ポンポン山周辺散策
(出灰~中畑~外畑~善峯)
2019.09.14


 
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ポンポン山出灰道登山口手前が土砂崩れで通行止め
土砂や倒木の上を歩くが、工事が始まれば通行できなくなるだろう


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2019.09.14 (土) 晴れ   哲郎・道子

駅 行き:高槻駅北バス停7:53 - 出灰
駅 帰り:善峯 14:24 - 阪急東向日


コース:
・出灰バス停~ポンポン山出灰登山口~中畑バス停~中畑回転場バス停~外畑西京都変電所~小塩山外畑登山口~大原野森林公園入口~杉谷~善峯バス停




MAP


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 今年もポンポン周辺の野草観察に出かける。昨年は台風の倒木で通れなかった出灰から中畑への道、「どうなっているやろか」と出かける。昨年は台風による倒木で通れなかった道、久しぶりだと歩くことにする。

 JR高槻駅北バス停から二料行きに乗り出灰で降りる、道路の気温は20度と低い。今日は山に登らないのですぐに出灰川に沿う道の入り口へ向かうと「通行止め」の看板を見る。ここは8月7日に通ることができ「昨年の台風被害箇所は治っているのに?」と思って入り口にある案内版を見ると、この8月15日にやってきた台風で昨年と同じところが崩れたとある。

 だからポンポン山出灰道登山口へは通れないのだが、数人の登山者はすたすたと通行止めを進入していく。哲郎も「何とかなるだろう」と予定通り出灰川沿いの道をとり中畑へ向かうことにする。

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出灰道は通行止め 案内板では出灰道と
大原野森林公園森の案内所へは×と

 道路横の斜面にシロヨメナだろうか白い菊を見るが、その数も激減している。それ以外の野草の花が見当たらない。「最近草刈りが徹底しているからな~」と哲郎。今日の目的はムカゴ狩り、道端にムカゴを探しながら歩いていくが、ここも草刈りが進んでいて最初の集落付近では全く見当たらない。

 今日は日差しがあると朝から日傘をさす道子、出灰不動尊入り口をすぎ集落が見えてきたところで、再び通行止めの看板が見えてくる。ここは谷に降りなくても土砂や倒木の上が歩けそうだと進入する。でも工事が始まれば当分ポンポン山出灰道登山口へはいけないだろう。

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通行止めの看板が見えてくる 土砂や倒木の上を歩くことになる

 土砂崩れ箇所を過ぎるとすぐにポンポン山登山口に着き、この後中畑までは通れるようである。この付近からムカゴ採取しながら歩いていくが、まだ粒は小粒で蒼くて収穫できるものではない。ムカゴを諦め先へ進む。

 大原野森林公園入口を過ぎると小さな谷口でいつものようにアキチョウジとクサボタンを鑑賞しようとするが、谷は倒木で埋まっていて諦めることにする。

 右手に水道施設を見ると、その先に休憩所があるはずだがなかなか見えてこない。この付近は倒木がひどくて、休憩所はなくなっていて重機の傍に倒木の大きな根っこが転がっている。この付近のツリフネソウも全滅のようだ。

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大原野森林公園入口を過ぎる 休憩所はなくなっていて重機が

 ツリフネソウはないがボタンクサギの群生は残っていて、やれやれと通り過ぎていく。谷沿いの植林地が終わると、前方が明るくなり中畑の集落に近づいていく。稲穂は垂れているがちょっと緑っぽく、今年は収穫もおくれているようだ。

 傍のフェンスにムカゴを見て「小粒だが!」と言いつつも収穫する。谷間はだんだん広がり中畑の集落に入る。ガタゴトと今日聞こえてくるのは稲刈りの音ではなく、周囲の山々の倒木処理で重機が新しい林道を作っている音である。

 バス道に出合い左すぐの所にある中畑バス停へ向かう。ここに集会場があり表にベンチがあるので、いつものように早い昼食とする、まだ10時20分である。前回11時00分だったので、今年は観察する野草が少なかったのだろう。

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前方が明るくなり
中畑の集落に近づいていく
中畑バス停にある集会所で昼食

 昼食後は中畑回転場バス停から外畑集落へ向かう。歩き始めると集落の近くで見慣れない看板を見る。こんなところに蕎麦屋でもできたのかなと通り過ぎるが、かえって調べると枚方から引っ越してきた割烹であった。料理はとても豪華で高価格、バス2本/日の辺地、車でくれば飲めないし京都では広河原にある美山荘みたいなもんで、哲郎と道子にはあまり関係なさそうだ。でもこの集落に料亭ができることはいいことなのであろう!

 足元の野草を見ながら少し登って行くと、中畑回転場バス停に着く。バスの終点で周囲に民家はなく、ここから乗るのは峠を越えた京都府の外畑の住民ぐらいだろう。

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新しくお店ができたようだ 中畑回転場バス停に着く

 少し登って峠に着くと涼しい風が吹き上げてきて心地よい。この峠を超えると京都府、京都市の外畑集落に入る。目の前には大きな西京変電所が見えてくる。二人はその手前にある原木シイタケ直売所による。今日はおかみさんがいて対応してくれる。

 道子を覚えているのだろう、道子が好きな干したイモズルを持ち出してきて「これで最後なのでオマケしときます」と、「今日はイモズルと焼シイタケとでビールも美味しいだろう」と哲郎。近所へのお土産としてシイタケをたくさん購入する道子、持って帰るのは決まって哲郎、これが結構重いのだ!

 シイタケ直売所を後にして外畑集落の中を歩いていく。今日は日差しがきつく、長い舗装道歩きに足も疲れてきた哲郎、周囲ののどかな風景を見て気を紛らわす。

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不気味な音が響く西京変電所 外畑ののどかな風景が続く

 田んぼが終わると山間に入るので。斜面に咲く花を観察しながら歩いていく。周囲は暗くなってくるのだが、倒木多くて以前より明るい。

 約50分歩いて大原野森林公園案内所入り口に着く。ここから善峯バス停まで約1時間なので便があれば中畑回転場バス停へ向かっても良いようだ。今日はここによりトイレ休憩、10分休憩し善峯バス停へ向かう。

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大原野森林公園案内所へ寄る 杉谷集落が見えてくると
もう善峯バス停は近い

 逢坂峠を過ぎ心地よい木立を通り抜けると杉谷が見えてくる。もうここまでくれば善峯バス停は近い。今日の散策での花観察、ヒガンバナの赤は見当たらないし、カワミドリは色づいていなかったので、例年に比べ1週間以上秋の野草は遅れていたようだ。



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アカバナ ボタンクサギ
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フジバカマ ヒヨドリバナ
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イボクサ ジャコウソウ
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カワミドリ
開花遅れ色づいていない
コナギ
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ミズタマソウ ノカンゾウ



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サクラタデ シロヨメナ
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シシウド タマスダレ
園芸種だろう
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ツリフネソウ
草刈りが進んで少なくなった
ツリガネニンジン
これも草刈りで少なくなった
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ツルリンドウ ウド(ヤマウド)



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主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈む所を知っています。


詩篇 【 104:19 】
こんな雑木道が続けばよいのだが


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