魚の子山(宮メズラ~伊香立峠)//北山 2016.09.17 |
静かな伊香立峠に降り立つ |
2016.09.17 (土) 晴れ 哲、道
コース: ・還来神社バス停~バス停横林道~支尾根取付き(古道)~宮メズラ~△魚の子山~P531~小出石越~伊香立峠~伊香立上在地~伊香立下在地~八所神社~下在地バス停 「クサアジサイやホトトギスでも見よか!」と久し振りに還来神社から宮メズラへ取付いてみる。JR堅田駅前で細川行きバス停に並んでいるが登山客が少ない。でも新快速がやって着て、どっと列が長くなり臨時便が出る。二人は還来神社で降りるので定期便に乗る。 神社への赤い橋が見えてきてもアナウンスがないので、慌てて降車ボタンを押す。「きっとこんなところで降りる客はいないのだろう!」と哲郎。バス停から橋を渡り還来神社へ行き、トイレを借り神社前で準備する。この観光トイレは水洗で綺麗なのが良く、準備している間、車が2台やって来たので、このトイレもだんだん知られてきたのであろう。 「ヤブがあるかも知れない!」と防虫処理を十分して出発する。橋を渡ってバス停横の林道へ進入するが、草木が茂って分かり難い。横断歩道横のカーブ標識が宮メズラの取付きである。
ここに林道があるとは思えないほど草木が茂っているが、10mも進めば落ち着いた谷沿いの道に変わる。直ぐの分岐は本流の左を取り進んで行く。この付近にはクサアジサイやヤマジノホトトギスがたくさん咲いていたが、植林が密集してきて暗くなったせいか、ゲリラ豪雨で流れてしまったのか跡形もなく残念ということになる。
林道を少し進むと林道が谷水で寸断され送水管がむき出しになっているのを見る。「これはひどい!」と、前回来た時よりも浸食がすすみ、谷沿いは崖の様に削られ簡単に谷へ降りられなくなっている。降りられるところを探し対岸へ渡ることになる。 この林道、谷と交差する所はことごとく林道が流され送水管がむき出しになっている。3つ目の崩壊個所は谷へ降りられないので左岸の植林地の裾を歩くことにする。しばらく植林地を歩き、谷に近くなったところで対岸の林道へ渡る。
林道にクサアジサイやホトトギスの野草はなく、ただ開花してきたマツカゼソウの群生を見る。左上に林道のようなものが見え、それが近づいて来ると谷に取水口を見る。道に沿って溝があり何処かに水を送っているのだが、「この付近に田畑はあったっけ?」。 そのすぐ先にむき出しの送水管を見て「ここや!」と道子、ここがいつも宮メズラへ取付いている所で、ここから支尾根を登って行く踏み跡が続いている。でも今日はもう少し先へ進んでみて、地形図の破線の古道を確認することにする。
そのうち林道は浸食され怪しくなり、何処が林道か分からなくなる。前回の取付き箇所から200m登ったところ、標高300m付近で谷分岐に出合う。左俣に堰堤を見る。右俣の様子を伺った道子も「堰堤が見える」と。 地形図の古道はこの部分で分岐しているように見える。哲郎は谷分岐の中尾根を少し登って確認すると、そこにハッキリとした古道を見る。取付き部分が谷に浸食され分からなかったようである。
道はシッカリしていて支尾根を登っている。2人はこの道を進むことにする。細い尾根だが難なく登れ、途中で飲水休憩を入れながら植林地を登って行く。右手の谷の向こうに見える支尾根「あれがいつもの尾根や!」と道子。登るにつれ緑の雑木が増えてきて、道も段々薄くなり尾根が広がってくる。
20分登って右手にチョット平らな所に窪みを見る。近寄って確認すると昔つけたマークを見つける。ここはいつも登っている右手の尾根の道が消えたところで、どちらの道も同じところへ出ることが分かる。 ここから先は、左の支尾根を登って行き宮メズラと魚の子山の間の鞍部に向かうか、目の前の植林地の斜面を登り宮メズラへ向かうか、今日は目の前の植林地をジグザグに登ることにする。 昔はハッキリしていた作業道も薄くなっているので、それらしきところをジグザグに登って行く。でもその踏み跡は右の尾根へと向かっているので、時々左へ振り修正しながら登って行く。山頂はもう少しと言うところで、右の尾根筋を歩くことにする。ここはシャクナゲ等が茂り歩きにくいが踏み跡がある。
「やっと着いた!」と、10時55分、ここで早い昼食とする。宮メズラへは北の三谷口バス停(小出石)方面から取付くと林道利用で楽に登ることができるが、汗をかくには還来神社からということになる。 昼食も終わり、疲れも取れたところで南の魚の子山へ向かう。一旦鞍部に下り登り返すと三角点のある△魚の子山に着く。左の伊香立方面からの尾根道を確認した後、右の尾根をとり伊香立峠へ向かう。
植林地の中、ハッキリした踏み跡が続くのでここを歩く人も増えてきたのだろう。時々右下に見える林道は三谷口方面への林道で、伊香立峠へは林道へ降りないことだ。P931では支尾根が分岐しているので要注意、チョット左の支尾根を50m位下って行き、目の前に雑木の大木が混じるようになったところで左へ振ると南尾根道に出合う。すぐ先に緑のシダが見えるので分かる。
後は細い尾根を適当に進んで行くと踏み跡はハッキリした古道に変わる。小さなピークを2つ越え下って行くと植林地の中の鞍部に着く。ここが小出石越で、いくつかの標識がぶら下がっている。 左に下れば伊香立へ、右に谷筋を下れば小出石に降り立つ。伊香立峠へは真っすぐ南の尾根を登って行く。登り切った小ピークは左右に支尾根があるので、ここは真っすぐ南への尾根を下って行く。 細い尾根を進んで行くと左に林道が見えてきて、それが近づいてきたところで尾根の左手にロープが張ってあるところから伊香立峠へ降りて行く。
峠を右に下って行くとゴルフ場から大原へ、伊香立へは左へとる。直ぐの林道にでて左へ下って行く。15分下ると右からの林道と合流する。水道施設を過ぎると道は分岐する。真っすぐ進むと北在地バス停へ、右にとると上在地から下在地へ下り八所神社の傍の下在地バス停へ向かうことになる。 時間もあるので伊香立の里を野草を楽しみながらぶらぶらと下って行き八所神社に着くが、バスまで1時間半あり「どうしよう?」と。伊香立の里を散策してもよいが日が射し暑いので、水洗トイレのある神社で着替えてユックリすることにする。
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