笹間ヶ岳(富川道~大谷河原~△~砂防林道)
2018.08.27




 
大岩がある笹間ヶ岳の山頂


2018.08.27 (月)  晴れ  哲 単独

行き:石山駅前バス停8:11 - アルプス登山口
帰り:東急団地入口12:56 - 石山駅


コース:
・湖南アルプス登山口バス停~天神側沿いの林道~富川道分岐~(東海自然歩道)~御仏堰堤~笹間ヶ岳/矢筈ヶ岳分岐~大谷河原~砂防林道出合~△笹間ヶ岳~砂防林道出合~(砂防林道)~東急団地入口バス停




 今日は野草観察、笹間ヶ岳へ出かけるが道子が仕事なので哲郎一人で出かけることになる。平日なのでいつもより早いバスで登山口へ向かう。

 バスを降りるとまだまだ暑い日射し、低山ハイクなので先が思いやられる。スパッツを付け一応虫よけを噴霧し天神川沿いを歩き始める。天神川を渡ると雑木の道に変わり、日陰が続くが蒸し暑い。今日は平日なのか、人影はなく車にも出合わない。

天神川を渡ると 雑木の道は心地よいが

 バス停から20分歩いて、富川道(東海自然歩道)分岐に着く。早速右の富川道へ進入する。入口付近は階段状の道が続き以前から歩き難かったが、台風の影響はなく新しく大きく崩れたところはない。

 流れを渡ると両側のシダが道を塞ぐように育っていて歩き難い。シダの間に咲いていたガンクビソウもシダに邪魔されなかなかお目にかかれない。

 シダの道は段々登るようになり、足元に石が増えてくると大岩に突き当たる。大岩の間を抜けたところで飲水休憩とする、富川道分岐から20分である。

富川道分岐に着く 入口付近は階段状の道が続き
シダが道が育っていて歩き難い 大岩の間を抜け

 そのうち谷間に岩肌が現れてきて、その上を歩くようになるが、まだここは大きな滑滝ではない。2分も登って行くと大きな滑滝を見る。滝と言っても岩の間を水がチョロチョロ流れているだけの岩の塊である。大きいと言っても今日はモデルがいないので写真では分かり難い。

谷間に岩肌が現れてきて 大きな滑滝を見る

 滑滝を登りきると谷は緩やかになり、流れは細くなる。谷間が広がったところで早速野草観察、と言ってもこの流れの野草はみな小型なので探すのに一苦労、日射しが暑く頭がボーとしてくる。結局暑さには勝てず「もっと上にも咲いているだろう!」と先へと進んで行く。

 御仏堰堤を過ぎると流れはさらに細くなり緩やかな谷間に湿地帯のようなところが続くが、野草は余り見当たらない。もうすぐ峠と言うところでも細い流れを見る。谷間にシダが増えてきて、峠手前のシダの中に笹間ヶ岳への分岐の標識を見る。相変わらず分かり難い分岐だが右に取り尾根へと登って行く。

峠下だが細い流れを見る 笹間ヶ岳への分岐の標識を見る

 標高差10mも登ると谷間に変わり小さな池と流れを見る。この湿地帯で野草観察し、先へ進んで行くと大きな池に出合う。左手に池を見ながら池の西端へと進んで行く。そのうち道は下り始め、標高差20mも下ると広い大谷河原に着く。

 河原を一周しながら野草観察だが「暑い!」と頭がぼんやりしてピントが合わない。野草を探す気にもなれず早々に切り上げることにする。

大きな池に出合う 広い大谷河原に着

 河原の北端へ戻り流れに沿って笹間ヶ岳へ向かう。北西への谷を登って行くと道は谷から離れ、シダの中を尾根へと登り始める。尾根に乗るとしばらく尾根を歩くことになる。

 疎林の尾根が続き、暑いのもあって余り面白くない。そんな尾根に所々大岩が現れ、ザラザラした道に変わると歩き難い。

谷から離れ
シダの中を尾根へと登り始める
ザラザラした道に変わると歩き難い

 大谷河原からダラダラと歩いて30分、少し下って砂防林道に降り立つ、もう山頂は近い。林道を100m歩き林道広場に着くと右手に標識を見て、再び尾根道をとる。標識には「←笹間ヶ岳0.3Km」とある。

 緩やかな細い尾根、最後は一登り、数分で大岩のある笹間ヶ岳山頂に着く。11時25分、風が通る日陰を探して昼食とする。15分の昼食休憩も終わり、大岩に登り北方に見える比良山系を望むが、今日は雲がかかっていて・・・、そういえば今日は夕方から雨の予報だった。

砂防林道から再び尾根道をとる 大岩に登り遠望を楽しむが

 下山は砂防林道から東急団地入口バス停とする。山頂から西へ下る道は急斜面だが東海自然歩道で、途中で北へ巻いて行き尾根を下って行くと12分で砂防林道へ降りたつ。東海自然歩道は林道を横切って下って行くが、東急団地入口バス停へはこの林道を下って行く。

 ここからバス停まで50分、早く歩けば12:35のバスに間に合うが、「この暑さでは!」とあきらめる。日射しを受ける林道は熱いが、だらだらと下って行くので歩きよい。左手遠くに民家が見えてきたところで新しい道に出合う。広い立派な道なので林道には見えないが「何の道だろう?」と。

12分で砂防林道へ降りたつ 新しい道「何の道だろう?」と

 右下に谷を見るようになり、左手の民家に出合うと車止めに出合う。バス停は近いが、バスを1本遅らせるので、右の谷へ降りる所を見つけ谷で体を拭き着替える。「そろそろだ!」と涼しい谷を上りバス停へ向かう。もう林道の先にバス通りが見えている。

 バス通りに出合い、左へ東急団地入口バス停へ向かう。近くの自販機で冷たいアクエリアスを買うが、1本飲みきってしまったので水分補給が足りなかったのかも知れない。

 バスに乗るとクーラーが心地よい。バスは細い道をクネクネと走りJR石山駅へ向かう。

左手の民家に出合うと 車止めに出合う

 今日はユックリ野草観察できなかったが一通り見て満足、でも昨年見たミヤマウズラの群生とナンバンキセルが見当たらず「残念やった!」と。





■ノギラン ■ガンクビソウ
■コケオトギリ ■ホザキノミミカキグサ
■フタバムグラ ■ミミカキグサ
■イトイヌノヒゲ ■ミカヅキグサ
■イガクサ ■ハギ





木には望みがある。
たとい切られても、
また芽を出し、
その若枝は絶えることがない。


ヨブ記 【14-7】
サギソウ