雲取山 //京都北山 (寺山峠~ハタカリ峠~雲取峠) 2018.03.10 |
寺山峠から旧花背峠までの雑木の尾根に新しい林道が造成され 「北山の雑木の尾根がまた一つ減った!」と哲郎 |
2018.03.10 (土) 晴れ 哲、道
コース: ・花背高原前バス停~寺山峠~凌雪荘(京産大)~ハタカリ峠~雲取峠~△雲取山~雲取峠~一ノ谷~寺山峠~南尾根の新しい林道調査~P862~旧花背峠~旧道別れバス停~花背峠バス停~百井別れバス停
注意:
・雲取山周辺は積雪時、1m前後積もります。積雪状態により、ワカン、スノーシュー、アイゼンが必要です。 インフルエンザで休養していた哲郎と道子、2週間休んだので今日は足慣らしに雲取山へ出かける。 比良行きのバスは来週からなので、今日もヒッソリした出町柳駅前バス停から広河原行きに乗る。山々に白いものは見えないが、花背峠への登りではスリップして登れない車がいる。 花背高原前で降り早速林道を歩き始める。今朝降ったのだろう薄っすらと白い物を見るが。草原にも雪はなく「もう春だ!」と言って足元を見るが、道端に野草は見当たらない。
今日は晴れているがちょっぴり肌寒いので汗をかかないが、林道終点に来たところから登りが始まるので服を調節する。林道終点から谷を渡って植林地の谷間を登って行くが、植林地にも薄い積雪を見る。今日は積雪少なくスイスイと登って行くことができる。 登るにつれ「やっぱり暑い!」とさらに服を調節することになる。谷間を詰めて行き、寺山峠への標識を見て右手の巻道へ進む。
木の根道を登って行き斜面を巻いて行くと、すぐに寺山峠に着く。9時45分、バス停から40分である。「エ、エ~!」と、峠の南北の尾根筋に、新しい造成中の林道を見る。「これは、どこからどこへと続いているのやら?」と気になるところだが、寺山峠から北の尾根を進みハタカリ峠を目指す。
右下すぐのところに沿っている林道を見ながら尾根を登って行く。「林道ができたので花背の鉄塔が良く見える!」と道子。10分余り林道を見ながら尾根を登って行くと、林道は東へと向きを変え尾根から離れて見えなくなっていく。尾根の左右に植林を見るので、植林を避けるように下って行ったのかも知れない?。
「やれやれ!」とやっと落ち着いて尾根を進んで行く。小ピークのアップダウンを繰り返していくが、急斜面には立派なロ-プが用意してある。冬枯れの雑木には着雪があり斜面一面に白い花を咲かせている。 2度目のロープを下ると、左手に広い谷間を見て京産大の山小屋(凌雪荘)を見る。ここで尾根をショートカットし山小屋の横を通りハタカリ峠へ向かう。足元には今朝積もった雪を見るが残雪は無く、今年は雪が少なかったことが分かる。
小屋の左手から地蔵杉山の斜面を横切ると尾根に出合うので、その尾根を右へ進んで行く。雑木の尾根を少し登って行き右手が開けてくるとハタカリ峠は近い。 尾根の緑の雑木が消え、冬枯れの雑木が目立ってくると、国体コースへの尾根分岐に着く。右にとると国体コース、左に少し下ったところがハタカリ峠である。この尾根には同じような鞍部がたくさんあるので、標識がなければハタカリ峠が分かり難い所である。
前方から数人の登山者がやって来るがバス登山者ではない。最後の人が話しかけてきて、「我々は大布施からやって来て、この後花背峠~滝谷山へ向かう!」と言っている。我々の足慣らしと違って、随分と頑張っているようである。 雑木の尾根に乗り、コの字にぐるりと回ってユックリと登って行き、最後は下って雲取峠に着く。「あれっ!、残雪がない!」とこの時期にしては珍しい事である。
峠の広場を横切り、雲取山へ向かう。直ぐの植林地の右斜面を巻いて行くのだが、ここにたくさんの倒木が登山道を塞いでいる。倒木を過ぎる頃、上のピークの方から声が聞こえるので、この倒木を避けているようである。 巻道が終わると雑木の尾根を一旦鞍部に下って行き、直ぐの小ピークを越え再び鞍部へと下って行く。鞍部から一登りすると△雲取山に着く。
11時10分、バス停から約2時間かかったようだ。日が当たり風も弱いので、ここで昼食とする。食事中も先ほどの声の主はやって来ないので、山頂からの帰りだったようだ。15分でオニギリを食べ終え、哲郎はいつものお湯割りで体を暖める。 15時のバスには十分時間はあるが、久しぶりだと一ノ谷を下ることにして山頂を後にする。雲取峠まで戻り右手の一ノ谷の下山口へ向かう。植林の中の狭い道なので、ここには20~30cmの残雪を見るが、道が谷に沿うようになると雪は消える。
右に左にと、植林地の中の細い谷を渡り返し下って行く。谷も広くなり雲取荘という小屋を過ぎると「一ノ谷出合」は近い。 標識のある一ノ谷出合から左の谷筋を登って行き寺山峠へ向かう。足元は湿地帯の様にズクズクで、相変わらず歩き難い。10分足らずで寺山峠に着く。12時25分、このまま花背高原バス停下るとバスまで2時間、「Cafeは開いているかどうかな?」と。 「そうだ、新しい林道を歩き、その行き先を調べよう!」と寺山峠から南の尾根に伸びる林道へ進入する。
林道は南尾根の少し下を尾根に沿うように続いている。尾根には所々植林地があるので、それを避けているのかも知れない。林道は基本的には雑木の中に造成されているので、標高620mのピークには登って行かずに、ほぼ水平に進んでいる。 尾根から一ノ谷へ下る古道がある付近から、林道は尾根の登山道を横切り、尾根の右手に変わる。右手に変わったことで「この林道は芹生へ下るのやろか?」と心配するが、尾根を下るようなことはない。
P862の雑木の広場を左に見て通り過ぎる。この頃から林道は登山道の真上に造成されている。だから周囲の景色は登山道を歩いているのと同じで、何やら変な気持になる。 林道は登山道があった尾根の左側に変わる。足元が緩い林道は、この付近からドロドロ状態になり汚れないように注意しながら歩くが、もう道子はズボンまで汚れてきている。こうなると周囲を見る余裕はなくなり、ただ足元を見ながら歩くことになる。
旧花背峠が近づいてくると、緑の低木が続いているのだが、林道はその真ん中に造成されていて、「北山の雑木の尾根が一つなくなってしまった!」と哲郎。ここを歩くのはスノーハイクの時だけになるかも知れない。 林道が下り始め目の前に植林地が見えて来ると、旧花背峠は目の前。横に溝状の道を見ながら下って行くと、突然旧花背峠から芹生への林道に飛び出す。ここはいつも尾根から林道へ出ている所である。
林道を左に進むと、すぐにお地蔵さんが見えてきて旧花背峠に着く、13時20分である。足元が悪い中、寺山峠から50分で来たことになる。バスまで100分待つことになるので、峠下バス停へでもと思ったが、まずはドロンコを洗おうと谷水が流れる「旧道別れ」バス停へ下ることにする。 雪解け水だろう細い流れは勢いがあり、靴、スパッツ、ストックやズボンを綺麗にする。それでもバスまで1時間あり「ここで待つのは寒い!」とバス道を歩いて花背峠へと登って行く。 歩き始めると丁度良い暖かさ、テクテク登って行く。25分登って花背峠バス停に着く。
日が射して暖かそうだが温度計は0℃、「まだバスまで30分ある!」と峠から次のバス停「百井別れ」まで歩くことにする。舗装道が続き「きついな~!」と哲郎、歩くのは百井別れバス停までとする。
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