ポンポン山(出灰道~川久保渓谷谷コース)//西山 2015.09.12 |
秋の空と涼しい風で心地よい ポンポン山の山頂広場 |
2015.09.12 (日) 晴れ 哲郎、道子
コース: 出灰バス停~せせらぎの里~出灰道登山口~西尾根出合~△ポンポン山~東海自然歩道~川久保谷コース下山口~林道出合~・417(ポンポン山直下への登山道分岐)~本山寺分岐~川久保バス停 午後に用事があるので「早く帰りたい!」という道子、「そうだ、通行止めのポンポン山出灰道の様子でも見に行くか!」と出かけることにする。 JR高槻駅内のコンビニでオニギリを買いチョット早めにバス停へ向かう。今日は10数人の団体さんがもう並んでいて、バス停は賑わっている。そんなところに後からやって来た女性が早く来た女性達に紛れ込む。「後ろに並んでください!」と哲郎、相変わらずマナーの悪い中高年登山者、「リーダーはもっと指導しろ!」と言いたいところだが、ここは我慢。 団体さんは「空谷橋」で降りたので、岡山林道を登って行くらしい。出灰バス停で降り、さっそく出灰への道路の入口に立っているガードマンに道の様子を伺う。まだ入り口に通行止めの案内板が立っているが、歩行者だけは通れるとのことである。
今日は道崩壊場所の確認後、出灰不動尊から不動谷西尾根へ乗りポンポン山へ向かう予定であったが、「通れそうだ!」と出灰道からポンポン山へ登ることにする。 出灰川沿いの道、秋の野草シーズンだが花は少ない。もうすぐムカゴの収穫時期なので、道端のムカゴを確認しながらあるいていくのだが、ムカゴは目にとまらない。「どうしたのだろう?」と、毎年ここで頂いているムカゴ、「今年はアカンで~!」と。 足元に咲いているアキチョウジやツリフネソウも影がなく淋しい。この道は年々スッキリと整備されてきて綺麗になっているので、その分野草が少なくなってきているようである。
せせらぎの里を過ぎ数軒ある民家の前を過ぎると通行止め工事現場に着く。作業者が2人工事しているが、もう岸壁工事は終わり陥没した道路に土砂を埋め込み固めているようである。車は通れないが、歩行者は通れるようで「やれやれだ!」と。ここを通り抜けるとすぐに登山口に着く。早速、橋を渡り登山道を登って行く。
すぐの一休禅師開創の尸陀寺跡の分岐を過ぎると、植林地のなかの急な登りが続く。谷筋が突き当たったところで一登りして支尾根に乗る。勾配は少し緩くなったが登りが続き「ここを登るのは10年振りだが、きついな~!」と。でも雑木の尾根は心地よく登るにつれ風が通るようになり、遠くに愛宕山系が見えるところで給水休憩とする。
不動谷左俣の下降点を過ぎると山頂も近い。西尾根に出合い左にとり山頂直下の分岐から右の階段を登って行くと△ポンポン山に着く。9時45分、もう数人が山頂広場で休憩中である。こんなに早く山頂に立ったことはなく、出灰道が山頂まで近いということになる。
折角買ったのだからと二人はベンチに座りオニギリを食べ早い昼食とする。ユックリ休息していたが、道子は「できるだけ早く帰りたい!」と言っているので、近くてバス便の多い善峯寺へ向かうことにする。 腰を上げた二人は東海自然歩道を快適に進んで行くと、次々に登ってくるハイカーに出合う。川久保渓谷の谷コースの分岐に来たところで、哲郎は立ち止まりバスの時刻表を取り出す。川久保に12時42発のバスがある。 善峯寺からだともっと早いバスに乗れるが、「今日は歩き足りないし、このコース、道子は久し振りだろう!」と川久保へ下ることにする。
折り返すように雑木の中を下って行くとすぐに植林地に変わり、小さな谷が現れその横を下って行くことになる。道は踏跡程度だが良く手入れされ歩きよい。久しぶりの道子も「歩きよい!」とスイスイと下って行く。 途中から道は谷上の細い横道に変わる。前方から登山者がやってくる、年配の夫婦のようである。ここで登山者に出合うのは初めてである。道を譲ると「この道が一番楽や!」と通り過ぎていく。「もう80才位やろか、元気だな~」と道子。この道を知っているなんて、彼らは随分と歩きなれているのだろう。
スイスイと下って行き、目の前に堰堤を見て「もう着いた!」と哲郎。堰堤を越え林道に出合う、10時45分、山頂から40分である。ここからバス停までは約1時間なので、バスには十分間に合うようだ。 丁度数人の若いグループがやって来るが、谷を覗くものの進入を止め林道を登って大杉へ向かっていく。今日は野草を見ていないので左右を見ながら歩くが、この林道にアキチョウジやツリフネソウは見当たらない。またまた数人のグループがやってきて、川久保コースも人気が出てきたのかも知れない。
ポンポン山直下への尾根コース分岐に座り込んでいる人たち、次の林道分岐の河原で秋を楽しんでいるグループと、山頂へ行かなくとも、ここでビールを飲みながら秋を楽しむのもありのようである。 「水源の森100選」の記念碑を通り過ぎる頃、「咲いているよ!」と道子、クサアジサイである。急いでカメラを向ける哲郎だが、小さくてうまく撮れない。本山寺分岐を過ぎると谷は少し大きくなり、岩肌の間を水が流れ「渓谷」らしくなる。 車止めチェーンを過ぎると民家が見えてきて、川久保集落の中を歩いて行く。11時45分にバス停に着く。バスまで1時間あるので、チョット周辺を散策し野草観察とする。
散策から帰り川で用具や靴を洗い、川辺で流れの音を聞きながら、日陰でのんびりとバスを待つことにする。釣りを楽しんでいた少年達が戻ってきたので、二人もバス停へ向かい帰路に着く。
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