花紀行 夏の野草観察②(京都府立植物園)
2020.08.21


猛暑の中だが水辺に咲く花は元気良い  サワギキョウ


■ 気温37~38℃、日が当たるとは40℃を越える日が続く、こんな時は高い山へ登ればいいのだが、なかなか出かけられない。

 家の近くにパン屋さんが開店し、早速出かける道子だが・・・あまり美味しくないと。それでは今日は京都府立植物園に出かけ帰りにいつものパンを買って帰ろう!と出かける。

 昼前だが相当暑い植物園、入園者もチラホラと少ない。入り口で賑わっている園芸種も真夏は少ないようだ。早速野草観察のため植物生態園へ向かう。ここも真夏は花が少ないようである。

 この暑さ、咲いている野草も元気ない。1時間観察し、今ちょうど「芦生の天然林と着生植物」の写真展へ寄ってみる。植物研究家・福本 繁氏らが撮影した着生植物の写真を見ながら身体を冷やす。





ユキミバナ

■ 雪が降り始めるころまで咲くと言われている。似ているスズムシソウに比べ全体に小ぶりで、花の筒部にはっきりとした模様が見えるので分かる。前回7月にも咲いていたので、花期の長い花である。



スズムシバナ

■ ユキミバナに比べ、葉も花も大きい。



ホトトギス


キレンゲショウマ

■ もう少し開いてくれたら・・・、花は余り開かない。



レンゲショウマ

■ 遠くてゴミが取れません!。



アキカラマツ


オミナエシ

■ 秋の七草のひとつです。白い花はオトコエシ、白と黄色が混ざった花はオトコオミナエシ。



ハマカンゾウ

■ ハマカンゾウはノカンゾウによく似ているが、葉が常緑で海岸に生える



カワラケツメイ

■ 決明子(けつめいし)とは、エビスグサ(決明)の種子の生薬名で「ハブ茶」と称し、お茶代わりに常用される。カワラケツメイ茶は、弘法大師が広めたといわれ弘法茶とも言われています。



ハマゴウ

■ 匍匐性落葉小低木、本州・沖縄の海岸の砂地に生える。茎は砂の上をはう。



カノコユリ


キセワタ

■ 伊吹山で見るキセワタは紅紫色をしているのだが、ここのは白色に見える。花冠をよく見るとフード状の中はピンクを帯びている。



タマノカンザシ


ツリガネニンジン


カリガネソウ





------------------   園芸品種も綺麗に咲いています   ------------------

モミジアオイ

■ 北山入り口すぐ目の前に咲くフヨウ、葉が3~5裂しているものはモミジアオイ。



モミジアオイ(白)


トウジンビエ


ニガウリ「アップルゴーヤ」






■ 植物園内の移動は木陰を辿って・・・・。十分水分補給するが1時間も歩けば熱中症になった気分になる、ふらふら・・・と出口へ向かう。