急坂だが雑木の尾根を楽しみながら登る
朝日峰北東尾根
日程:
・2019.11.23 (土) 晴れ 哲郎・道子
行き: JR京都駅 7:50 - 小野下ノ町 |
帰り: 山城高雄 14:24頃(遅れ) - JR京都駅 |
コース:
・小野下ノ町バス停~水谷林道~梅谷林道~府大演習林ゲート手前から右の斜面を登る~朝日峰北東尾根鞍部~朝日峰~松尾峠~松尾峠お地蔵さん~林道ゲート過ぎ古道分岐~谷山林道/谷山6号橋~清滝川出合~高雄~高雄バス停
奥愛宕の朝日峰へ出かける。昔は氷が張っている12月に出かけていたが、年々早くなってきて今は紅葉シーズン、周山行きのバスは満員で立つことになる。ほとんどの人が高雄・槇ノ尾・栂ノ尾で降りていく、観光客は結構朝が早いようだ。
小野下ノ町で降りバス停前の駐車場で準備する。バス停から30m戻り西への地道へ入る。その角に毎年のように紫の実を見るが、どうやらコムラサキのようだ。数件の民家を過ぎると、すぐに水谷川に沿う林道を歩いていく。
バス停から30m戻り西への地道へ入る | 水谷川に沿う林道を歩いていく |
歩いていると汗を感じるようになったので小休止、上着を脱ぎ飲水休憩とする。植林地が続くが、谷沿いにはところどころ雑木があり、黄葉を楽しみながら歩いていく。
バス停から30分、標高差は60mほどだが、谷沿いに数本の大木が見えてきて、林道分岐(谷分岐)に出合う。林道をまっすぐ進めば田尻峠へ向かう。朝日峰北東尾根へは左の梅谷林道をとる。
黄葉を楽しみながら歩いていく | 朝日峰へは左の梅谷林道をとる |
林道を200mも歩くと右手に林道支線を見る。朝日峰へ何度も通った林道だが、今日は梅谷林道をこのまま進み京都府大演習林の手前から北東尾根の鞍部に直登する。
途中で分岐に出合うが右手の北東尾根に沿って進んでいく。梅谷林道分岐から15分歩き鞍部へのとりつきに着く。林道をこのまま進んで朝日峰へ登ったことがあるが、最後は急勾配の斜面となるのでお勧めできない。とりつきには2、3本の朽ちかかった丸太の橋があるが、少し上流から谷を渡る。
いつもの林道支線はPASS | 谷に沿って林道をどんどん進む |
鞍部へのとりつきに 2、3本の朽ちかかった丸太の橋がある |
橋があるが、少し上流から谷を渡る |
対岸に渡り、最初は植林地の中をジグザグに登り、植林が終わってもホウバの急斜面、そこを過ぎると雑木の斜面をジグザグに登ることになる。登るにつれ踏み跡が見えてきて、頭上に鞍部の光を見る。
標高差70m、15分登って朝日峰北東尾根の鞍部に着く。ここは標高480mぐらいで山頂は688m、山頂までは標高差200mと近い。道子はザックを下ろし飲水休憩とする。
登るにつれ踏み跡が見えてきて 頭上に鞍部の光を見る |
15分登って朝日峰北東尾根の鞍部に着き 小休止する |
鞍部から南西方向に登っていく。急斜面や緩やかな斜面を繰り返していく尾根、雑木が続き心地よい。尾根の中央には境界マークがあり、ほぼこれに沿って登っていく。登りにくい雑木の急斜面は、中央の境界マーク付近が刈り取られ歩きやすい。鞍部から約30分登って広場のある朝日峰に着く。
雑木の尾根を楽しむ | 昨年の台風で 足元は少々荒れたところもある |
山頂でユックリ時を過ごす | 山頂から比叡山系が良く見える |
今日は時間があると1時間余り山頂付近を散策し下山とする。10年ぶりだと松尾峠のお地蔵さんからの古道を下ることにする。急な朝日峰とりつき道を下って登山口のある林道に降り立つ。右にとるとすぐに松尾峠、1台のバイクが通り過ぎていく。峰山方面へ向かい突き当たったので引き返してきたようだ。
松尾峠から南100mのところに右へ下る林道支線を見る。左にとるとすぐのところでお地蔵さんに出合う。手入れされているようで、まだ健在のようだ。
登山口にある林道に降り立つ | 松尾峠のお地蔵さんは健在 |
林道を南へ100m進むとゲートに出合う。入山禁止と書かれてはいるが、ゲートの横を通って行くと、すぐに右に下っていく古道を見る。これが登山道で谷山林道へ下っていく。久し振りだと、さっそく侵入する。
林道を南へ100m進むとゲートに出合う | 久し振りだと、さっそく古道へ侵入する |
細い道だが心地よく下っていくと、すぐのところで左手の斜面に放置された数台の自転車を見る。林道や斜面に放置された自転車や車を見かけるが、こんなことをしていたら大きくなって後悔することになるだろうに。
「この道は台風で歩けない」と聞いていたが、倒木は見かけるが難なく進むことができる。斜面を巻いて下っていく道は緩やかで歩きやすい。植林が切れたところで黄葉を楽しみながら下っていく。
大きくなって後悔することになるだろうに | 黄葉を楽しみながら下っていく |
心地よく歩いていた道が南から西に向きを変えるころ植林に変わり道は林道に変わる。ここから倒木が続く。でも歩けないことはなく下っていく。どうやら「歩けない!」という情報はここから下の植林地のようである。
道は西に大きく巻いてユックリ下っていくので、何やらもったいないような気がする。途中で左下に大きな倒木帯を見る。折り返して倒木帯に出合うと歩けないかもと思ってしまう。「まだか、まだか」と思いつつ下っていくと、やっと左に折り返してくれる。ここに谷へ降りていく細い道を見る。以前歩いたような気もするが、踏み跡がはっきりしているので少々気になる哲郎。
2人は林道を下っていく。すこし下ると見覚えのある作業小屋を見て、なぜかホットする。谷山林道が近づいて沿うようになるころ倒木帯に出合う。でも倒木が皆カットしてあるので、難なく歩くことができる。
古道が林道に変わるころ たくさんの倒木を見る |
でも倒木が皆カットしてあるので 難なく歩くことができる |
「あ~、やれやれ!」と谷山林道に降り立つ。ここが松尾峠道の登山口となり「谷山6号橋、起点から2.4Km」と表示板がある。13時25分なので、14時過ぎには高雄に着きそうである。
今日ここまで出合った人はバイク1台だけである。二人は谷山谷に沿って林道をてくてくと歩き始める。すぐの「谷山6号橋、起点から2.1Km」に出合い、あと清滝川まで30分ということになる。
谷山林道に降り立つ | 松尾峠への登山口は谷山6号橋 |
清滝川を渡り右にとり高雄へ向かう。ここからはたくさんの観光客に出会う。丁度見ごろのモミジを見ながら橋を渡りトイレへ向かう。高雄バス停のトイレが無くなったので、神護寺の下にあるトイレを借り着替えする。
橋から200m、なんでこんな遠いところにあるのだろうと思ってしまうトイレだが、登山者には助かる。いつもきついと思うバス停への坂道を登りバス停に着くが、たくさんの列、JRバス始発がある栂ノ尾へ下ればよかったと後悔する。
結局満員のバスに立って乗ることになり、これが「山へ登るよりしんどい!」と哲郎。