湖南アルプス 笹間ヶ岳(富川道~砂防林道)
2019.09.02


 
今年はなぜかたくさんのサギソウが咲いている


2019.09.02 (月) 晴れ   哲、道

行き:JR石山駅東口 8:11 - アルプス登山口 (帝産バス)
帰り:東急団地入口 13:35 - JR石山駅東口
コース:
・アルプス登山口バス停~天神側沿いの林道~富川道分岐~(東海自然歩道)~御仏堰堤~笹間ヶ岳/矢筈ヶ岳分岐~大谷河原~砂防林道出合~△笹間ヶ岳~砂防林道出合~(砂防林道)~東急団地入口バス停


注意:
◆アルプス登山口付近の天神川沿いや砂防林道で新名神の工事が進んでいます。現在はまだ通れますが今後一時的に通行止めになるかもしれませんので、工事の進捗には注意してください。




 もう9月なのに一向に秋の気配がしない。秋雨前線がウロウロしていて今日も午後から崩れそうだと、早く帰ることができる湖南アルプスへ野草観察に出かける。

 石山駅東口、8:11発湖南アルプス行きのバスに乗るが、乗客は我々2人。いつものように駅周辺は渋滞でノロノロと走っていく。でも8時35分には登山口に着き2人は直ぐに歩き始める。民家を抜け天神川に出合うと目の前の橋に「新名神の道路を作っています」と横断幕を見るが、この橋いつできたのやろか?

 右手の斜面は昨年から法面の工事が続いていて、なかなか時間がかかっているようだ。道は右に折れ川すれすれの橋を渡る。舗装道だが樹木の木陰ができたところで準備する。

湖南アルプスへ登山口へは③乗り場 橋を渡り川沿いの道を歩いていく

 今日も残暑厳しい気候だが、木陰が続く川沿いの道は心地よく歩くことができる。富川道分岐手前の駐車スペースに1台の車を見る。朝早く出かけ涼しいうちに散策を終える予定だろう。分岐で天神川を離れ東海自然歩道の富川道をとる。最初は階段状の道、浸食された道は相変わらず歩きにくい。

 200mも歩くと谷に出合う。哲郎はタオルを濡らして首に巻く。谷を渡るとシダの道が続く。シダが伸びてきて、足元にあった野草は見当たらなくなってしまった。

東海自然歩道の富川道をとる 谷を渡るとシダの道が続く

 少しずつ登り始めてきて大きな石や岩肌の上を歩くようになる。そのうち目の前に大岩を見てその間を抜けていく。谷の橋を渡ってシダの中を進むと右手に御仏堰堤と言う石で作った古い堰堤を見る。堰堤の周りは数年前に比べると木やシダが茂ってきて堰堤が分かりにくくなっている。

目の前に大岩を見てその間を抜けて 右手に御仏堰堤

 歩くにつれ足元に大きな石が増えてきて滑滝状の岩肌が続く。滑滝状と言っても水量はほとんどなくゆっくりと登って行く。大岩を登りきると谷は細くなり小さな広場に出て谷横に咲く野草を観察するが、咲いている野草はいつもより少ない。

滑滝状の岩肌が続く 谷は細くなり小さな広場に出て

 野草観察が終わり先へ進むと、すぐにシダが現れてきて分岐に出合う。東海自然歩道はここで右をとる。10数m登って行くと滑らかになり左右に小さな池を見るので湿地帯の野草観察をしながら進んでいく。左手に大きな池を見ながら進んでいくと下り始める。

 ゆっくりと下っていき、下りきったところで広い河原に出合う。この河原の湿地帯でぐるりと野草観察をするが、今日は暑いので早々に引き上げ先へ進むことにする。

東海自然歩道は分岐で右をとる 左手に大きな池を見ながら

 河原の入り口付近へ戻り細い谷に沿った道を進んでいく。道は谷を渡りシダの斜面を登り始める。登りきると右手からの尾根コースと合流し、尾根道が続く。尾根は花崗岩質なのか所々で大岩に突き当たり、ザラザラした道を登ったり下ったり、数100m進むと下り始め林道に出合う。

広い河原に出合う 道は谷を渡りシダの斜面を登り始める
ザラザラした道を登ったり下ったり 林道に出合う

 この林道は砂防林道で、笹間が岳の西側を巻いていき最後は登山口近くに下て行く。この林道を少し歩くだけで、すぐに尾根道の入り口に出合う。入り口に「←笹間が岳400m」とある。登山道はしっかりしていて、途中に台風による倒木を見るが通行に影響はない。最後はちょっと登って笹間が岳山頂に着く、11時30分である。

山頂への道はしっかりしていて 笹間が岳山頂に着く

 山頂でゆっくりと昼食、20分の休憩も終わり山頂の大岩に登ってから下山とする。今日はユックリ下って25分、砂防林道に降り立つ。東海自然歩道はここから支尾根を下っていくが、2人は楽な林道を下って東急団地入口バス停へ向かう。

 25分下ったところで前方に砂肌の斜面やたくさんの重機、これに工事関係者のたくさんの車を見る。新名神の工事のようで、表示されている工事図を見ると新名神はここで砂防林道を横切って登山口バス停の方へ向かっている。しばらく工事現場と並行に下っていく砂防林道、この林道はどうなるのやろと思ってしまう。

山頂から比叡山を望む 砂防林道は
新名神工事現場に突き当たる

 民家が見えてきたところで、「バスまで時間がある」と谷に降り後始末をすることになる。階段を下って谷で顔を洗おうとする哲郎だが、工事の影響で水は白く濁っている。谷の上流で新名神用の治水工事もしているようだ。身体を拭くこともできず、上着を着替えてすぐにバス停へ向かう。バスまで25分、哲郎は近くのスーパーに行き冷たい麦茶を買ってくる。

 日陰でバスを待つが、それにしても暑い、9月になっても猛暑が続いている異常気象、早く終わってほしいものだ!。







ミヤマウズラ サギソウ
オオフタバムグラ イトイヌノヒゲ
コケオトギリ ナンバンキセル
ヒメオトギリ ホザキノミミカキグサ







地には花が咲き乱れ、
歌の季節がやって来た。
山鳩の声が、私たちの国に聞こえる。


雅歌 【 2-12 】
笹間が岳コールポイント


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