mも進むと鉄塔(No42)の横に着く。鉄塔広場まで上がって小休止する。そこから東へ下る道を見るので「毘沙門堂へ下るのかな?、またいつか歩いてみよう!」と哲郎。

 鉄塔(No42)前からはシダが茂った道が続くが道幅は狭くなる。標高320m付近から尾根は広がり緩やかな道が続くが山道に変わる。

 尾根が細くなり小ピーク手前で右に巻いて行き、P381直下の分岐に着く。ここにはいろいろとマークや表示があり迷うことなく左にとりP381へ登って行く。

標高320m付近から山道に変わる P381直下の分岐に着く

 一登りするとP381に着き、北へ延びる細い尾根を歩くことになる。ここから雨神社(雨社大神)までは県境尾根で滋賀県の「里山リニューアル事業整備森林」として最近整備されている。密集していた雑木が間伐され明るくなり、雑木の中を心地よく歩くことができる。

県境尾根は最近整備され心地よい 滋賀県の「里山リニューアル事業整備森林」

 尾根が北へ向くと少し登り始め、左右に植林を見ると登山道の四辻に出合う。右下から登ってくる道は藤尾神社からの道で、左の大文字へと斜面を巻いて行くのだが、その斜面は崩れて通れない。

 でも今は崩壊場所の直ぐ上に新しい道ができ、如意ヶ嶽方面へ迂回しなくても良くなっている。分岐を左にとり雨神社の分岐に着く。

登山道の四辻に出合う 崩壊場所の直ぐ上に新しい道ができ

 ここは「池ノ谷地蔵←→毘沙門堂」と「大文字山←→如意ヶ嶽」の四辻となっている。折角だからと雨神社へ下ってみる。神社は新しい木材で再建されていて明るく見え、さらに周囲にあった大木が刈り取られ、周囲も明るくなっている。

 雨社大神の左手には水神があり囲いの中に水源を見る。こんな山奥の山の上に水が湧いてきていて、雨社大神という意味が理解できる。尾根に戻り大文字山へ向かう。

雨神社分岐の標識 明るくなった雨神社

 雨神社から林道を歩いても良いが、細い尾根道の方が心地よく歩くことができる。ほぼ水平に約600m歩くと林道を横切ることになる。昨年は造成中であったが、一部舗装され立派な林道となっている。

 横切って行くと道は巻道と尾根道に変わるがいずれをとってもトレイル道に出合い大文字山へ行くことができる。今日は尾根道を歩いてみる。200mも進むとトレイル道に出合い、たくさんのハイカーの姿を見る。

尾根道の方が心地よく歩くことができる 林道を横切ることになる

 ここに「A-14」の標識を見て、右に緩やかに登って行くと△大文字山に着く。たくさんの人が展望を楽しんだり昼食を取っていたりで、山頂はいつも賑わっている。朝晴れていた空も雲が広がり良い展望とは言えないのが残念である。

 「5℃や!」と道子、山頂は風が当たり寒いのですぐに火床へと歩き始める。年末だがたくさんのハイカーに出合い、京都市民には人気の山である。

トレイル道に出合う 京都市民には人気の大文字山

 「寒い、寒い!」と言いつつ火床に着き、毎年のように「寒い!」と言いつつ京都市街地の展望を楽しむが、寒いので楽しむ間もなく銀閣寺へと下ることになる。銀閣寺からの道は家族連れが多く、子供たちの「こんにちは!」が続く。

 階段を下り切ったところから登山道を離れ右の谷への道をとる。ここに何やら「立ち入り禁止」の表示を見る。「なんでだろう?」と谷へ下って確認することになる。谷を下って行くと目の前にモノレールの架柱を見る。「どこかで伐採しているの?」と下って行くと、後方の斜面に高く造成されたコンクリート壁を見る。

 「こんなの前からあったような?」と道子は言うが、「モノレールはこの崖の補修とちゃう?」と哲郎。今日は幸い工事がお休みなので、このままモノレール沿いを下って行くことにする。モノレールを何度も潜ったり跨いだりするので、工事中は危ないので「立ち入り禁止なのだろう」と言うことになる。

工事中は危ないので立ち入り禁止 モノレールは斜面の補修工事用だ

 最後の堰堤を越え登山口に着き、堰堤下の流れで用具を洗い後始末をする。だらだらと谷沿いの広い道を下って行き、銀閣寺の門前からはたくさんの観光客に混じって観光気分を少し味わう。鹿ケ谷道にある「おめん」に向かい、暖かいうどんとビールで美味しい昼食とする。

最後の堰堤を越えると登山口 「おめん」に向かい、
暖かいうどんとビールで美味しい昼食

 昼食後は観光客が多いバス停を避け、ぶらぶら下っていくと錦林車庫まで来てしまう。ここが始発の17番のバスに乗り京都駅へ向かう。「大文字山はチョット歩き足りないが、最後はこれでいいだろう!」と哲郎。








主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈む所を知っています。


詩篇 【 104:19 】
洛東高校のモミジバフウ