ポンポン山 不動谷右俣//西山 2017.08.05 |
急斜面を巻いて滝上へ 途中で振り返ってみる不動谷右俣の滝 |
2017.08.05 (土) 晴れ 哲、道
・出灰バス停~せせらぎの里~出灰不動尊~不動谷遡行~谷分岐で右俣~大滝横を登る~不動谷右俣遡行~標高500m谷分岐で中尾根~P605からの作業道出合~東海自然歩道出合~出灰バス停南東尾根分岐~P600~出灰集会所~出灰バス停
注意:
・不動谷右俣コース.左俣コースに道はありません。小さな谷ですが滝横を高巻いたり岩をへつったり、谷上の急斜面を歩いたりと危険を伴います。不動谷右俣・左俣は【初心者危険コース】となりますので初心者だけで出かけないようお願いします。 ・右岸は上流から見て谷の右側、右俣は下流から見て分岐の右の谷。 今日は伊吹山夏の野草観察に行く予定であったが、夕方娘たちがやって来ると言うので、早く帰宅できる近郊の山に変更する。イワタバコが咲いているだろうとポンポン山不動谷右俣を遡行し東海自然歩道から出灰バス停南東尾根で下山し、13;00のバスで帰ることにする。 JR高槻駅、駅コンコースにある「7〇〇」コンビニでオニギリを求めるが、賞味期限が間近いものが多い。KIOSKでは朝一番から新しいオニギリが並んでいたが、コンビニに変わってから古いものが目立つようになり、賞味期限を見ながら買うことになる。 JR高槻駅北バス停から二料行きに乗り出灰で降りる。気温は31℃と出灰にしては朝から暑いようだ。バス停で準備し、出灰川沿いの道をとり「せせらぎの里」へ向かう。川沿いの木陰は涼しいが、この時期野草は咲いていないので、ただ黙々と歩くことになる。
せせらぎの里に着き出灰不動尊への橋を渡り、暗い川沿いの道を歩いて行くと出灰不動尊に着く。不動谷の取付きは右岸左岸どちらでもよいが、最初の行場の滝へ行く道から右岸へ進むと滝が見えてくる。この滝は初心者の修行用には丁度良い高さ、付近の岩にイワタバコはたくさん咲いてはいるが、チョット離れているものが多い。 この不動谷にはイワタバコがたくさん咲いてはいるが、手の届くところには少なく、近い花を見つけるとカメラで撮ることになる。滝横を一登りしてから左岸へと渡って行く。
不動谷は小さな谷だが、苔むした岩場が多く深山の谷の様に楽しめるのが良い。でも大水で歩けないところもできてくるので、コース選定が必要となる。 谷分岐手前の数mの滝まで来て右岸に渡り滝上へに出る。今まで気が付かなかったようで、ここにウバユリを見るが咲きかけた蕾で残念。
滝上の先には谷分岐があり、今日も遡行が楽しめる右俣にする。小さな滝状の岩場を右に左にと進んで行くと、前方に右俣で一番大きな滝が見えてくる。
夏は水量が少なく美しく見えないが、ここがポンポン山と思えないような滝である。滝下から滝上まで左岸の斜面を巻いて10数m登ることになる。この斜面は急で滑りやすいので、滝壺に落ちないようにユックリ登ることになるが、こうゆう時に限って今日最初のアブが2人に襲ってくる。 小てつさんの防虫テスト品「虫よけキンチョールDF/成分:イカリジン」は効果があったのかどうか?、滝上までは刺されることもなく「やれやれ!」。滝上で顔を洗い小休止していると、何やらチクリと2人ともやられたようですぐに歩き始めることになる。哲郎の被害は軽かったが道子の腕(服の上からだが)は翌日から腫れてくる。
しばらく右岸の植林地の裾を歩いて行くと前方に緑が見えてきて、深いシダの中を歩くことになる。この頃ニュースで話題のマダニが心配なシダだが、ここではまだマダニが付いたことはない。
シダを抜け大岩に突き当たったところで左岸へ渡り、植林地の端を歩いて行く。植林が終わると、小さな滝が続き、V字の谷が続くので、コース選定しながら谷の中を歩くことになる。もう何度も訪れているコースだが、毎回「どこを歩こうか?」と考えるのも楽しみの一つである。 V字の谷の前方に数mの細い小さな滝が見えてくる。右岸は岩をへつって行けそうだが、2人はいつものように左岸の急斜面を歩いて行く。ここも滑りそうな急斜面なのでエッジを効かせゆっくりと歩いて行く。
小さな滝を何度も越えて行き、最後の小さな滝、今日は右岸を高巻いて登って行く。滝を過ぎると谷は緩やかになり、標高500m付近の谷分岐に着き小休止する。 今日は谷分岐の中尾根を登って行くことにする。途中休憩を入れながら標高差100m近く登って行くとP605からの作業道に出合うので、右にとり東海自然歩道へ向かう。
細い尾根道を進んで行くと、数分で東海自然歩道に出合う。10時55分、予定より随分と早く登って来たが、13時のバスに乗るため山頂は諦め出灰へ下ることにする。 東海自然歩道を本山寺方面へ15分も進むと出灰分岐に着く。ここには東海自然歩道の標識と足元に「府民参加」の石標があるので分かる。
右の細い尾根道へ入ると標高600mの小ピークまでは穏やかな尾根道が続き歩きよい。その中ほどまで来たところで単独の男性に出合う。相手もこちらも「こんなマイナーな道で人に出会うとは!」と。「ここは良く利用している」と哲郎、彼も良く歩いているようで、「古道の太い倒木を一掃しました!」という。どうやら溝状の道の倒木を取り除いたようで、最後に「その道を歩いてみてください!」と言って通り過ぎていく。 標高600mの小ピークから右の支尾根を取り北へと下って行く。道はどんどん下り始めるが、雑木の道も細い木々が取り除かれ歩きやすくなっている。
道が溝状に変わると、今までは倒木を避けるため尾根を歩いていたが、今日は溝状の古道を歩いてみる。倒木処理には鋸が必要だっただろうと思うほどの大木も一掃され歩きやすくなっているので、今日は最後までこの古道を下ることにする。 溝状の道が終わり植林地が見えてくると、出灰バス停は近い。急斜面を横切り右の支尾根に乗ると右下に集落が見えてくる。 尾根の先端まで下り右下の出灰集会所の建物の横に降り立つ。11時55分、バスまで十分時間があるのでゆっくりとバス停へ向かう。出灰川に降り体を拭き着替える、と言っても膝まで汗でぬれたズボンは着替えることができないので、ただただ早く乾いてくれることを願う。
「何やらいい匂い」と思っていたら、上流の方で水遊びをしている家族が昼食中、我々もバス停へ向かいオニギリを食べる。そこに男性3人組がやって来る。彼らは快適に歩いてきたのか、余り汗をかいていないように見えズボンも濡れていない。「何故だろう?」と道子。 定刻にやって来たバス、クーラーがききいい気持ち、「すぐにズボンも乾くだろう!」といいつつJR高槻駅へ向かう。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||