河原谷東尾根~P951~小野村割岳 //北山 2015.05.30 |
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北山らしい雑木の尾根が心地よい 河原谷東尾根 |
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2015.05.30 (土) 晴れ 哲、道
コース: ・能見口バス停~能見集落~光砥口橋(コウンド谷口)~河原谷口~河原谷林道200m先から北の支尾根へ~河原谷東尾根出合~P856(フカンド谷口へ下る尾根)~コウンド谷東尾根分岐(標高860m)~コウンド谷下山口~P951~△小野村割岳~P911~トチノキ鞍部~赤崎中尾根分岐~クビツリ尾根下降点~ホラノ谷林道~広河原バス停
注意:
・小野村割岳から久多峠までの周辺の山々は穏やかですが、道はありません。芦生研究林に迷い込まないよう注意してください。【初心者危険コース】です。初心者だけで出かけないようお願いします。 ![]() ![]() ![]() ![]() 久し振りだと小野村割岳へ出かける。この時期は能見のコウンド谷を詰めて行くが、今日はコウンド谷東にある河原谷から取付いてみる。 出町柳の広河原行きバス停に一番で並んでいると、おばさん山歩き隊のTさんがやってくる。彼女も小野村割岳へ行くそうだ。先に朽木行きが発車するが、これがまたひどい!。最後の2人が乗れないほどの満員、強引に押し込んで発車する。当然途中のバス停から乗れないのは明らか「何故臨時便を出さないのか?」と相変わらず対応の悪い京都バスである。 広河原行きのバスに乗る。こちらもほぼ満席で北大路駅前から乗って来た学生さんたちは立つことになる。能見口で降りるが、今日はたくさんの乗客が残っていて、皆さん小野村割岳のようだ。
「今日はヒルがいるかも」とスパッツの下にヒル避けを噴霧する。準備も終わり能見へと歩き始める。今日は曇りの予報だが日が照っていて暑い。オートバイが数台やってきて、今の時期、気持ちよさそうに風邪を受けながら通り過ぎて行く。 崖にハナニガナの花が続き、川辺に白いウツギとピンクのタニウツギを見る。能見集落は相変わらずひっそりしていて人の気配がしない。川沿いを歩いていると「あっ、おばあさんや!」と道子、話し始めると10~20分、話が終わらないので今日は挨拶なしに通り過ぎる。
集落に咲くジキタリスやクリンソウを見ながら歩いて行くとコウンド谷口の光砥口橋を渡る。今日登るのはコウンド谷東尾根と思っていた道子は、取付きを伺っているので、「今日はもう一つ東の河原谷や!」と哲郎。 道をさらに東へ300mも進むと河原谷が見えてくる。河原谷東尾根へは、もう400m東に進んだところから支尾根に取りつくと楽に登れそうだが、今日は河原谷から取付いてみる。木陰で小休止しながら目の前の支尾根の先端を見るが、この付近は勾配がきつく「ここからは止めよう!」と哲郎。
河原谷林道を200m入った所の支尾根が登れそうなので、林道を進むことにする。再度ヒル避けを噴霧して谷沿いの林道を進んで行くとすぐに右手に細い谷間を見る。 「ここだろう!」と早速北側の細い支尾根を登り始める。最初は急斜面、木を掴んで登って行く。50mも登ると、少し緩やかになり楽に登ることができる。標高600mを過ぎると尾根は広くなり緩やかになる。
だらだらと登って行くと目的の河原谷東尾根に出合い、これに乗る。早速P856へ向かって歩き始めると、細い尾根だが雑木が点々とあり歩きよい。 「北山らしい、いい尾根や!」と二人は緩やかな尾根を心地よく登って行く。チョット登って標高740mにある支尾根分岐に着く。下山時、この分岐は分かり難いので注意が必要である。
支尾根分岐を過ぎると右下に植林を見るようになるが、尾根まで植林が埋まっていないので全く気にならない。途中で台杉に出合うがこの尾根にはあまりない。十分雑木の尾根を楽しんで一登りするとP856に着く。
出合った尾根はP951から久多峠方面のフカンド谷口へと下って行きよく利用されている。「もう12時や!」と昼食にしようと思ったが、先ほど口にした飴玉がまだ残っているので、もう少しさきへ進むことにする。
北へと細い尾根を進んで行く。400m進んだところが標高860mの小ピークでコウンド谷東尾根への下降点である。この分岐からコウンド谷東尾根へは分岐が分かり難いので注意が必要である。 P951への尾根はシッカリしているが雑木の尾根と言うより疎林帯で余り美しいとは言えないが、素朴な尾根を楽しみながら歩いて行く。 標高900mまで登って行くと尾根が広がり右手に植林を見るとコウンド谷下降点は近い。その下降点付近で昼食とする。まだ12時過ぎなので、今日のルートはコウンド谷を通るルートと所要時間は余り変わらないことが分かる。またP951から急いで下る時は河原谷東尾根は利用できるかも知れない。
コウンド谷下降点を過ぎると再び登り始め、足元に草が茂ってきて左手に広い植林地が広がる。この尾根はP951からワサ谷林道への近道で、急ぐ時はお勧めです。木々の間を抜けるとP951に着く。 P951はただの通過点、(何もないのだが北山登山の重要なポイントです)、すぐに天狗峠への分岐に向かう。分岐に着くと天狗峠への道で声が聞こえてくる。彼らは天狗方面へ向かうようではなく、こちらに来るようでもなく・・・。「彼らはいったい何をしているのやら?」。
もう歩きなれた尾根、道子も快足で歩いて行く。訪れる人も多くなったようで踏み跡がハッキリしている。と思っていたら北の鞍部へ下るポイントを通り過ぎそうになる。ここは確認して鞍部へ下って行く。 快適な尾根道も小野村割岳に近づいてくると左手に火災跡を見る。もう2年経過しているが、樹木に全く回復の兆しはない。
P951から25分で小野村割岳に着く。山頂ではバスでやって来た男性がユックリと食事中、これからコウンド谷を下ると言っている。小野村割岳周辺の火災跡が痛々しい。ここは右の芦生研究林の綺麗な雑木を見ながら佐々里峠へと歩いて行く。 P911で団体さんに出合う。13時40分だ。これから小野村割岳を往復するのだろうが、車利用だと遅くからでも楽しむことができる小野村割岳、足元もシッカリした道ができていて、もうこのルートはメジャーになってきたようだ。
南尾根分岐にはたくさんのヤマボウシの花を見て「今年はたくさんの実がなるだろう!」と。鞍部のバイケイソウは雨が少ないのか成長が悪い。再び尾根に乗って西へと歩いて行く。トチノキの鞍部から一登りして赤崎中尾根に着く。14時20分、もう急いで下る必要はないが佐々里峠へ向かわず我々がクビツリ尾根と呼んでいる急な支尾根を下って行く。
30分でホラノ谷の林道終点に降り立つ。谷で顔を洗い広河原バス停へ向かう。バス停付近の河原で用具を洗い庄兵衛さんへ寄ってみる。まだ15時40分、バスまで2時間近くあり佐々里峠へ向かえばよかったということになる。 畑仕事のおかみさんに声を掛け、早速ビールを頂く哲郎、道子とおかみさんは話が尽きないようで1時間以上も話し続けている・・・。その話を聞きながらビールで喉を潤す哲郎、「ビール御代わり!」と。 ![]() ![]() ![]()
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