魚谷山(小梅谷~柳谷峠尾根筋~芹生峠)//北山
2015.06.13




 
柳谷峠から芹生への尾根筋を歩いてみる


2015.06.13 (土)  晴れ  哲、道

行き:北大路駅前バス停8:40 - 岩屋橋 (もくもく号)
帰り:貴船15:10 - 貴船口15:19 - 国際会館駅


コース:
・岩屋橋バス停~小梅谷口~小梅谷林道~惣谷林道出合~魚谷峠~△魚谷山~柳谷峠~尾根道~芹生峠~奥貴船橋~貴船奥宮~貴船バス停~貴船口バス停






 久し振りに魚谷山へ出かけてみる。北大路駅前発のもくもく号に乗り、今日は8名で出発する。もっと登山者がいると思っていたが「暑くなったので、こんなもんや!」と哲郎。

 岩屋橋で降りユックリと準備していると、登山者は桟敷だろう志明院へと消えて行く。洛雲荘では朝早くから川床の準備で忙しそうだが、「この川床って、ヒル大丈夫やろか?」と道子はいらぬ心配をする。

 谷沿いには白いウツギの花が続くが、そのほかに花は見かけず緑一杯、「心地よい!」と歩いていると、「あっ、咲いている!」と道子はウリノキの花を見つける。哲郎が写真を撮っていると小さな虫が寄ってきて、身体のあちこちがチクチク痛い。「アブやろか?」と虫除けを噴霧するが、またすぐにやってくる。

岩屋橋バス停 祖父谷林道を歩き始める

 林道を歩き始めても虫がわんさか寄ってきて、二人はそれを払いながら歩くことになり、心地よさは消えてしまう。小梅谷口に着き橋を渡り小梅谷林道をとる。少し標高が高くなってきたのか、先ほどまで悩まされていた虫は消え「やれやれ」と急勾配の林道を登って行く。

 右手に木製の堰堤が見えてきて、そこに大きな大きな大木が横たわって引っかかっているのを見る。「これ取り除かないと、豪雨の時谷が堰き止められ谷横が崩れてくるだろう!」と哲郎。

小梅谷口に着き橋を渡り小梅谷林道 木の堰堤に大木が横たわって

 この林道は植林地の中に伸びているが、所々で雑木を見る。その中に前回色々な花を見たので探してみるが、今日は何も咲いていず残念。目を楽しませてくれるのは山裾に咲きそろったコアジサイだけのようだ。

 標高600m付近の林道分岐を谷沿いに直進すると、この林道もすぐに左に大きく折れ斜面を巻いて行く。所々崩れた土砂を見るが、この林道は毎回何処かが崩れているようだ。

所々崩れた土砂を見るが 目を楽しませてくれるコアジサイ

 標高750mで惣谷林道に出合う。丁度11時、小梅谷林道を50分で登ったことになる。左にとり魚谷峠へ向かう。植林は終わり緑の雑木が続き心地よい。魚谷峠で小休止し久しぶりだと魚谷山へ向かう。

緑の雑木が続き心地よい 魚谷峠から魚谷山へ向かう

 ユックリと登って行く雑木道は心地よい。だらだらと登って行き15分足らずで魚谷山に着く。まだ11時過ぎだがここで昼食とする。すぐに単独の男性がやってきて通り過ぎて行く。昼食も終わり柳谷峠へと下って行く。

 この峠から右に下れば細ヶ谷沿いの道を楽しむことができるが、「今日は虫がうるさいかも!」と芹生方面への尾根筋を進むことにする。

魚谷山で昼食とする 柳谷峠

 久し振りにやって来た尾根筋、色とりどりのマークが増え折角の美しい雑木道が台無し、「これでは」と、清掃登山とする。峠から北へ登って行くと尾根は東へ向くが、後は小さなアップダウンを繰り返していく。

 北の支尾根に進入しない限り迷うことはない。しかし登山道が南へ向くと、芹生峠分岐付近で進路が複雑になるので要注意。地形図を見ながら歩くと面白いので、この尾根は地形図の読図コースとしてお勧めです。

 植林地が見えてくると芹生峠分岐は近い。今日はこの尾根をこのまま滝谷峠へ向かわず、芹生峠へ下ることにする。芹生峠から貴船までは車道が続き面白くは無いのだが、早く帰りたいときは峠へ下ることにしている。尾根から数10m下り芹生峠に降り立つ。

雑木の尾根を楽しむ 数10m下り芹生峠に降り立つ

 峠道を下っていると、オートバイが2台、後ろに女性を乗せてユックリと登ってくる。女性が重いのかバイクの排気量が小さいのかユックリだ。「女性が怖いからよ!」と道子。今日はオートバイが何台もやってきて、「きっと涼しいやろな~!」と哲郎。

 奥貴船橋を過ぎると貴船に近づいてきたという感じがする。貴船神社奥宮を通りすぎるとダラダラと観光客が続く。「こんなにたくさん!」とビックリするほど観光客は増えてきている。どうやら貴船観光は成功したようだが、狭い道に他府県Noの大きな車が行き交い、「もう一工夫必要や!」と哲郎。

ミゾホウズキ ヤマゴボウ

 「もうバスが来る!」と着替えることもできず満員のバスに乗り貴船口へ向かう。すぐにやってくる国際会館行きのバスに乗り、地下鉄の駅のトイレでやっと着替え、さっぱりしたところで二人は帰路に着く。








木には望みがある。
たとい切られても、
また芽を出し、
その若枝は絶えることがない。


ヨブ記 【14-7】
ウリノキ