ポンポン山周辺散策
(出灰~中畑~外畑~善峯)
2018.09.17


 
台風21号の影響で周囲の山々は無残!
出灰周辺


2018.09.17 (月・祝) 晴れ   哲郎 単独

行き:高槻駅北バス停8:15 - 出灰
帰り:善峯 14:24 - 阪急東向日


コース:
・出灰バス停~樫田校前~中畑バス停~中畑回転場バス停~外畑西京都変電所~小塩山外畑登山口~大原野森林公園入口~杉谷~善峯バス停

注意:
◆出灰周辺の山々は2018年台風21号で倒木多し、注意して歩いて下さい。




 秋はムカゴ御飯が楽しみだ。今年もポンポン山周辺を散策しムカゴ狩りを楽しむことにする。楽しみにしていた道子は用事で出かけられず哲郎一人で出かけることになる。

 今日は月曜日だが祝日、出灰方面行きのバスは8:15と遅い。採石場を過ぎると車窓から台風で傷んだ山々を見ることになる。出灰で降り早速出灰川沿いの道へ進むと「通行止め」の看板を見る。「何とか歩けるだろう」と集落の中を進んでいるとトラックが止まり「倒木作業中なので無理や!」と運転手さん。そういえば「出灰は停電中」とネットの停電情報にあったことを思い出す。

バスから
台風で傷んだ山々を見ることになる
出灰道は「通行止め」

 全く歩けないとのことで「どうしよう?」と、いろいろなルートを考えながら引き返すことになる。「そうだ、あの林道がある!」と、素戔嗚神社の奥から北へ延びる林道で中畑へ向かうことにする。この林道は流谷林道で林道終点から中畑へは近い。

 集落の中の地道を神社へ向かうと、神社のカツラの大木が倒れている。それを乗り越え橋を渡ると流谷林道だが、そこに倒木の長い列を見る。少しの倒木なら何とかなるが先の林道が見えないほど続いているので、この林道を歩くことを諦め出灰バス停へ引き返すことにする。

神社の大木が道を塞ぐ 倒木多く流谷林道を諦める

 出灰から南東の尾根を登ってポンポン山へは行けるが、今日の目的から外れるのでそれを止める。次の中畑行きのバスまで1時間以上あるので、バス道を歩いて中畑へ向かうことにする。

 この府道は亀岡へ向かっているが、意外に車の往来が多い。山間の道で左右に山が迫っていて見晴は良くない。そこに斜面一面、木が倒れている光景を目にする。そんな光景が続き、この台風が大きかったことが分かる。行き交う車の中に倒木を積んだトラックを多く見るので、あちこちの林道がふさがっているようだ。

 「樫田温泉」の看板を過ぎると森林センターに着く。台風で営業中止とある。森林センターバス停を超えると、中畑へ近道となる脇道があるはずだ」と登山地図を取り出し確認する。やっと着いたその道からも倒木を積んだトラックが出て来るので、その脇道を諦めることにする。道の広まったところに数台の車が止まっていて、前後にガードマン、何事やと尋ねると「この周辺の電柱工事中です」と。

倒木が続き
この台風が大きかったことが分かる
森林センターを通り過ぎる

 川沿いの道を歩いて行くと「田能1Km」の標識を見るのでもう樫田校前バス停は近い。右手のゴルフ場の入口を過ぎると前方が開けてきてやっと民家が見えてくる。樫田校前バス停に着くと左手に学校を見る。ここから右へ取り中畑へ向かう。

 この盆地は意外に広いが目にとまる民家は少ない。この道に田能バス停を見るので、この細い裏道にバスが走っているようである。ゴルフ場付近に田能口というバス停があったので、この盆地は樫田地区ではなく田能地区なのかもしれない。

 広いバス道に出合うと、右に取り中畑へ向かう。むかし菖蒲園があったころ、この付近を散策したことがあるが、いつ頃の事かは定かではない。そこに中畑口というバス停を見る。

樫田校前バス停 広い盆地の中を進む

 10時35分、後10数分待つと中畑行きのバスがやって来る。「バスに乗る方が中畑バス停へは早く着く!」と小休止を兼ねここでバスを待つことにする。やって来たバスから団体さんが降りてくるので、バス停前の動物霊園へ向かうようである。

 中畑バス停で降り、バス停へ向かい早い昼食とする。そこのベンチには珍しく先客がくつろいでいる。足にスパッツをしている母と娘さんはこの付近を散策しているのであろう。なんでも車が故障して、ここで助けを待っているそうな。

 哲郎は彼女たちと話しながらオニギリを食べる。折り返しのバスが来る頃、哲郎は先に出発し外畑へ向かう。目の前の田んぼでは丁度稲刈り中、稲がたっているので低地では台風の影響は少なかったようである。

中畑バス停で昼食とする 目の前の田んぼでは丁度稲刈り中

 中畑回転場バス停から登り始め峠を過ぎると京都市に入る。外畑へ下って行き緩やかになる頃、原木しいたけ園に着く。今日の目的の一つは、ここで近所のお土産として原木シイタケを買って帰ることである。

 販売所を覗くと、おかみさんがいない。奥の作業場に声を掛けると旦那さんがやって来る。奥さまは今日はお出掛けで旦那様が対応してくれる。「焼いた原木シイタケがお酒が進む」等話していると、ご主人も「わたしもお酒が好きでね~」といろいろとサービスしてくれる。

 また今年も奥の庭の野草の話が進み案内してくれるが、今は咲いていないので確認できない。しいたけは「ザックに入れると潰れてしまう!」と、手に持って帰ることにするが、ここ数日湿度が高く、水分が多いのだろういつもより重い感じがする。

山の中にある中畑回転場バス停 原木しいたけ園に寄る

 シイタケ園のフジバカマはまだ咲いていなかったが、西京都変電所近くの民家の軒先に、丁度見ごろの花を見る。この付近の田んぼのあぜ道にはシシウドやヒガンバナが咲き秋を感じる。

 小塩山外畑登山口を過ぎると民家は無くなり、山間の道に変わる。右手の山を見るとたくさんの倒木を見て、この付近も無残な爪痕をみる。

 原木シイタケ園から1時間も歩くと大原野森林公園入口に着く。もう13時前だが目の前を一人の女性が南谷へと進入していくのを見る。小塩山へ向かうのだろうが「チョット遅い時間やな~」と思ってしまうが、ポンポン山経由だとこれが普通の時間帯なのかも知れない。

いつも不気味
大きな大きな西京都変電所
大原野森林公園入口に着く

 時計を見ると12時55分、急げば14時24分のバスに間に合うだろうと、ここからピッチをあげ歩き始める。大原野へ下る分岐には「通行止め」の看板、金蔵寺前の細い道は台風の被害で通れないようである。

 杉谷13時30分、善峯までは20分なので、もう急がなくてもよさそうである。下りで出合う竹林は大きく痛んでいて、余り目にしたくないような光景である。でも道は十分整備されていて難なく歩くことができる。13時55分にバス停に着く。

大原野へ下る分岐には「通行止め」 杉谷の美しい木々は被害なく

 バス停には登山者の列ができていて、その仲間の半数は前方でタクシーを待っている。この光景は昨年と全く一緒で、どうやら昨年と同じ登山グループに出会ったようである。

 バスに乗ると、重いシイタケから解放された哲郎は「やれやれ!」と。バスに揺られてうつらうつらと帰路に着く。







ニラ シシウド
ヒヨドリバナ カワミドリ
ジャコウソウ オトコオミナエシ
センニンソウ ヤブツルアズキ
オトギリソウ コケオトギリ






ツリガネニンジン イボクサ
コナギ セリ
ハキダメギク ミズタマソウ
アレチハナガサ クサアジサイ
アカバナ ダイコンソウ







主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈む所を知っています。


詩篇 【 104:19 】
民家の庭先に咲くフジバカマ