大文字山(安祥寺川~△~幻の滝~火床~法然院) 2017.11.10 |
大文字火床の2画目(北の流)から法然院へ下る |
2017.11.10 (金) 晴れ 哲、道
コース: JR山科駅~毘沙門堂~後山階陵~安祥寺川道~谷分岐を右~四辻(トレイル【45】)~△大文字山~北の斜面を下る~出合坂~幻の滝~中尾城址への尾根出合~銀閣寺登山道出合~火床~2画目(北の流)を下る~静かな森を右~善気山~法然院 今週末は用事で行けない山行き、平日だが「今日は天気が良い」と出かけることにする。でも娘から夕方の子守を頼まれ、近郊の大文字山になってしまう。 JR山科駅からスタバー横のトンネルを抜けJR北の住宅地に出る。路地を抜け洛東高校グランド横の道を歩くと川沿いの木々は黄葉しているが、モミジバフウの大木はこれからのようである。毘沙門堂のモミジもこれからで、23日がモミジ祭りと駅に書いてあった。
毘沙門堂門前を左にとり川沿いを歩いて行くと、陽がよく当たるところでは、もう紅葉している木を見る。後山階陵分岐で右に取り安祥寺川沿いの道を歩き始める。平日だが前後にハイカーを見て「今日は天気がいいからな~」と。
この道も台風の影響で少々荒れたところはあるが、通行には全く影響はない。林道終点に着き、谷を渡り堰堤下を進んで行く。道は細くなり、今日は水量がいつもより多く山らしくなってくる。 最後の谷分岐で今日は右の道をとってみる、久しぶりである。谷沿いの道は登って行き、谷の源頭部の広まったところに出合うと右の植林地を巻いてきた道を横切る。この道を左に取ればトレイル道に出合うようだが、今日は最短コース、直進して登って行く。
すぐに緩やかな植林地に出て、これを詰めて行くと「堰堤が?」と道子、「いやあれは林道の木組みの法面や}と哲郎。すぐにその林道(管理道)に出合うと、そこにはちゃんとした階段が造ってあり、それを上り林道へ。 目の前に昔の登山道があり、これを登ると雨神社からの道に乗り左手すぐの四辻(トレイル【東山45】)に着く。谷分岐から15分、早く着いたようだ。
四辻から少し登って△大文字山に着く。平日なので山頂で休憩している人は少ない。山頂から遠望を楽しむが、今日は霞んでいて大阪のビル群は見えない。 小休止後ベンチ裏から北の斜面を下って行く。植林地を過ぎると雑木林に降り立ち、下って行くと前方遠くに大比叡やロテルド比叡の建物が正面に見えてくる。
少し下ると左手の常緑低木の雑木の中に踏み跡を見てこれを辿って行くと、落ち葉でハッキリしない道、谷上の巻道に降りてしまう。右に進むと谷を越えていくので左にとる。すぐ先で左手に山頂への階段を見て一安心、右手のロープを下って行く道は取らずにそのまま真っすぐ進んで行くと、支尾根を北へと下って行く。
木に「出合坂」と書かれたところまで来ると、道は左の谷へと下って行く。谷筋まで降り立つと道は谷を北へと下って行く。左上へ登って行く道が見えたところが幻の滝への分岐で、幻の滝へは右手へ踏み跡を辿るとすぐに着く。ついでだからと滝に寄ってみる。滝と言ってもただの崖で、大雨後は斜面の水がこの部分に集まって崖を落ちてくるのだろう。 この付近の大木の黄葉は、台風で落葉したり葉が痛んだりで余り綺麗とは言えない。でも低木のモミジは、まだ蒼々としていて葉が痛んでいないので、綺麗な紅葉が期待できそうである。
分岐まで戻り西の尾根へ登って行く。この尾根は中尾の滝へ向かっている尾根で、その分岐を通り過ぎ再び谷へと下って行く。紅葉を期待してこの谷へ降りたったが、感動するような光景は見られなかった。 すぐに西へ登って行き、綺麗な雑木の横道を歩いて行くと大文字山登山道の火床上から中尾城址へ向かう尾根に出合う。「今日は久し振りに火床へ行ってみよう!」とこの道を山頂方面へ登って行く。
雑木道を10分登ると、山頂からの大文字山登山道に出合う。ここを右にとり火床へと下って行く。平日とは言え大文字山の登山道なので、たくさんの人に出会うが、ヒールで一人で山頂へ向かうお嬢さんにはビックリ!。 少し下って火床に着く。火床の中心に降りてくると、何やら賑やかな声がする。幼稚園の遠足だろう、ここで昼食のようである。下山は、今日は大文字の2画目(北の流)に沿った階段を下ってみることにする。 下り始めると今度は服装からノートルダムの子たちだろうかたくさんやって来て、遠足なのだろうカメラマンがパチパチと忙しい。この子供達が「ヤッホー」と叫び始め、我々が階段を下り終えるまで森に響き渡る。下り終えると静かな森に入る。
ここは美しい森で、左にとると鹿ケ谷へ下って行く。今日は初めてだがここを右に取ってみる。シッカリした道が続き、脇道もあるが、今日は道なりに真っすぐ進んでみる。 5分も経たないうちに、割れた「善気山」の標識を見る。東山36峰の一つである。「こんなところにね~」と先へ進むと、急に下り始める。道は広くシッカリしているが、急斜面なので階段状に手入れしてある。両側にネットが続き、右は「慈照寺(銀閣寺)」の山、左は「法然院」の山と記してある。 ネットの急坂が終わるころ、「ベンチや標識が見える!」と道子、道が水平になり広がっているのが見える。標識には「観察の森(法然院森のセンター)」への分岐とあるが、今日は真っすぐ進んでみる。その他「トラックの森づくり事業」とか「京都・文化の森」の案内板も見るので、この周辺の森は景観保全されているようである。
支尾根を下って行くと道は左に折れ谷間へと下って行く。道はさらに綺麗に手入れされ、谷間の大木が美しい。途中で「観察の森」の標識を見るので、上の広場で見た分岐はここへ降りてくるようだ。常緑樹が増えてくると「神社が近いのよ!」と道子。ダラダラと下って行くと左手にお墓が見えてきて、その中へ入るとすぐに右手に下り、目の前を人々が行き交っている。ここは法然院の参道である。
「ついでだから!」と久し振りに法然院に寄って見る。小さな庭を観光客に混じって庭を楽しみ、哲学の道へ向かう。今日は暖かいので疏水沿いを外人観光客が絶え間なく通り過ぎていくが、以前の様に中国人ばかりではなく欧米の人が目立つ。 銀閣寺道のトイレで着替えて、今日は「昼食はNOANOAにしよう!」と道子、銀閣寺道にあるレストランでランチとする。庭でも食事できるが2人は店の中でスパゲッティとビールを頂く。庭のテーブルには外人観光客が次々に座ってきて「欧米の人は外で食事するのが好きや!」と哲郎。 トイレのある建物は有形文化財なので2人はトイレを利用してみる。この建物の外壁に紅葉し始めたツタが綺麗で「いい感じだ!」と。
銀閣寺の帰りのバスは必ず座れる「浄土寺」バス停へ向かう。バス停前にある、小てつさんご用達の「オオマエ」に寄りアップルケーキとやらを購入し娘へのお土産とする。 河原町・京都駅方面行きの17系統のバスは浄土寺バス停一つ手前の銀林車庫前が始発なので必ず座れます(北行きバス停)。「座れる、座れない!」って言っているようでは、2人はもう年をとってしまったようである。
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