ポンポン山 //西山
(出灰バス停南東尾根~釈迦岳~奥海印寺道)
2018.02.21


 
誰もいない△ポンポン山


2018.02.21 (水) 晴れ   哲単独

行き:JR高槻駅北バス停7:53 - 出灰(高槻市営バス)
帰り:立石橋から阪急西山天王山駅まで徒歩


コース:
・出灰バス停~出灰集会場~出灰南東尾根~ピーク(・600)~東海自然歩道出合~△~杉谷分岐を右~△釈迦岳~善峯・奥海印寺分岐を左~善峯分岐で直進~京青の森~奥海印寺道分岐~林道終点~立石橋~京都縦貫道高架下~西代公園~阪急西山天王山

注意:
・釈迦岳から長岡京市に下る奥海印寺道には最近伐採地ができ、新しい林道が数本できていますので迷わないよう注意して下さい。









 週末は山行きできず、今日は足慣らしにポンポン山へ哲郎一人で出かける。JR高槻駅北バス停から二料行きに乗るが、平日は堅田小学校へ通う子供達で賑わう。

 出灰バス停で降りる。気温表示は0℃と、今日は暖かいようである。出灰川沿いの道を歩いてポンポン山出灰道の登山口へ向かう。でも集落にある川へ下る分岐で立ち止まり、「そうだバス停の南東にある支尾根を登ってみよう!」と予定のコースを変更する。

 橋を渡り右手奥に見える出灰集会所へ向かう。集会所の横から植林地の尾根の先端に進み、支尾根を登り始める。

バス停から出灰川沿いの道へ 分岐で立ち止まる
橋から右手奥に見える出灰集会所へ 集会所の横から支尾根の先端へ

 支尾根を登り始めるが足元は枯葉や折れ枝で埋まり歩き難い。このコースは、いつも下りで使っていて、ここを登るのはこのコースを探索した時以来である。

 足元が重く歩き難いので「しまった!」と思ってしまうが、今日はこの支尾根からポンポン山へ向かうことにする。細い支尾根にやっと古道が現れてきて、右手に急斜面を見ながら注意して登って行くと、支尾根は南から南東に変わり、急斜面から離れ道は溝状に変わる。

足元は枯葉や折れ枝で埋まり歩き難い 古道は溝状に変わる

 以前、この支尾根で出合った男性が「溝の倒木を整理したので、歩きやすくなりました」と言っていたが、昨年の台風で倒木や折れ枝が増えて以前の様に歩き難くなっている。

 100mも登っただろうか「やはり、歩き難い!」と左手の尾根に乗り尾根の斜面を歩くことにする。斜面は尾根と同じ勾配だが、雑木の尾根で足元がすっきりしているので心地よく登ることができる。

 再び古道に接した所から尾根が狭いので古道を登って行く。溝が消えて一登りしたところで、標高600mの小ピークに着く。出灰バス停から1時間かかったようだ。

溝状の道を止め尾根の斜面を登って行く 標高600mの小ピークに着く

 ピークと言ってもピークには見えないが、ここで支尾根が分岐しているのでピークから左にとる。このピークから東海自然歩道までは、ほぼ水平な尾根が続き、もう快適に歩くことができる。

 穏やかな道だが、今日は倒木や折れ枝が多く見られるので、古道に散らばっている枝を取り除きながら進んで行く。せせらぎの里への支尾根分岐を過ぎ、足元に「府民参加」のマークが見えてくると、600mの小ピークから25分で東海自然歩道に出合う。

こんな倒木は動かせません! 600mピークから東海自然歩道までは
ほぼ水平な尾根が続き
足元に「府民参加」が見えてくると 出合った東海自然歩道から
左がやって来た出灰南東尾根
右がポンポン山へ

 いつも東海自然歩道に出合うと、たくさんの登山者に出会うのだが、冬場の平日なので人影は見当たらない。分岐を左にとりポンポン山へ向かう。

 ヤブ道と違って歩きよく、30分歩いて△ポンポン山に着く。「あれ!、誰もいない!」「こんなことは初めてや!」と思いきや、一段下がったベンチに一人の男性を見る。長いこと座っているので、もう昼食を取っているのだろうか?。まだ10時30分なので、哲郎は下山することにする。

ヤブ道と違って歩きよい東海自然歩道 山頂から見る愛宕山はボンヤリと

 下山だが、川久保ではバスの時刻が合わず、善峯は冬季バスが運休しているので、今日は奥海印寺道を長岡京市へ下ることにする。「山頂からチョット裏道を下ってみようか」と階段を下り始めると、これが失敗、階段が雪で凍っていて歩き難い。出灰道に出合い東海自然歩道への道も雪が残っていて、ポンポン山の谷間にはまだまだ白い物を見る。

 東海自然歩道を東へ進み、杉谷分岐で右に取り東海自然歩道から離れる。目の前の看板には「大阪環状自然歩道」とある。そのそばに新しくレスキューポイント表示がたっていて「A-11 島本町消防本部」とあり、ここはまだ大阪府のようである。階段を上ると、そこに見晴らしの良い立派な鉄塔を見るが、「こう寒くては」とここでの昼食を諦める。

杉谷分岐で右に取り
「大阪環状自然歩道」へ
見晴らしの良い立派な鉄塔を見るが
「こう寒くては」とここでの昼食を諦める

 穏やかな道が続き10分も歩けば△釈迦岳に着く。ここにもレスキューポイント看板と新しいベンチを見る。ここから4分歩くと分岐に出合う。真っすぐ歩けば大阪環状自然歩道で川久保や大沢方面へ、左へ下って行くのが善峯や奥海印寺方面なので、この分岐で左にとる。

△釈迦岳 次の分岐で左にとり
大阪環状自然歩道と分かれる

 分岐から少し下った小ピークで分岐に出合う。標識やベンチのある分岐で、左に下って行くと善峯寺駐車場へ、右に真っすぐ進むと京青の森から奥海印寺へと下って行く。右をとり進んで行くと、植林地の尾根をゆっくりと下って行く。この道も良く手入れされていて、ベンチや階段を見る。

 尾根を下って行くと、京青の森と呼ばれている分岐に降り立ち、分岐の広場に沢山のベンチや標識・看板を見る。ここから西へ林道を下って行くと大沢の集落へ、すぐ南へ向いた林道は西山古道として再整備された道、奥海印寺道は左にとる。

善峯寺へは左へ、奥海印寺道は直進する 京青の森と呼ばれている分岐に降りたつ
レスキューポイントは長岡京市に こんな重要な注意書きは
登山口やバス停にも立てて欲しい!

 左にとり下って行くと、すぐのところに新しいい林道が右に伸びている。その先で標識を見るが、これらは西山古道のもので斜面を巻いて善峯へ向かう。昔からある奥海印寺道の登山道の分岐はわかりずらい。

 ここの分岐で右にとりベンチの間を通って谷間へ進むと、すぐに小さな谷が現れてきて谷沿いの道が続く、これが奥海印寺道である。道はすぐに谷を渡り尾根に乗って下って行く。尾根を下って行くと前方に伐採地を見る。

分岐の標識は善峯へ向かう西山古道 奥海印寺道は右のベンチの間を進み
奥海印寺道はすぐに小さな谷が現れ 伐採地に出合う

 ネットが張られた伐採地の中央まで来て「確かこの付近で右に下っていたな~」と昔を思い出す。そこには丁度登山道分の隙間があり下ることができる。この伐採は植林用なのか雑木の再構築なのか?、でも下の谷間に新しい林道を見るので植林用なのだろう。

 谷沿いまで下ると、雑木の道が続き心地よく歩いていると、目の前に新しい林道が横切って行く。新しい林道や伐採地を見ると、余りいい気はしない哲郎である。

伐採地に残る古い標識を見る 登山道を新しい林道が横切る

 谷沿いの道を楽しみながら下って行くと、車が見えてきて林道終点に着く。右手の谷も段々大きくなり、谷上の少し高い所を歩くようになる。10分歩いて奥海印寺道ゴールの立石橋に着く。

 登山道はここで終わるが、この先もしばらく谷沿いの静かな道が続く。京都縦貫道の高架を潜ると西代公園が見えてきて、公園の中を抜けると再び高速道に出合う。ここで左にとり高速下の歩道を進むと阪急西山天王山駅、ユックリ歩いて30分である。

立石橋に着く 京都縦貫道の高架を潜り西代公園へ

 今日は低山を5時間歩いただけだが、先週歩いた桟敷ヶ岳周回コースより疲れを感じる哲郎。「一人で歩くとしんどいのか?、山頂で飲んだお湯割りが濃かったのかな~?」と思いながら西山天王山駅へ向かう。







木には望みがある。
たとい切られても、
また芽を出し、
その若枝は絶えることがない。


ヨブ記 【14-7】
冬に目立つのは赤いソヨゴの実