荒川峠道の東尾根から堂満岳 //比良
2020.11.05


 
P865から荒川峠へ向かう 紅葉見物は少し早かったようだ


2020.11.05(木) 曇り   哲、道

行き:京都駅 6:31 = 7:08志賀
帰り:比良駅 14:37 = 京都駅

コース:
・JR志賀駅~萬福寺~湖西道路高架下~荒川道林道~中谷荒川道登山口~葛川越分岐手前右の作業道~(植林地)~荒川峠道の東尾根~P865~荒川峠道出合~荒川峠~南比良峠~堂満岳南尾根~堂満岳~堂満東陵道~ノタノホリ~堂満登山口~JR比良駅

コースタイム(ややユックリ、休憩含まず):
・JR志賀駅 - 65 - 中谷荒川道登山口 - 15 - 荒川峠道の東尾根古道入り口 - 100 - P865 - 35 - 荒川峠 - 20 - 南比良峠 - 35(堂満岳南尾根) - 堂満岳 - 90(堂満東陵道) - ノタノホリ - 30 - 別荘地(堂満登山口) - 25 - JR比良駅

注意:
◆荒川峠道の東尾根にハッキリした道はありません。南比良峠から堂満岳へ直登する南尾根は急斜面で道はありません。初心者だけで出かけないようお願いします。







 やっと比良へ紅葉見物に出かける。ルートは昨年と同じ荒川峠道の東尾根を登り、南比良峠から堂満南尾根を登り堂満岳東陵道を下るである。

 「京都駅を早く出て、早く帰ろう!」と、京都駅湖西線6:45に乗る。電車の中でスパッツを付け早くスタートできるようにする。志賀駅7:08着なのでトイレを済まし7:15にスタート、荒川峠へこんなに早く出発したことはない。

 いつものように高架に沿って北へ進み高架柱64で西に折れ真っすぐ進んで行く。信号機のある広い通りに突き当たると、道を渡り集落の中の地道を進んで行く。萬福寺に突き当たると右に巻いていき、さらに進んで行くと雑木道に突き当たり舗装道は終わる。

荒川峠道へは高架柱64で西に折れ 集落を抜けると雑木道を進む

 この雑木道を進むと湖西道路に突き当たる。高架下を抜け道を渡ると左へ登っていく道、これが荒川峠道の取付きである。いつの間にかその入り口に比良比叡トレイルの標識が立っている。比良比叡トレイルと言えば、最近尾根筋の樹木に巻き付いた比良比叡トレイルの黄色い帯、あまりの多さにうんざりの哲郎、比良縦走路にマークは不要である。

 さっそく登っていくと、すぐに右に折れ西へ登っていく林道が続く。荒川峠道中谷登山口は標高350mなので随分と登ることになり、朝早くから上着を脱ぎシャツ1枚となる。橋(・265)を渡りS字カーブを2回登っていくと荒川峠道の広谷登山口に着く。

いつの間にか比良比叡トレイルの標識が 荒川峠道の登山口に着く

 登山口から15分も登れば東尾根の古道分岐に着き、早速古道へ進入する。最初は少し登って荒川峠道に沿うように北へ横道が続く。10分余りすると道は右の細い支尾根に乗って消える。ここから右の支尾根を巻くように登っていく。

 すぐに支尾根に古道が現れてくる。その古道は掘りこまれていてジグザグに登っていくが、土砂や倒木で埋まっていて通れない。通れない所は古道に沿って斜面を登っていく。

 古道が歩けるようになると、古道の中を歩いていく。古道は尾根に近づいてくると、緩やかに尾根に沿って登っていく。

荒川峠道の東尾根の古道分岐に着き 北へ横道が続く
細い支尾根を登っていく 古道を辿って登っていく

 尾根の中央に乗ると緩やかな植林地に変わる。左右に踏み跡を見るが、ここは尾根の中央にある少し掘りこまれた古道跡を探しながら登っていく。5分もすれば周囲は雑木に変わり心地よく歩くことができるが、標高600m付近では紅葉はまだまだである。

古道跡を探しながら登っていく。 周囲は雑木に変わり心地よく歩く

 この尾根は緩やかに登っていくのが良い。雑木の尾根に少し掘りこまれた古道跡が続く。その古道は時々消えるが、再び出合いそれを辿って登っていく。標高650mを過ぎると、だんだん尾根は細くなる。標高700m付近から尾根は広がってきて左右に紅葉を見るようになる。途中で右の斜面を巻いていく道を見るが、この道は登っていかないので進入しない。

緩やかな雑木の尾根が続き だんだんと紅葉が
だんだん尾根は細くなる 紅葉を見るようになる

 標高750mからP865までの尾根には紅葉が続き、それを鑑賞しながら登っていくが、今年は十分紅葉していない葉も混じっているので少し早かったようだ。と言っても散りかけた葉もあり、木によって紅葉の条件が異なるので今年は「紅葉が素晴らしい!」という感じはしない。

 P865付近にはシャクナゲが群生しているので、今日は尾根下を進んでシャクナゲを通り過ぎる。ここから西へ尾根を登っていき、荒川峠道に出合い荒川峠へ向かう。

P865手前の紅葉 荒川峠道手前で昼食とする

 カメラに映る被写体に満足しない哲郎だが、よく考えると今日は晴れたり曇ったりで紅葉が映えず、本当は綺麗な紅葉なのかもしれない。

 尾根下の荒川峠道方面の紅葉も、もうすこしのようだ。でも綺麗な事には違いなく、荒川峠道に出合う手前で紅葉を見ながら昼食とする。

P865から荒川峠へ向かう尾根の紅葉

 20分の昼食休憩も終わり、尾根を西へ進み荒川峠へ向かう。この付近の尾根の北側は切り立った崖なので尾根から少し離れて歩くことにする。崖上から北に堂満岳が良く見える。なぜか堂満岳の山頂付近だけ日が当たっている。

 荒川峠道に出合い荒川峠へ向かう。周囲の紅葉はもう散りかけ、風が当たる所は早く散ってしまう。荒川峠に着き比良縦走路を北へ向かう。平日だが数人の登山者に出会う、「さすがに比良縦走路だ!」と。

荒川峠道への道 比良縦走路を南比良峠へ向かう

 荒川峠から20分で南比良峠に着く。ここから堂満南尾根を登り堂満岳へ向かう。木立の中を進んで行くとすぐに登り始める。急な斜面なので右に左にと自分の歩き良いところを登っていく。途中で尾根の東側へ移り薄い踏み跡を辿っていく。

南比良峠から堂満南尾根を登る

 数個の大岩に出合い、最後の大岩を過ぎると2分で堂満岳登山道に乗る。右にちょっと登って堂満岳に着く。丁度12時、平日なのか山頂で昼食中の登山者はいない。山頂から琵琶湖を眺め、すぐに堂満東陵道を下っていく。

数個の大岩に出合うと山頂は近い 堂満岳山頂に立つ

 最初は急斜面が続き、ゆっくりと下っていく。山頂付近は風が強く紅葉はほとんど散っている。この東陵道の上部では雑木が少ないのに、細い雑木にぐるぐる巻きのテープが目立ち、それらの木は枯れていく。雑木が減っていくのを危惧するが、そんな中、木に赤と白のスプレーのマークを見る。「スプレーも困るものだがテープよりましか」と思ってしまう。100mも下れば勾配は緩やかになり、ゆっくり紅葉を楽しみながら下っていく。

東陵道を下り始める ユックリ紅葉を楽しむ

 標高700mを切ると谷筋へ下っていき、周囲は植林に変わる。谷に出あい少し下って右岸の登山道へ乗る。もうここからは植林地の中の登山道をゆっくりと下っていく。

 緩やかな道で歩き良いのだが、後半は溝状の道に変わる。こんな道は大雨になると困るだろう。

谷を渡ると緩やかな登山道が続く 溝状の道、大雨になると困るだろう

 細い尾根に乗り少し進むと標識のある分岐に出合い左に取るとノタノホリに着く。この付近の紅葉はこれから。どんどん下っていくと谷筋から右の支尾根を下るようになる。ゴロゴロ石道で嫌なところだが、あともう少しだと我慢する。

 ノタノホリから30分で別荘地の堂満登山口に降り立つ。14時02分、ここで電車の時刻表を確認、14時37分。「急げば間に合う!」と急いでJR比良駅へ向かうことになる。道端に咲く花、ヒヨドリバナは終わりかけているがアキノキリンソウはまだまだ綺麗に咲いている。

ノタノホリに着く 別荘地の堂満登山口に降り立つ

 別荘地の登山口から25分で駅に着き、着替えとトイレを済ましホームへ上がっていく。「今日は十分間に合った!」とホームから堂満岳を望む。






あなたは地のすべての境を定め、
夏と冬とを造られました。


詩篇 【 74:17 】
比良駅から堂満岳(右)を望む


連絡