金勝アルプス(落ヶ滝線から狛坂線)
2019.06.24


巨岩が現れてくるとしんどさも忘れる


2019.06.24 (月) 晴れ時々曇り   哲郎、道子

行き:草津駅東口 7:41 - 上桐生(帝産バス)
帰り:上桐生 13:30 - 草津駅東口


コース:
・上桐生バス停~駐車場~北谷線~落ヶ滝線~尾根出合~天狗岩~白石峰~狛坂摩崖仏~南谷線~上桐生バス停

注意:
・金勝アルプスではコース名を○○線と呼ぶ。上桐生登山口駐車場のトイレ前に金勝アルプスのパンフレットあります。







 今日は天気もよさそうだと出かけることにする。道子は相変わらず忙しく、早く帰れる金勝アルプス。キムケン&ユッキーさんの報告ではカキランはまだまだとあったが4日も経っているので開花を期待して出かける。

 草津駅東口、7:40発上桐生行きのバスに乗るが、今日は平日なのでサラリーマンで一杯、立っての出発になる。駅前通りは渋滞、工場団地をぐるりと回って、結局50分かかって上桐生バス停に着く。

 バスを降り駐車場内にあるトイレ前で準備し、すぐに出発する。最初は北谷線(金勝アルプスではコース名を○○線と呼ぶ)を進む。雑木の美しい道を進むとすぐに分岐に出合い落ヶ滝線へ入る。

駐車場内にあるトイレ前で準備し 登山口から最初は北谷線
(金勝アルプスではコース名を○○線と呼ぶ)
北谷線の舗装道を歩く 分岐に出合い落ヶ滝線へ入る

 美しい雑木の中を歩くハイキングコース、低山と言えど心地よい歩きが続く。緩やかに登って行く道は時々谷を渡ることになり涼しさを感じる。途中でバリアフリー歩道という広い道を横切り、ここに新しいコールポイントの標識を見る。ここはまっすぐハイキングコースを進んでいく。2人は足元に咲く野草を求めて歩いていくが、ノギランはまだまだこれからで、トンボソウも見当たらない。今日は急ぐということで、落ヶ滝をパスする。

時々谷を渡ることになり涼しさを感じる バリアフリー歩道という広い道を横切り

 コースに岩場が増えてくるとちょっとした湿地に生える野草を観察する。モウセンゴケやコバノトンボソウ等見るが全体的に開花はまだまだ。カキランの咲く湿地で花を探すが「花がない!」と道子、哲郎がユックリ探していると、やっと1個だけ花を見る。色づいたツボミは数個、他の株は草の中に隠れてこれからだが、いつ咲くのだろうと思うほど遅れている。キンコウカもこれからで、いつもより花数が少ない。

今日は急ぐと落ヶ滝をパスする コースに岩場が増えてくると野草観察
岩場もまた楽し 岩場を楽しむ

 花観察を諦め先へと急ぐ。岩場のコースを楽しんだ後、北峰縦走線の尾根に乗る。鶏冠山も諦めここから南の天狗岩へ向かう。平日だが前後に登山者の声が聞こえる。南向きの尾根には高い木が少なく、日差しを受け暑い歩きが続く。歩くにつれ尾根に巨岩が現れてくる。

 天狗岩手前で一旦谷筋へ降りるが、ここのキンコウカもこれからである。天狗岩に着くとカップルが休憩中、スパッツで身を固めた我々を見て「重装備ですね~」と。天狗岩に上ることなく、飲水休憩後すぐに白石峰へ向かう。

岩場に咲くキンコウカ 北峰縦走線の尾根に乗る
歩くにつれ尾根に巨岩が現れてくる 大岩の上から前方に天狗岩

 ここから段々と登り始める。階段も現れしんどい所だが、何度も出合う巨岩にしんどさを忘れる。「もう着いた!と白石峰の分岐広場、狛坂線を下れば13時30分のバスには十分間に合うが、尾根のササユリが見当たらなかったので、昨年見た竜王山への道を少し散策する。

天狗岩を振り返る
後方は鶏冠山、右奥は三上山
天狗岩を過ぎても巨岩が続き

 今年はどうしたのだろう!」と見当たらないので引き返し、白石峰で昼食とする。平日なので登山者はいなくベンチに座ってゆっくりと昼食とする。

 「そろそろ!」と、狛坂摩崖仏へと下り始める。しばらく支尾根を下っていくが、いやな階段が続く。階段が終わって安心したのか、道子は木の根に足をとられ、ばったりと倒れる。「こんなにキツクこけたのは久しぶりだ」と打った膝を確認する。倒れたのが土の上で、大事には至らなくてよっかったと、シップをして歩き始めるが、ここからユックリの歩きとなる。

白石峰で昼食とする 狛坂摩崖仏へは、最初は階段を下る

 この道には巨岩がたくさんあり、いろいろと名前がついている。しばらく下っていくと谷筋に変わりシダが現れてくると狛坂摩崖仏に出合う。でも道子はそれを見ることもなく先へと進んでいく。

 道が谷上を歩くようになると、いつも咲いていたカキランを探すが見つからず「今年は残念やった!」と。蒼々としたシダの中を下っていくと南谷林道に出合う。

この道には巨岩がたくさんあり 狛坂摩崖仏も素通り
蒼々としたシダの中を下っていくと 南谷林道に出合う

 もうここからは緩やかな道が続く。前回は急いで歩いて40分でバス停に着いたが、今日は急ぐ必要もないのでゆっくりと歩いていく。途中で、朝駐車場で見かけた女性が追い越していく。荒れていた道も谷を渡るとゴロゴロ石は無くなり歩き良い。

 水晶谷線出合を過ぎると林道も広くなる。新名神下のトンネルを抜けるとバス停まで15~20分、右手に谷を見ながら下っていく。

水晶谷線出合
こちらで下ればササユリに出合えたかも
新名神下のトンネルを抜けると
バス停まで15~20分

 大きな堰堤が見えてきて、水遊びのにぎやかな声が聞こえてきて、川を渡るとバス停までは5分、どうやら道子の足は大丈夫だったようだ。

 駐車場の車は20台と増えていて、そのNoは大阪や京都と他府県Noが多い。トイレで着替えや後始末を済ますが「バス停は暑い!」と、ここでゆっくりとバスを待つ。





キンコウカ カキラン
イシモチソウ コバノトンボソウ
ジガバチソウ モウセンゴケ





主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈む所を知っています。


詩篇 【 104:19 】
6mもある 狛坂摩崖仏