京都北山 静原オショ谷から瓢箪崩山
2019.02.26


 
山頂広場から南方に雄大な比叡山を見る
京都北山 瓢箪崩山から


2019.02.26 (火) 曇   哲、道

行き:出町柳駅前 7:50 - 静原学校前 (京都バス)
帰り:岩倉村松 13:14 - 四条河原町
コース:
・静原学校前バス停~西150m戻った橋~谷沿い100m先の鉄板橋~オショ谷の林道ゲート~作業道分岐~オショ谷の峠~P410~鬼法教分岐~江文峠分岐~P476下~寒谷峠~瓢箪崩山~南尾根・山頂下巻道で寒谷峠~寒谷を下る~聖護院門跡~飛騨池~「BRUGGE」~上長谷バス停


注意:
◆2018年の台風で、オショ谷の峠から江文峠分岐の間で、1か所倒木多く通り難い所があります。倒木群を抜けたら尾根中央にある登山道の踏み跡へ戻ってください。






 「今日は仕事休み!」と道子、それではと近郊のハイキング、瓢箪崩山に出かけることにする。いつものコースは市原から箕浦ヶ岳へ向かい尾根筋をぐるりと辿って瓢箪崩山へ。これはロングコースとなるため、今日は静原学校前バス停付近にあるオショ谷コースで取付いて見る。

 このコースは10年振り、余り覚えていないが、これが新鮮で良い。静原行きのバスは平日なので、サラリーマンや学生たちで一杯、終点一つ前の静原学校前で降りる。

 西へ150m戻ったところに橋がある。その先左手の道路沿いには、先日TV番組でやっていた「静原里の市のうどん」のビニールハウス風の施設があるが、哲郎には朽ちたビニールハウスにしか見えない。

バス停から西へ150m戻る 橋を渡り川沿いに南へ進む

 橋を渡ると南へ川沿いの道を見るのでこれを進む。南へ100mも進むと道にロープが張られ進入できないようになっている。その手前左手の川には鉄板の橋があるので、これを渡る。

 この鉄板の橋がオショ谷コースの取付きである。「昔と変わらんな~!」 と橋を渡るとぐるりとフェンスで囲まれた広場にでて、すぐ右手にフェンスのゲートを見る。「昔はゲートあったかな?」と言いつつ鎖を外しゲートを抜ける(通過後は必ず元通りに閉めてください)。

南へ100mも進むと
左手に鉄板の橋を見る
橋を渡るとすぐ右手にゲートを見る

 植林地の中、目の前に林道が続く。これがオショ谷の林道で、すぐに小さな谷に沿うようになる。植林地は台風の影響少なく難なく歩くことができる。でもこの植林地は見るべきものはなく、ただ谷沿いを黙々と歩いて行く。

台風の影響少なく難なく歩くことができる ただ谷沿いを黙々と歩いて行く

 林道を南に500m進むと、最初の林道分岐に出合う。ここには標識があり右にとる。道は荒れてきて余り使われていないようである。最初の分岐から数分歩くと林道分岐を見る。この付近には昔林道はなく、作業道を長く歩いた記憶があるが、ここは左(南)へとり峠へ向かう。分岐が増え迷いやすくなっている。

林道を南に500m進むと
最初の林道分岐に出合う
最初の林道分岐の標識で右に
道は荒れてきて余り使われていないよう 最初の分岐から数分の分岐は
左(南)へとり

 その先3分も歩くと林道は左に大きく逃げていく。このポイントに古い標識があり、峠へは真っすぐの細い作業道を進む。植林地の中の細い峠道を登って行くと最後は小さくジグザグに登って行き分岐から6分で峠に着く。標高330m位の峠、右は箕浦ヶ岳からの尾根で、瓢箪崩山へは左手の尾根を登ることになる

 取付きの鉄板の橋から約30分である。峠には古い標識やシッカリした標識がある。峠道は地形図に破線が記載されているが、尾根道には破線が無いので尾根道は古道ではないようである。小休止後、瓢箪崩山へ尾根を東へ登って行く。ここの(標識【No.11】には「江文峠・寒谷峠→」とある)。

林道は左に大きく逃げていくポイント
細い峠道へ
峠道への標識
峠への細い道を登る 峠のシッカリした標識

 雑木の斜面を心地よく登って行くと、所々で倒木を見るが歩きに影響はない。斜面途中で道は右に斜面を巻きながら登って行く。尾根筋に乗るとすぐにP410に着く。ピークから尾根道は北東に変わりユックリと下って行く。

 尾根が登り始めると倒木が増えてくる。その数が増えてきて「これは大変だ」と言うことになるが、何とか通り抜け登山道の踏み跡に戻る。

P410への登りに倒木少なく 倒木が増えてきて「これは大変だ」

 倒木が少なくなってきたところで「やれやれ」と、静原学校裏からのコースに出合うと右に折れる。ここに古いがシッカリした標識があり助かる。分岐からすぐの鞍部にたくさんの標識を見る。【No.10】の標識も見るが、岩倉方面へは「←鬼法教」とあり、「鬼法教とは何だろう」と気になるところである。

 再び登って行き細い緩やかな尾根を東へと歩いて行く。この細い尾根には岩が多く、「そうだここから蓬莱山が!」と探すが、木々が成長したのか余り良く見えない。

すぐの鞍部に【No.10】の標識を見るが
岩倉方面へは「←鬼法教」とあり
緩やかな尾根から蓬莱山を見る

 この付近から道はハッキリしてきて、少し登り始めたところで【No.10】から7分歩いて【No.9】の分岐に出合う。ここが江文峠への分岐で、江文峠へは北のP471を超えていく。

P471へ登り始めたところで
江文峠への分岐に出合う
江文峠分岐は【No.9】とある

 江文峠分岐から道は南東へ向き、すぐの鞍部に降り立つと標識【No.8】を見る。ここには別の標識も見るので昔は良く利用されていたのであろう。

 少し登って下って、また登ってといい運動が続く。ユックリ登ったピークから東へ少し下ったところに標識【No.7】に出合う。江文峠分岐から20分である。ここは鋭角に右に曲がるので良く覚えているポイントである。ここにもいろいろな標識が立っている。地形図の道も鋭角に曲がっているのでよく分かる。

 標識【No.7】を過ぎると道は寒谷峠まで南南西に向く。江文峠からは良く歩かれているのであろう道はシッカリしてきて、雑木も増えてきて、やっとハイキングらしくなる。常緑樹の木に小さな蕾を見るのはヒサカキである。

標識【No.8】で別の標識も見る 標識【No.7】に出合う
標識【No.7】で鋭角に右に曲がる 道はシッカリしてきて雑木も増えてきて

 P476から少し下った鞍部から登り始めると、その先は寒谷峠である。途中の分岐にも標識を見るが、もう真っすぐ歩けば良い。

 だらだらと登って行き寒谷峠に着く。11時10分なのでオショ谷取付きの鉄板の橋から2時間25分、倒木が無ければもっと早く着いたと思われるが、色々と変化にとんだ面白いコースである。

最後の鞍部を心地よく
寒谷峠は近い
寒谷峠に着く

 「山頂で昼食にしよう!」と、峠から瓢箪崩山へ向かうが、目の前にたくさんの倒木を見る。「どうしよう!」と思うが、小てつさん夫婦が昨秋登られたので「行けるはずや!」と倒木の間を抜けていく。

 倒木は峠付近だけで難なく登って行くことができる。ところがいくら登っても山頂に出合わない。久し振りで分からなかったが、山頂は峠から400mはあるのだ。途中の鞍部を登り返すと明るくなり、広い山頂広場に着く。

目の前にたくさんの倒木を見る 広い山頂広場に着く

 山頂には昼食を食べていた先客がいて、先行していた道子とお話をしていた。彼は岩倉に住んでいる方で、40分で登って来たと。小学生の子と良く来るそうで、「小学生は歩きよい南尾根から登ってきます!」と話してくれる。

 山頂は南方だけ開けていて、目の前にどっしりとした比叡山が大きく見える。彼はこの光景が好きなようで、これを眺めながら昼食をとっていたようである。我々も比叡山を眺めながら昼食とする。

 昼食後、南尾根を下って行った彼を追うように、南尾根を山頂下の巻道まで下ることにする。道は倒木など見当たらない歩きよい道、すぐに巻道分岐に着く。

歩きよい南尾根をくだる 山頂下の巻道分岐から寒谷峠へ

 このまま歩きよい南尾根をくだっても良いが、「今日はBRUGGEのパン屋さんへ寄ろう!」と、巻道で寒谷峠へ戻ることにする。快適な巻道、峠近くで倒木により少し崩れてはいるが、歩きよい道である。

 寒谷峠から南の寒谷を下って行く。最初はジグザグの道で歩き難いが、そんな中登ってくる人に出会う。もうすぐ林道と言うところでも2人組に出会い、平日だが4人に出会ったこのコースは、良く歩かれているようだ。

山頂下巻道で寒谷峠へ戻る 峠から寒谷を下る

 林道に降り立ち「やれやれ」とユックリ歩き始める。林道は途中から重機で平らに整備され歩きよい。左手に聖護院門跡を見ると岩倉の住宅地は近い。飛騨池の横を通り過ぎると「BRUGGE」、「あれ休み!火曜日だが臨時休業!」と。

 3月の予定表があるが、月曜の定休日以外に臨時休業がポツポツあり、たくさんのイベントで埋まっているので忙しいようである。

林道に1箇所、倒木を見る パン屋さんはお休みで残念!

 「仕方ない!」とバス停へ向かう。前回は南へ下り過ぎ良く歩いたので、今日は西へと歩いて広い道に出合う。「そこにバス停が!」と道子、上長谷というバス停から帰路に着くが、四条河原町まで時間がかかり、「岩倉って遠~い!」と。








地には花が咲き乱れ、
歌の季節がやって来た。
山鳩の声が、私たちの国に聞こえる。


雅歌 【 2-12 】
「ジロジロ見ないで」って
この奥に何かあるのだろうか?


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