ポンポン山 福寿草観察
(出灰南東尾根~大原野森林公園)2018.03.17


 
久しぶりにポンポン山西尾根を歩く


2018.03.17 (土) 晴れ   哲、道

行き:JR高槻駅北バス停 7:51 - 出灰
帰り:善峯寺バス停 14:24 - 阪急東向日

コース:
・出灰バス停~出灰集会所~南東尾根~東海自然歩道出合~△ポンポン山~西尾根~リョウブの丘~フクジュソウ保護区~カマガ谷~大原野森林公園案内所~三鈷寺~善峯寺バス停

注意:
◆ポンポンヤマ北側にある大原野森林公園は野草保護の為一部立ち入りを制限しています。保護区への立入りには事前の許可申請が必要です。





 今夕は娘夫婦がやって来ると言うことで近郊のポンポン山に出かけることにする。大原野森林公園内のフクジュソウはもう終わっているだろうが、見学期間が3月25日まであるので覗いてみることにする。

 出灰バス停で降りると、出灰への道の入口に警備員がたっている。「土砂崩れで通行止めです!」と。「どこや!」と尋ねると薄く印刷された地図を持ってくる。どうやら、せせらぎの里と出灰道登山口の中間あたりで、前回川岸を工事した付近である。

 出灰道登山口に向かって様子を伺っても良いが、道が狭く重機が動いているので歩行者も歩かない方がいいようだ。3月一杯と言うことなので出灰道の登山道は諦める。我々2人には、出灰からポンポン山へは色々なコースがあり、どれにしようということになる。一番安全で早い「バス停の南東尾根」を登ることにする。ここは前回哲郎1人で登ったコースで「続けて!」と思ってしまうが仕方ない。

ポンポン山出灰登山口へは通行止め 登山口の手前で土砂崩れ

 出灰集会所へ向かい、服を調整し支尾根を登り始める。左手は植林だが、右手は崖が続き危険な所だが、その境にネットが張ってあり助かる。しばらくネットに沿って登って行き、ネットが消えると細い急な支尾根を注意して登ることになる。

出灰集会所へ向かい しばらくネットに沿って登って行き

 右手の急斜面が終わると古道は左に折れ溝状の道に変わり南東へと登って行く。溝状の道は前回歩き難かったので、少し登った所から左手の尾根に乗り、雑木の斜面を歩くことにする。

 尾根は日が射し暖かいので、再び服を調節する。登りが続くが、雑木の斜面なので心地よく登ることができる。登るにつれ尾根は細くなるので、溝を歩いたり斜面を歩いたりで、標高600mの小ピークに着く、支尾根に取りついてから55分である。

古道は溝状に変わり南東へと登って行く 古道を諦め雑木の尾根を登る

 ピークと言ってもピークらしくないが、尾根が分岐しているので、ここで左(東)に取り東海自然歩道へ向かう。細い尾根だが標高は600mが続き、古道もハッキリしてきて快適に歩くことができる。

 せせらぎの里へ下る尾根分岐を過ぎ、小ピークから15分歩くと東海自然歩道に出合う。

標高600の小ピークを左へ 東海自然歩道まで穏やかな尾根は続き

 今日は土曜日だが、前後に人影はなく登山者が少ないようだが、まだ時間的に早いのかも知れない。それでも下ってくる数人の登山者に出会う。ここから山頂まで「クマ注意!」の表示板が続くが、こういう情報は発見日付を書いてくれないと、余り役に立たないものである。

 東海自然歩道を20分歩いてポンポン山に着く。10時05分、出灰バス停から100分である。早いのだろう山頂には青年が1人いるだけである。山頂は暖かいので、ここで早い早い昼食とする。。

 今日は早く帰る予定なのでオニギリ2個ずつ、でもちょっと足りないと、予備に買っておいたケーキも全部食べてしまう。「そろそろ出発しようか!」と言う頃、生徒と先生の団体さんがどっとやって来て、山頂は一変、賑やかになる。

今日は北の愛宕山が良く見える 山頂は一変、賑やかになる

 そんな間を抜け北階段を下り西尾根え向かう。久しぶりの西尾根、細い尾根だが雑木が美しい。もう15年も歩いていないので「こんなに綺麗やった?」と道子。でもどんどん下っていくので山頂に戻るのはきつそうである。

 勾配もゆるくなり、快適に進んで行くと「リョウブの丘」に着く。広々とした雑木の中にベンチも設置してあり、K先生ご夫妻や、おばさん山歩き隊の皆さんがここで昼食とするのが分かる。

出灰道・西尾根分岐を右へ リョウブの丘を過ぎる

 さらに北へ進んで行くと、やっとフクジュソウ保護区に着く。尾根にある案内板に従って支尾根を下って行くとテントが張ってあり、ここで保護区立ち入りの許可申請書を提出する。

 フクジュソウ保護区、2月下旬には数百株が咲きそろっていたということであるが、まだポツポツと咲く花を見ることができる。でも散策路から離れているので哲郎のデジカメでは綺麗には撮れない。

 ここの管理人に、哲郎が昔見た色々の花についての現況を話してもらう。一時減った花も保護することにより復活してきて、株数も増えてきているとのことであった。フクジュソウ見学も終わり群生地からカマガ谷へ下って行く。

名残のフクジュソウ 久し振りのカマガ谷を下って行く

 12年振りのカマガ谷、周りの風景はそのままだが、谷沿いの至る所に野草保護のケモノ避けフェンスがあり、風景を楽しむところではなくなっている。オオキツネノカミソリ群生地まで下ってくると群生地を避けたところに道ができている。

 でもそれらの花を鑑賞するのに、「フェンス越しではね~」と思ってしまうが、保護優先なので仕方ないのかも知れない。保護区全体を頑丈なフェンスで区切ればいいのだが、それはできないのであろうか?最後は出灰川を渡り大原野森林公園案内所へ向かう。

ネットが続き
風景を楽しむところではなくなっている
最後は谷を渡って西尾根散策路へ

 休憩所につきトイレ休憩とする。もう昼食は済ましているので、善峯寺バス停へ向かう。歩きながら「このままだと13時24分発のバスに間に合わない!」と。でも今日は走ることもなくのんびりと歩いて行く。

 杉谷集落を抜けたところで13時のバスは諦め、三鈷寺分岐で「今日は三鈷寺から小塩へ回ってみよう!」と分岐から下って行くが、急な舗装道が続く。三鈷寺から「小塩方面」への道をとるが、出てきたところは善峯寺バス停すぐのところであった。

杉谷を下った三鈷寺分岐 三鈷寺への道

 ちょっと遠回りしただけだが、長い事バスを待つことは無くなったようである。トイレで着替えて、やって来たバスで阪急東向日駅へ向かう。







あなたは地のすべての境を定め、
夏と冬とを造られました。


詩篇 【 74:17 】
ヤマシロネコノメ