伊吹山 / 2016.07.23


 
西遊歩道の花盛りの保護区、咲き始めたシモツケソウの中に
イブキトラノオの群生を見る


2016.07.23 (土) 曇り   ikomochi、哲、道

行き:JR京都 7:10 = JR関ヶ原9:15 - 伊吹山山頂駐車場
帰り:伊吹登山口 16:05 - JR近江長岡16:30 = JR京都駅


コース:
伊吹山山頂駐車場~西遊歩道~山頂広場~△伊吹山~上野登山道下山口~上野登山道~三合目~二合目~林道~旧ゴンドラ駅~三宮神社~登山口バス停





 哲郎のライブも終わり「やっとユックリできる」と、伊吹山野草観察に出かける。京都からJR米原駅に着くと、1分前に関ヶ原へ向かう電車は発車していて、20分待つことになる。JR西日本とJR東海と別会社とはいえ、何とかならないのか!。

 次の電車で関ヶ原へ向かい、駅に着くと急いでバス停へ向かう。列の前に陣取り、道子はトイレへ向かうが、「いはった!」と道子。なんとikomochiさんがやって来る。伊吹山が10年振りというikomochiさん、最近よく出会っているような気がする。

 列は長くなり遅れてやって来たバスに乗るが、補助席も満席になるほど盛況である。乗客が多いせいか、いつもよりノロノロと感じるバスは、いつのより遅れて山頂駐車場に着く。早速ikomochiさんを誘って食堂へ向かい、伊吹そばと朝買ったオニギリを食べる。

 ガスが漂っていて見晴は良くないが、日が陰り気温16℃と夏の野草観察には最高の条件のようである。ゆっくりと準備して西遊歩道へ向かう。入口で「入山協力金」を投入するが、もっと目立つところに置いてないので、皆さん素通りのようである。遊歩道を歩き始めるとボチボチと野草が咲いていて、久しぶりのikomochiさんも喜んでいる。

ホタルブクロ ヤマホタルブクロ

 目に付く花、この先にもたくさん咲いていると思われるが、取りあえずカメラに納めて歩く。少し登ったところにゲートができていて、遊歩道の周りに野草保護用のフェンスが新設されている。ゲートをくぐると、「わっ!咲いている!」と、遊歩道の左右にたくさんの野草の花を見る。このフェンスのおかげで、こんなに違うのかと思ってしまう。

 花の数は、数年前の様によみがえり、来年は10年前のようにもっと美しいお花畑になるだろうと期待する。野草保護区に来ると、もう咲き始めているピンクのシモツケソウが美しい。ここで花図鑑を売っている伊吹もりびとの会の人に、最近見なくなったシュロソウについて尋ねるが、シカの影響で少なくなっているとのことである。

 まだ西遊歩道の半ばであるが、もう1時間以上経っていて、「このままでは下山が遅れる」と歩き始めるが、花を目の前にするとどうしても覗き込んでしまう。

 やっと山頂広場に着き、トイレ休憩とする。12時30分だから、40分のコースを2時間かけて登って来たことになる。ガスに覆われ見晴は全くないが、たくさんの人が休憩している。もう12時30分、お腹もすいていないので三角点はパスし下山することにする。

 「とにかく、16時のバスに乗る!」を目標に上野道下山口から下り始める。もう野草は十分観察したので、足元に注意しながら下山する。九合目からは道が細くなり、急斜面で石がゴロゴロしてくる。まだ早い時間帯なので登ってくる人も多く、岩場は大渋滞を繰り返す。このコースに慣れていないikomochiさんには可哀そうだが、急いで黙々と下ることになる。

やっと山頂広場に着き 九合目付近は渋滞を繰り返す

 七合目からは道も広がり、登ってくる人も少なくなり「やれやれ!」と。幸いにも日が陰っていて、直射日光を受けないので助かる。よれよれの3人は、若者の集団に追い越されてしまう。その姿は、あっと言う間に小さくなり、「年を取ったなあ~!」と思ってしまう。

 五合目で小休止し水分補給する。次々と下ってくる登山者に道を譲り下山を開始する。五合目からは登山道を外れ脇道を歩く。この道は最近手入れされたようで、登山道を歩く人よりも早く四合目に着く。

七合目からは道も広がり 五合目で小休止し水分補給する

 三合目でトイレ休憩をし、すぐに下って行く。二合目まで急いで降りてきて時間に余裕ができたので、二合目から緩やかな車道を下ることにする。緩やか+涼しい道をのらりくらりと歩き一合目に着く。

 「もう間に合うだろう!」と、このまま車道を下り登山口へ向かうことにする。大きく蛇行する道、時間短縮したい哲郎は「ショートカットしよう!」と、植林地の中を何回も下って行く。旧ゴンドラ駅まで来ると一安心、三宮神社へ向かう。

「ショートカットしよう!」と 旧ゴンドラ駅まで来ると一安心

 トイレで着替えてバスを待つが、「気持ちいい!」と冷たい伊吹牛乳を飲みながら、冷たい流れに足を突っ込むikomochiさんと道子。今日はバス停も日が陰り助かる。やって来たバスは満員の乗客をのせ近江長岡駅へと向かう。







クガイソウ カワラナデシコ
ヒメフウロ ヒヨクソウ
イワアカバナ キヌタソウ
キオン キンバイソウ
ツリガネニンジン キバナノレンリソウ
シュロソウ タカトウダイ
ミヤマコアザミ コバノギボウシ






カノコソウ ウツボグサ
イブキガラシ イブキジャコウソウ
キリンソウ コオニユリ
シデシャジン ヒオウギ
アキカラマツ ノコギリソウ







主が声を出すと、
水のざわめきが天に起こる。
主は地の果てから雲を上らせ、
雨のためにいなずまを造り、
その倉から風を出される。


エレミヤ書 【10-13】
名残のクモキリソウ