堂満岳(奥ノ深谷~南比良峠~東稜道)//比良 2016.11.03 |
急斜面だが丁度見ごろの紅葉を楽しむ 堂満岳直下の東稜道 |
2016.11.03 (土) 曇り 哲、道
坊村バス停~牛コバ~奥ノ深谷渡渉~小川新道分岐~大橋~水晶小屋~南比良峠~△堂満岳~堂満東稜道~ノタノホリ~別荘地~JR比良駅
注意:
・牛コバからの奥ノ深谷道は摺鉢山分岐を過ぎると、急斜面の細い横道を進みますので要注意。また奥ノ深谷には橋はありません。水量が多い時は渡れません。 先週行けなかった奥ノ深谷に出かける。今日は天候も良く、出町柳駅前バス停から朽木行きは2台で発車する。坊村で降り皆さんトイレ前で準備し、できた人から登山口へ向かう。まだ準備体操をしている人たちを後に、我々も出発する。
今日は明王谷を渡らずに、橋の手前で右にとり林道から牛コバへ向かう。ゾロゾロと御殿山登山口へ向かう人はいても、こちらに来る人はいない。谷沿いのモミジは緑鮮やかでまだ紅葉の気配はない。 左手に御殿山の斜面が見えてくるが、哲郎が比良の紅葉を判断する道そばの木、上部以外ほとんど紅葉していないので、奥ノ深谷はまだ紅葉していなくて、縦走路の尾根の紅葉は見頃と予想される。
大きく折り返しながら登って行く道にも紅葉は見なれない。牛コバに着き小休止し、これからの登りに対して服を調節する。奥ノ深谷道は林道から左の登山道へ入り斜面を登って行く。標高差250mの急斜面だが、ジグザグに登って行くので苦にならない。 いつもは登るにつれ紅葉が増えてくるが、紅葉の遅れている今年は赤いものは見えてくれない。標高700mを過ぎるとシャクナゲが現れてきて登りは終わり摺鉢山分岐に着き、ここから奥ノ深谷沿いの斜面の高いところを歩く横道が続く。
横道は楽なので好きな哲郎、道子は途中にある谷筋が危険だと、このコースは好きではない。細い踏み跡の道は谷筋に出合うと少し崩れている。一応ロープがあるがロープを使うほどではない。最後の岩場の谷筋に出合う。ザラザラした岩肌、足の置場が不十分で渡り難い。哲郎が先に渡り、道子も続き「やれやれ!」。後は奥の深谷へと下って行く。
奥ノ深谷の渡渉地点に着く。「やはり!」と、谷の紅葉はまだまだで、残念ということになる。それより水の量、いつもより+10cmと多い。それでも石伝いに飛んで行かず、上流のいつもの渡渉地点へ向かいジャブジャブと谷を渡って行く。 水につかるのは2歩だけ、スパッツのお蔭で靴に水は入らない。対岸に渡るとすぐに大橋へ向かう。前方から今日初めて出会う男性がやって来る、きっと武奈ケ岳からの帰りだろう。黄葉していないシロモジを見ながら大橋に着く。
丁度11時00分、今日は坊村から2時間10分かかったようである。谷に降り早い昼食とする。橋横の木は十分黄葉はしていないが、これらの木々を眺めながらオニギリを食べる。 昼食後は奥ノ深谷右俣へ進み南比良峠へ向かう。大橋の橋は危なっかしいので、上流のロープ場を渡る。右俣の左岸へたどり着き谷沿いを歩いていると、前方からトレラン風3人がやってきて右岸へと渡って行く。この付近には新しいテープがたくさんあるので、トレラン用なのだろうか。比良は国定公園、テープ登山は止めて欲しいものだ。と言っても皆さん国定公園とは御存知ないかも!。
谷を進むにつれ紅葉が増えてきて、「やっと紅葉見物!」と。水晶小屋を過ぎると谷間は紅葉で埋まってくる。2度出合う谷分岐はいずれも右にとる。岩に赤く大きく「→」が書かれているので分かる。途中で雑木の緩やかな斜面に乗り紅葉を楽しみながら南比良峠へ向かう。
比良縦走路に出合う。今日は深谷を下るのを止め、堂満に登ってから東稜道の紅葉を楽しむことにする。左にとりすぐの支尾根を登り始める。道はなくすぐに急斜面に変わるので、適当に歩きよいところを探して登って行く。 右手の深谷のドウダンツツジはまだまだで、これまた残念。斜面の右寄りに歩いていると、薄い踏み跡に出合いこれを登って行く、「あっ!出た!」と20分登って堂満岳の西ピークに乗り登山道に出合う。
登山道を右にとると、すぐに▲堂満岳山頂に立つ。山頂では男性1人が昼食中、JOEさんの様に堂満が好きな人は、寒くてもここで琵琶湖を眺めながら食べたいのだろう。でも今日の琵琶湖はスッキリしない。我々は琵琶湖を一望して、すぐに東稜道を下り始める。
標高差100mも続く急坂、嫌な所だが注意して下って行く。でも今日は紅葉が綺麗なので、所々立ち止まってはこれを鑑賞する。山頂近くの紅葉が綺麗と言うことは、急坂が終われば紅葉はまだまだということになり、紅葉見物もタイミングが難しいものである。 急坂を下っていると雨が降り始め、急坂を降り切ったところで粒が大きくなってきたので雨具を着る。「今日は雨具は要らないだろう!」と言っていたが、晩秋の比良は晴れていても雨具は必携である。
東稜道、雑木の尾根が終わると、谷筋をジグザグに下って行く。もうこの付近は緑一色、とても晩秋とは思えない色合いである。谷に出合うとゴロゴロ石の谷の中を下って行き、対岸にある植林地の横道へ乗る。ここで、やっと二人の登山者に出合い、今日の堂満は静かなようである。 登山道はもう下まで植林が続き、所々溝状の道になったり、ゴロゴロ石道になったりで面白くない。でもこんな道を登ってくる人に出会う。「降りる時は真っ暗なのに!」と道子、「17時には降りられるだろう!」と哲郎。
ノタノホリを過ぎると、ゴロゴロ石道、「いやだな~!」と下って行く。下からトントンと音が聞こえてくる。別荘を修理しているのだろうか?。別荘が見えてきて舗装道を進んで行く。この道を真っすぐ下って行くとJR比良駅。
標識には「比良駅まで30分」と書いてあり、二人はいつも25分でたどり着いているが、「今日はユックリ歩こう!」と、足元に咲く名残の秋の野草を見ながらJR比良駅へ向かう。「アッ!電車が!」と、一本見送りユックリ着替えて次の電車を待つ。
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