大文字山 台風被害調査  2018.10.23
(山科疏水公園~雨ノ社~△~月待山)


 
疏水公園~P381の県境尾根は全く歩けません


2018.10.23 (火) 曇り  哲、道

コース:
・JR山科駅~JRガード~疏水公園~・220ピーク(諸羽山)~白岩~P261(柳山)~陰山(・310)~送電線鉄塔~県境尾根~雨社~(林道)~四辻【45】~△大文字山~火床北の流~法然院への道~UAきずなの森~月待山~登山口下堰堤~銀閣寺

注意:
・2018.10.23現在、大文字山周辺の登山道は台風21号の影響で倒木多く通れない登山道がたくさんあります。ハイキングに出かける方は通行できるか調査の上お出かけください。 ・毘沙門堂裏道からのP381~雨社間は道が整備され通れるようになりましたが、疏水公園からの県境尾根~P381間は、まだ倒木多く通れません。








 大文字山の台風の被害調査に出かける。今日のコースは、JR山科駅近くの疏水公園から県境尾根に抜けるコース、P381から雨社感は前回調査したので調査は疏水公園~P381間となる。時間があれば火床から法然院へ下る道も歩いてみたい。

 JR山科駅横のトンネルを抜け北の住宅地に出てJR沿いに東へ向かう。JRのガードを2つ越え突き当たったところを左手に進むと、すぐに疏水公園へ登って行く細い道を見る、私有地なのか車両進入禁止の看板を見るが歩行者は通ることができる。

住宅の間を少し登って行くと最後は階段を登って疏水公園へ出るのだが、その階段登り口に「台風の為通行禁止」の案内板を見る。疏水沿いの散策路は歩かないので、そのまま階段を登って疏水公園へ向かう。

スタバ横のトンネルを抜ける 階段を上ると疏水公園

 「あれ~!」と思うほど散策路に行き交うたくさんの人を見る。どうやらもう歩けるようだが「あの案内板は何だ!」と思ってしまう。造成中の疏水公園、ほぼ出来上がっていて広々として綺麗だ。道子は新調されたトイレへ向かう。

 ここで準備をして、公園の東側にある階段へ向かう。ここが県境尾根から雨社コースの登山口である。

新調されている疏水公園 登山口へ向かう

 最近大文字山の登山コースに新しい標識を見るが、ここにもそれがあり難なく登ることができるが、それにしたがって行くといつもと違うコースで登ることになる。最初はシダの間の急斜面を登って行く。

 急勾配の登りが終わりホッとすると、倒木を見るようになるが、連続していないので難なく進むことができる。

最初はシダの急斜面 220mのピーク(諸羽山)に近づくと
倒木を見るようになるが

 ・220mのピーク(諸羽山)を過ぎ下って行くと白岩と呼ばれている大岩を見る。ここから西の疏水沿いの住宅や東山が良く見える。このコースはアップダウンを繰り返すので、西の毘沙門堂裏道よりは少しシンドイかも知れない。

 すぐに登り始め所々に倒木を見るが、その数少なく難なく歩くことができる。標高差60m登ってP261(柳山)に着く。ここはまだ毘沙門堂より南である。

白岩を過ぎる P261への登り
倒木見るがその数は少ない

 P261から標高差20m下って、すぐに・310ピークへと登り始める。尾根は北から東へと向いて行くが、登るにつれ倒木が増えてきて簡単には登れなくなる。倒木を潜ったり跨いだり、大きく迂回したりしてやっと・310(陰山)のピークに着く(初心者だけでは難しいかも知れない)。

・310ピークまで倒木が続く 迂回も続く

 このピークは東からの道に出合うのだが不鮮明でよく分からない。ここから県境尾根へは真北に下って行くのだが、ピーク付近は踏み跡が薄いので「北」を確認し下り始める。

 下り切った鞍部で四ノ宮方面に行くのだろう右下に下って行く道を見る。分岐を過ぎると関電巡視路の標識を見る。道が少し登り始めたところで送電線鉄塔「蹴上3」に出合う。

 さらに尾根を北に250m登って行くと2番目の送電線鉄塔「荒神口40」に出合う。ここまで来ると県境尾根は近い。意外なことに、この付近の倒木は少ない。さらに登山道に倒れかけた倒木はノコギリでカットして除けてあるので歩きやすい。これは関電巡視路の整備の為カットされているのかも知れない。

・310mピーク付近は踏み跡薄い 関電巡視路の標識を見る
最初の鉄塔「蹴上3」 2番目の鉄塔「荒神口40」

 鉄塔からすぐのところで分岐に出合う。右に斜面を巻いて行く道は四ノ宮へ下って行くので、県境尾根へは真っすぐ登って行く。途中の倒木は処理され難なく歩いて8分で県境尾根に出合う。

 いつも見る標識が倒れ尾根道が落ち葉で消えていたので、県境尾根に着いたことが瞬時に分からなかった。小休止後県境尾根を西へと歩き始める。

鉄塔からすぐのところで分岐に出合う 県境尾根に出合う

 歩き始めて1分も経たないうちに倒木を見るようになる。それも大木なので簡単には進めない。最初は倒木を潜ったり跨いだりして進んでいたが、倒木が連続してくると、もう通れないので尾根から離れて倒木を大きく迂回するようになる。

 「これは無理だな~」と言いつつ、倒木を避け右に左にと抜けていき、やっと支尾根分岐までくると倒木は治まる。僅か200mの間だが、すさまじい南風を受けたようだ。

 右(北)の支尾根は谷へと下っていくので、県境尾根は真っすぐ進む。尾根を進んで行くとすぐにP381下の分岐に着く。県境尾根出合からP381下まで300m足らずの平坦な尾根だが15分もかかってしまったようだ。分岐から少し登ってP381に立つ。結論として「疏水公園からP381への道は当分の間歩けない」と言うことである。

倒木を見るようになる 最初は倒木を潜ったり跨いだりして
200mの間倒木が続く P381下の分岐に着く

 P381から雨社へ向かう。1週間前は倒木を跨いだり潜ったり、迂回しながら進んで行ったが、登山道上の倒木はすべて処理され難なく歩くことができる。「なんという早い対応なのだろう!」と感動する。雨社から大文字山への登山道は植林がたくさん倒れていて通れないので、今日も林道を歩くことにする。

 登山道が林道を横切る分岐に出合うが、山頂への登山道はまだ倒木で埋まっているので、今日もトレイル【45】までは林道を進む。雑木の伐採はすぐできるが、倒れた植林の処理は色々と面倒な事があるのだろう。

P381から雨社への道
登山道上の倒木はすべて処理され
登山道が林道を横切る分岐から
山頂への登山道は通れません

 左手から林道に登ってくる階段を見ると、そこが四辻【45】へ上がるポイント、右手の斜面を登る道を進む。数mも登ると雨社からから四辻への登山道に出合い、左へ進むとすぐにトレイル【45】の標識を見る。

 右に登って行き△大文字山に着く。今日は天候がすぐれないのか、昼食をとっているのは2組だけである。11時45分、まずまずの時間なので、下山は火床から法然院へ下ってみることにする。

林道から四辻【45】へ上がるポイント △大文字山で小休止

 火床まで下って行くが、今日は出会う人は少ない。火床に着くとワイワイと子供たちの声、校外授業なのかあちこち3グループの学童たちで賑わっている。2人は「北の流」を下って行きお気に入りの静かな森に着く。平らになったところで右にとり法然院への道へ向かう(左にとれば鹿ケ谷へ下る)。

火床の北に流れを下る 静かな森に着く

 踏み跡を辿って行くと道は下り始めるが、その入り口に「通行禁止」の案内板を見る。法然院へは倒木で下れないとのことなので、「法然院がだめだったら月待山から堰堤へ下ろう!」と案内板から中に入り様子を伺うことにする。

 急坂を下って行き緩やかになると観察の森への標識、この付近の倒木は処理されている。この先、倒木が多いかも知れないと、今日は月待山へ向かうことにする。

「通行禁止」の案内板を見る 観察の森への標識付近の倒木は
処理済み

 ベンチを過ぎると下り始め、20m位下ったところでネットが切れ右への分岐を見る。この道が「UAきずなの森」から月待山への道である。2分も歩くときずなの森、だが広場は倒木がいっぱいで広さを感じない。

 「あれ、人がいる!」と、そこに男性数人が休憩中、作業着を着ていてチェンソーを持っているので、倒木を処理しているようだ。この付近は森林管理局が管理しているので倒木への対応が早いのだろう。

 月待山へは「UAきずなの森」の看板から右の小路を進んで行く。丁度昼休み中なのだろう、くつろいでいる横を通り月待山への道へ進入する。もう倒木はなくハッキリした踏み跡を辿って行き、こんもりしたところに着くと木に「月待山」の札を見る。

ネットが切れた分岐を右へ UAきずなの森に着く
「UAきずなの森」の看板 月待山

 そのまま進んで行くと支尾根を北へ下って行き、尾根道が山裾で突き当たったところで右の谷へ下って堰堤上に降り立つ。そこは銀閣寺大文字山登山口の少し手前のところで、登山道から堰堤は見える。

 登山道には数台のトラックが停まっていて、今日は山全体で倒木処理がされているようである。銀閣寺参道を下っていると、後ろから子供たちの声が聞こえてくる。「トイレがいっぱいになる!」と急ぎ足でトイレに向かい着替える。

尾根道が山裾で突き当たったところで
右の谷へ下って行く
降りたった堰堤から登山道へ

 今日も火曜日、GOSPELはお休み、NOANOAもお休みなので銀閣寺道バス停近くのセカンドハウスで昼食とする。パスタランチだが「アルコールはありません!」とがっかりの哲郎。

 次は通れないと言われている安祥寺川沿いのコースでも歩いてみたいが、もう紅葉の時期、他の山も忙しくなるな~。







木には望みがある。
たとい切られても、
また芽を出し、
その若枝は絶えることがない。


ヨブ記 【14-7】
木にテープを巻いてはイケマセン