蛇谷ヶ峰
(桑ノ橋~西峰反射板~須川峠~畑)//奥比良
2018.05.05


 
蛇谷ヶ峰から畑へ下る雑木の尾根
新緑を楽しみながら下って行く


2018.05.05 (土) 晴れ   哲、道

行き:出町柳駅前バス停7:45 - 桑ノ橋 (京都バス)
帰り:畑 13:54 - JR近江高島 14:21= JR京都


コース:
・桑ノ橋バス停~バス停北30mにある登山口~望岳所~キノコ研究所~林道の登山口~猪の馬場~雨量計測所~P791~天狗の森~西峰反射板~△蛇谷ヶ峰~P752~P702~須川峠(ボボフダ峠)~林道出合~舗装道ゲート~畑バス停

注意:
◆須川峠(ボボフダ峠)から畑へ下る峠道は谷筋で少々荒れていますので注意して下さい。







 連休中の催し事も終わり「やっと、山へ行ける!」と。今年は春の花が早く、「花鑑賞してきました」という皆さんからの花報告があったので、「違う山にしよう!」と新緑を楽しみに蛇谷ヶ峰へ出かけてみる。

 連休の後半で天気が良いので出町柳比良行きバス停には長い列ができる。広河原行きにも登山者を見るが、相変わらず高齢者ハイキングクラブの面々は堂々と割り込みをする。全員座れそうなので忠告を止める哲郎だが、彼らはいくら注意しても従わない年頃なのだろう。

 比良行きは臨時便が1台しか出ず、多くの立客を乗せて出発する。連休でどの路線も乗客が多く、増便できないのかも知れないが・・・ケシカラン!。今日はたくさんの人と共に桑ノ橋で降りる。バス停小屋で準備するが、道子はすぐ南にあるトイレへ向かう。準備も終わりバス停北すぐにある登山口へ向かうが、前後に登山者を見る。車でやって来た家族連れもいて、結局この時間に桑ノ橋から12名が山頂へ向かい、こんなにたくさんの人と登るのは初めてである。

国道の登山口はバス停北30m
標識が倒れている
送電線に沿って林道を進む

 道はすぐに突き当たり右に取り斜面に沿った林道を進んで行く。道沿いにワラビが続くが良く摘まれているので手頃のものはない。頭上の送電線から離れ植林地に入ると登り始める。道は大きくジグザグに支尾根を登って行く。

 この林道にある登山口は標高500m付近なので、随分と登ることになる。周囲に緑の雑木が増えてくると明るくなり、立木が切れたところから南西にシラクラの山並みを望む(望岳所)。

植林地に入ると登り始める 望岳所から望むシラクラの山並み

 そこから少し登った鞍部がキノコ研究所、ここには犬を連れたカップルが休息中、右手に進むとすぐに林道登山口に着く。ここで小休止しているとBPS登山者が登山道を登って行く。我々も後を追うように登山口から支尾根に取りつく。

 150mも進むと登山道は右(東)に折れ支尾根を登って行く。この付近から赤いテープが目立つようになる。これがまたひどい!!、古い赤いテープがたくさん続いている間に新しい赤いテープ追加され、この付近では5m間隔でマークが続く。「アホとしか言いようがない!」と哲郎。

 こんなことをするのは中高年のハイキングクラブだろうと哲郎。彼らはマナー教育を受けたことがない年齢なのか?、もう少しマナーを守ってほしいものだが、これもバス停での割り込みと一緒で、いくら注意しても改善されない人たちなのであろう。

キノコ研究所まで来ると
林道からの登山口はもうすぐ
林道からの登山口

 綺麗に清掃登山していると予定のバスに間に合わないし、今日は雑木を守るためにテープをカットして歩くことにし、後日清掃することにする。でも後日と言ってもいつになることやら。

 天狗の森へ来ると、足元に散ったシャクナゲの花を見る。名残のシャクナゲを鑑賞し一登りして西峰反射板に着く。南方に見える釣瓶岳や後方の武奈ケ岳が霞んで見える。ここまで来ると新しい赤いテークはテープが切れたのか見当たらない。西方から鞍部を登り返し山頂へ向かう。

 そんなこんなで登ったので、山頂まで折角の新緑は楽しめなかった。それでもがんばって登り予定通り11時30分に山頂に着く。

雨量計測所 雑木の綺麗な尾根なのだが
もう散ってしまった
天狗の森のシャクナゲ
反射板のある西峰

 山頂広場にはたくさんの人が休憩中、今日は琵琶湖が望めるが遠くの山々は霞んでいる。小さなお子さん連れもいて「元気な子や!」と。15分で昼食を終え畑へと出発する。

蛇谷ヶ峰山頂広場に着く 昼食を終え畑へと出発する

 畑への尾根は緩やかに下って行き、テープもあまりなく、新緑の雑木が続き心地よく歩くことができる。足元にはハナヒレニキが成長してきているが、尾根に続くイワカガミはもう終わっている、「早いな~」と。

 「気持ちい~い!」と言っているうちに、尾根は植林に変わり須川峠(ボボグダ峠)に着く。{今日はここから」と左にとり畑へと下って行く。

新緑の雑木が続き心地よく歩く チゴユリ
名残のイワカガミ 須川峠(ボボフダ峠)を下る

 峠道は溝状の道に変わりジグザグに支尾根を下って行く。右手に谷間を見るようになると、最初の谷分岐に着く。ここは右手の谷を渡るのだが、数年前渡渉地点が浸食され渡り難くなっているので、谷分岐まで降り右手の斜面を登り登山道へ進む。

 すぐに階段状の植林地に出合うと次の谷分岐、ここも右手の谷に近寄り対岸の登山道を探し、ここは難なく谷を渡る。谷に沿って下って行くと3番目の渡渉、昔と変わらず難なく渡ることができる。

 渡渉が終わると右下に谷を見て、少し高い所に道があるので注意して歩く。植林地の中谷に沿うようになると堰堤に出合う。ここは左手の斜面の道をとり堰堤を越していく。

1番目の渡渉地点は渡らず
谷分岐まで下り斜面を登る
2番目の谷、ここは難なく登山道へ渡る
3番目の渡渉は昔と変わらず問題なし 堰堤に出合うと、左手の斜面の道を

 堰堤を超えるとすぐに林道に出合うが、この峠道林道手前で大木が2本倒れている以外、昨年と余り変わっていないようで一安心する。しかし昔より峠道全体に注意する所が多くなってきているので、初心者だけで歩かない方が良い。

 林道を左にとり、今日は林道を下って行く。少し遠回りだが歩きやすいのが良い。林道にはたくさんのゲートがあるが、畑バス停へは林道をぐるりと東へ回って行き畑の集落に近づいてくると舗装道のゲートを通る。この林道は畑集落へは行かず、黒谷口まで続いているので要注意。

堰堤を超えるとすぐに林道に出合う ヒメハギ

 今日は開けにくいゲートを開け、また閉めて舗装道を下って行く。木で作った見晴台の横を通ると田園の中を下って行く。

 13時40分、いつもよりユックリ歩いたのかバスまで15分、急いで着替えて後始末をする。やって来たバスに乗るが乗客2人、のんびりと田園の中を右に左にとクネクネと走るバス、「さすがにコミュニティや」。

舗装道のゲートを通り畑バス停へ 畑バス停(水洗トイレあり)

 JR高島駅に着くとすぐ新快速がやって来てこれに乗る。今日は花こそなかったが美しい新緑の中を歩けて「良かった!」ということになる。








主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈む所を知っています。


詩篇 【 104:19 】
ギンランの蕾