朝日峰 北東尾根~松尾峠地蔵さん道 //京都北山
2020.11.25


 
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急で短い尾根だが 朝日峰北東尾根を楽しむ


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2020.11.25(水) 曇り   哲、道

EKI 行き:京都駅 7:50 - 小野下ノ町
EKI 帰り:栂ノ尾 14:09 - 京都駅

コース:
・小野下ノ町バス停~水谷林道~分岐右の梅谷林道~京都府大演習林入り口手前から右の斜面~標高485m朝日峰北東尾根の鞍部~朝日峰~林道出合~松尾峠~松尾峠お地蔵さん道~谷山林道6号橋~清滝川出合~栂ノ尾バス停



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 11月に入ると高雄方面は紅葉見物の観光客で賑わいバスも満員になる。今年はコロナの影響で客は減るかと思っていたが、GO TOトラベルの利用でいっぱいのようだ。11月も下旬になり「高雄の観光客も減っただろう」と朝日峰へ出かけることにする。

 京都発7:50のバスは予想以上の観光客で座れない。市内で通勤客が降りたところでやっと座れ高雄へ向かう。高雄でほとんどの乗客が降りるが、川沿いのモミジは落葉が進んでいて綺麗とは言えない。「こんなところに朝早くから来て・・・」と言いたいところだが、我々もそうなんだと思ってしまう。

 小野下ノ町で降り、すぐに30m戻って西へ入る地道へ進入する。角の民家の軒先には今年もコムラサキの実がいっぱい、橋を渡り民家をを抜けるとすぐに道は水谷林道になり、水谷川に沿って歩くことになる。

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鈴なりのコムラサキの実を見る 水谷林道入り口はバス停南30m

 植林地の中の谷沿いの林道、特に見るものはないので黙々と歩いていく。あちこちで伐採が進んでいて、谷間は以前より明るくなっている。この周辺の植林地は大手の関連会社なのだろう、よく管理されていていつも何処かで作業がされている。

 途中火事で焼けた小屋は新調され斜面の上に建っているが、何の小屋だろうか?。約30分で最初の林道分岐に着く。まっすぐ進めば田尻峠へ、我々は左にとり梅谷林道を進む。

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明るくなった水谷林道を黙々と歩く 最初の分岐で左の梅谷林道へ

 分岐から5分で右に登っていく支線に出合う。この支線を進んでも朝日峰北東尾根にとりつくことができるが、途中台風や豪雨による倒木が多いので最近は利用しない。橋を渡ったすぐの尾根先端からもとりつくことができるが、ここは急斜面で危ないと、先へ進むことにする。

 分岐から25分歩いて目的の朝日峰北東尾根へのとりつきに着く。この先橋を渡ると京都府大演習林の入り口があるので、そこまで歩くと行き過ぎである。とりつきポイントには橋の代わりか小さな谷に木が横たえてあるが、とても渡れそうもないので、少し上流へ進み谷へ降りて渡る。

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分岐から5分の作業道は倒木多く
今は利用しない
とりつきに橋だろうか谷に木が横たえてある

 谷を渡ると植林地、谷間に移動し急斜面を登っていく。植林はすぐに終わるが、ホウバが散った急斜面をジグザグに登っていく。ホウバが過ぎても急斜面が続き、歩けるところを探しながら登っていく。

 尾根の鞍部までは標高差80m、勾配が緩くなると鞍部の光が見えてくる。15分登って朝日峰北東尾根の標高485mの鞍部に乗る。

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谷を渡り植林地へとりつく 植林を過ぎるとホウバが散る急斜面
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雑木の斜面を登る 朝日峰北東尾根の標高485mの鞍部に乗る

 鞍部で小休止後、山頂へと登り始める。鞍部から山頂までは標高差210m、急な短い尾根だが雑木を楽しみながら登っていく。尾根は勾配は緩やかになったり急になったりするが、苦労して登るようなところはない。

 尾根の中央に境界マークが続くが、狭い尾根なので迷うことはなく登りやすい所を選んで登ればよい。鞍部から30分余り登れば朝日峰山頂に着く。早い昼食を頂き時間が有り余ると山頂付近をゆっくりと散策する。

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雑木の尾根を楽しみながら 遠くに比叡山を見ながら昼食とする

 散策していると周囲がだんだん暗くなる。今日は晴れで雨が降ることはないと言う予報、でも上空は曇っていて今にも降り出しそう。「北山時雨か」と、下山することにする。

 高雄へ下ると観光客でバスに座れないだろうし、峰山から高山寺へは倒木が邪魔をするかも。予定していた田尻峠へは止め早く下山できる松尾峠お地蔵さん道を下ることにする。

 早速山頂から南の登山道を下っていく。心地よい細い道を10分下って林道に降り立つ。

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山頂から南の登山道を下っていく 10分下って林道に降り立つ

 林道を南へ進むと松尾峠、そのすぐ先にお地蔵さんがある松尾峠お地蔵さん道へ進入する。立派なお地蔵さんの横を通り、広い道を進んで行くとすぐにゲートに出合う。ゲート横を通りすぐ左手の細い道、これが松尾峠お地蔵さん道で、谷山林道へと下っていく。

 道は細いながらもしっかりしていて歩き良い。斜面を巻いていく道は植林地に入っていき、道は広くなり林道に変わる。

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立派な松尾峠のお地蔵さん 登山道はゲートを過ぎ左の小道

 南から西へ斜面を巻いていた林道に倒木が現れてくるが処理されているので通れないことはない。

 林道は西端の谷筋まで来て、東へと折り返し谷山林道に沿って下っていく。降り立ったところはちょうど6号橋の手前、ここから谷山林道を西明寺まで下っていく。橋の標識に「6号橋 起点まで2.4Km」とある。

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植林地の中では倒木を見るが歩ける 谷山林道の6号橋に降り立つ

 後は清滝川に出合うまで、この林道を歩いていく。周囲は植林地が続くが、谷沿いの明るい林道で緩やかに下っていくので歩き良い。

 6号橋から30歩いて清滝川に出合う。高雄バス停へは右にとるのだが、今日は観光客がいっぱいだろう」と槇ノ尾バス停か栂ノ尾バス停へ向かうことにする。目の前の西明寺参道入り口の落葉風景を見て、「綺麗!」と道子がいう。

 栂ノ尾始発バスが14:09、10分あるので槇ノ尾バス停ではなく栂ノ尾バス停へ向かう。ギリギリだと急いできたので汗をかいた哲郎、バスまで3分あるとバス停で着替えてしまう。「観光客のみなさま、すみません!」。

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西明寺参道の清滝川の橋
「落葉の風景が綺麗だ」という道子


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あなたは地のすべての境を定め、
夏と冬とを造られました。


詩篇 【 74:17 】
大きなサルノコシカケ
人が乗っても大丈夫のようだ


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