大文字山(毘沙門堂~防火管理道~銀閣寺)
2018.09.24


 
大文字山の山頂付近は倒木多いが
もう手入れされていて歩くことができる


2018.09.24 (月・祝) 曇り   哲郎・道子



コース:
・JR山科駅9:20~毘沙門堂~安祥寺林道入口~防火管理道北端~東山トレイル「44-1」~四辻「45」~△大文字山~中尾城への尾根分岐~中尾城手前鞍部~堰堤出合~大文字山銀閣寺登山口~12:15銀閣寺

注意:
◆大文字山登山道は2018年台風21号の影響で倒木多く歩き難くなっています。最新の情報を確認してルートを決めてください。







京都における台風21号の被害は広大に及んでいる。今日は大文字山へ出かけ台風後の登山道の様子を伺いに出かける。本当は武奈ケ岳へ出かける予定であったが、昼から下りそうなので諦める。

 JR山科駅からスタバー横のトンネルを抜けていくのだが、周辺の店舗が新調され興味あるところではあるが、見ることもなくトンネルへ。今日も裏通りから洛東高校横を歩き毘沙門堂へ向かう。

 モミジバフウの大木は枝が折れ、葉が散っていてサッパリしているので紅葉はどうなることやら。今日は満水で流れている疏水の横を通って毘沙門堂へ向かう。ここからだと周囲の山々に台風の影響は余り見られない。

山科駅スタバー横のトンネルを抜ける モミジバフウの大木は枝が折れ
紅葉はどうなることやら

 毘沙門堂から川沿いに進む。いつも綺麗に紅葉するモミジの大木が1本倒れている。すぐに後山階陵分岐に着く。右の安祥寺川沿いのハイキングコースは、大きな台風の後は決まって倒木が道を塞ぎ谷道が崩壊しているので、今日は止める。

 真っすぐ西に進み安祥寺林道から登ることにする。この林道は広く倒木の影響が少ないからだ。安祥寺林道入り口は2ヶ所あり、歩きよい奥の入口へ向かっていると、前後して女性2男性1のグループが歩くが、初めてのようなのでこちらも野草を見ながらユックリと歩くことにする。

右の安祥寺川沿いのコースは止め
安祥寺林道へ向かう
安祥寺林道、最初の入り口はパス
ヒヨドリバナ 金平糖の花 ミゾソバ

 安祥寺林道の2番目の入口に着く。ゲートを入ったところですぐにスパッツを付け準備していると、3人組も前を通り過ぎ先行していく。谷沿いの林道が登り始めると倒木を見るようになるが、林道が広いので簡単に抜けることができる。

安祥寺林道の2番目の入口に着く 倒木を見るが、簡単に抜けることができる

 入口から10数分歩くと右手に堰堤を見る。ここは防火貯水池があり、ここから林道は防火管理道に変わる。先行のグループはここで立ち止まり小休止しているようなので2人は先に進んで行く。

 前方にも一人の女性を見る。傘をさして歩く風貌は「ikomochiさん!」と思うが、歩きが違うようで「違うな~!」と。林道分岐「E-5」に出合い右の防火管理道へ進むと、少々登り始める。後ろの3人組も右にとったようで、2人はピッチをあげ歩き始める。

防火貯水池に着く 「E-5」の分岐で右の防火管理道へ

 右下に見える谷側の植林地は台風で少々荒れているが、防火管理道には全く影響はない。林道分岐から約20分歩くと防火管理道の北端に来る。立派な案内図には、ここは「防火管理池」とあるが水が溜まるような大きな池はない。

 先行の女性がベンチで小休止、目の前に大きな倒木を見て進路を考えているようである。別ルート等色々と話しているうちに、彼女は「引き返します!」という。2人は予定通り池の右端にある登山道から登り始める。

防火管理道には全く影響はない 2人は予定通り登り始める

 ここから東山トレイル「44-1」がある尾根へは7~80m登ることになる。目の前には大きな倒木がたくさん見え「これは大変だ!」と思うが、登山道がハッキリ見え、倒木の上や間を歩くことができ一安心。所々大木を避け迂回することになるが、すぐに登山道に戻れば難なく進むことができる。

 でも少々時間がかかって15分でトレイル道の尾根に出て、東山トレイル「44-1」に出合う。人の往来を見るので、蹴上からのトレイル道も通れるようになったようである。

大きな倒木がたくさん見え
「これは大変だ!」と思うが
トレイル道の尾根に出て

 右に取り山科からの尾根に出合い山頂へと登って行く。倒木は予想外に少なく、いつものように歩いて行く。四辻「トレイル45」を一登りし、左へ山頂へと向かい始める頃、左右に根こそぎ倒れた雑木を目にする。たくさんの倒木を見るが、登山道だけは手入れされ歩けるようになっている。

 山頂ではたくさんの人が休息中だが、下山後に昼食とする2人はすぐに下山し銀閣寺へ向かう。山頂から銀閣寺への道にもたくさんの倒木を見る。この付近の尾根は丁度台風の南風が強く当たったようである。

△大文字山 登山道にたくさんの倒木を見る

 今日は火床手前から中尾城址への尾根道へ進んでみる。この尾根は火床の登山道の北側にあるので倒木はほとんどなく、これからの紅葉も楽しめるようである。

 中尾城手前の鞍部を左にとり、谷筋を下って銀閣寺の大文字山登山口へ向かう。この谷もほとんど台風の影響はなくすぐに堰堤に降りたつ。

火床手前から中尾城址への尾根道へ 中尾城手前の鞍部を左にとり

 谷に降り次の堰堤横を下り銀閣寺の大文字山登山口に降り立ち、堰堤下の流れで用具を洗い収納する。

 銀閣寺参道には観光客も戻ってきて賑わっている。昼食は久し振りに「おめん」でもと思ったが、長い列ができていて1時間は待つことになるかも知れないと諦める。きっとガイドブックに載っているのだろう。

 「おめんがだめならGOSPEL!」と、店内に入ると丁度御昼どきで店内は満席、大きなテーブルに座ることになる。道子はランチセットだが哲郎はお気に入りのチキンカレーとビールを注文する。料理ができる頃、窓際のテーブルに案内されランチを美味しくいただく。

銀閣寺の大文字山登山口に降り立つ 長い行列の「おめん」

 窓の下では若い女性たちがこの建物の写真を撮っているのが見える。彼女たちは店内に入り家具や色々なものを写し始める。お店のひとは注意しないが、お客には迷惑なことである。そのうちこの店にも長い行列ができるのではと心配する。

 昼食も終わり「オオマエ」の前を通りバス停へ向かうが、「もうすぐドッグ検診があるので甘いものは控えよう!」と道子、アップルケーキは諦めることになる。








主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈む所を知っています。


詩篇 【 104:19 】
オオハンゲ