武奈ケ岳(御殿山~北比良峠~ダケ道) 2017.09.30 |
今年は綺麗に咲いている! 御殿山登山道 |
2017.09.30 (土) 晴れ 哲、道
コース: ・坊村バス停~御殿山登山口~P846~見晴台~▲御殿山~ワサビ峠~西南稜~△武奈ケ岳~イブルキノコバ~八雲ヶ原~北比良峠~(ダケ道)~大山口~イン谷口バス停 毎年のように、この時期は武奈ケ岳へトリカブト鑑賞に出かける。出町柳バス停に7:00頃着くが、もう先客1名が先頭にいる。今日は好天のハイキング日和なのだが、列は余り長くならない。そんなとき広河原行きの列から1人の青年がこちらにやって来る。北山で出会った彼はokaokaclubの読者Tさんで、今日はikomochiさんが探索した大見尾根への杉峠道の古道跡を楽しむそうである。 坊村で降りトイレ前で準備するが、今日も沢山の人で賑わい、いつものように女性トイレに長い列ができる。皆さんが出発した後でゆっくりと登山口へ向かう。赤い橋を渡ると登山口から植林地の中のジグザグの登りが始まる。
標高差400mの登りが続くので、シンドイ2人は150mごとに2~3分の飲水休憩を目標に登って行く。今日は涼しくて気持ち良い登りがと思うが、やはり登りが続くと汗が噴き出してくる。 飲水休憩を取っているとご婦人から声がかかる。以前、雪の細川道を一緒に下った山友会のKさんでお久しぶりと言うことになる。どうやら道子の後ろ姿で分かったようである。失礼して先に出発し、この支尾根の小ピークに着く。
ここまで20人くらい追い越してきたが、いつもより時間がかかっているので、2人とも足が衰えてきたのであろうか。すぐにP846の尾根へ登り始める。登り口の鞍部にはトリカブトが咲いているが、例年より綺麗に咲いているので「今日のトリカブト鑑賞は期待できるだろう!」と哲郎。 尾根まで標高差100mの急斜面だが、綺麗な雑木の道が続き余り苦にならない。10分余りで登り切り右からの登ってくる尾根に乗る。P846まで来ると、御殿山まではもう苦しい所はない。
分岐から夏道の巻道をとる。いつもながらの緑の木々を楽しむと谷に出合う。枯谷だがその谷を詰めて行く。早速美しく咲いたトリカブトを見る。この時期この谷で、こんなに美しく咲いているのは久し振りで、今年は開花が少し遅れているのであろう。
谷を詰めて行くと道は右手の斜面を登って行き支尾根に乗る。その尾根を登って行くと見晴台に着く。ここは10数人の人で賑わっていて、珍しい事である。ここのトリカブトもたくさん咲いていて、これに見いる哲郎。 待っている道子のところに引き返すと1人の男性と話している。「かおり」さんである。言葉を交わすのは初めてであるが、全くそんな気はしない。かおりさんも道子の服装や装備で分かったようである。だいたい山中で声がかかる時は、まず「道子さんですか?」で始まり、「哲郎さんですか?」という声は聞いたことがない。 御殿山へと歩き始めると、足元にセンブリやアキノキリンソウを見て、再びトリカブトの群生に出合う。ここの花は長く垂れ下がり「綺麗だ!」と見入ってしまう。
いつもしんどく感じる御殿山の最後の登りも、花を見ていると「もう、着いた!」と山頂に着く。いつもは山頂を下ったワサビ峠で昼食にしていたが、今日は武奈ケ岳まで我慢することにする。西南稜ではリンドウも咲いてきて、花を楽しみながらの歩きが続くが、その花は年々減ってきているようである。
山頂に着くとたくさんの人が昼食中、2人はいつものように北稜の岩まで行き昼食とする。今日は予定より15分遅れているので、早々に下山を開始する。山頂では昼食中のかおりさんとKさんに出会うが、お先に失礼する。
八雲ヶ原へはコヤマノ岳経由の道はとらず、なぜかいつもイブルキノコバへの道をとる。こちらの方が景色が気にいっているのか、谷筋が好きな哲郎のせいかも知れない、きっと。 谷筋に出合い下っていると、右手斜面から登山客が降りてくる。「なんでこんなところから!」と、思いきや、ここが初めてという団体さん、ルートを外れたようだ。「道が分かり難い!」と団体さん、「迷うところはありません!」と哲郎。
予定より遅れているので八雲ヶ原を散策もそこそこに、奥ノ深谷道を諦め早々にダケ道を下ることにする。ゲレンデ跡を登って行き、北比良峠へ向かう。峠では誰に出会うことはなくヒッソリとしている。 眼下の琵琶湖を一望し、ダケ道下山口へ向かう。ダケ道は溝状の道が続き、余り好きではないが早く下山できるのが良い。この時期はママコナを見るのだが、ゴロゴロ石道で下ばかり見て歩いていたので花は見当たらなかった。
ゴロゴロ石道が終わり大山口に着くと、きまって「正面谷の方が良かった!」と哲郎はつぶやく。谷で顔を洗いバス停へ向かう。途中でトイレを借りバス停に着くと登山者はパラパラ、この早い便に乗る人は少ないようである。 バスで比良駅へ向かうが、まだ頭の中は綺麗なトリカブトの花で一杯である。
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