ポンポン山周辺散策 秋の野草観察②
2020.09.12


ポンポン山の山裾の雑木で涼しさを感じる


■ ポンポン山周辺の秋の散策に出かける。毎年のようにムカゴ狩りを楽しみ、野に咲く野草も楽しむ。

 JR高槻駅北バス停から出灰へ向かう予定だったが、バス停に出灰から中畑へ抜ける道が全面通行止めとある。山崩れ箇所が1年以上ほったらかし、ここは大阪府と京都府の境なので、行政がなかなか動いてくれないのだろう。

 無理やり通れないことはないと思われるが、今日は出灰を止め先の田能口で降りてみる。この付近に中畑へ抜ける林道があったのを思い出しネットで検索、100m戻ったところにあるようだ。今日は暑い日差し、戻るのを躊躇し先へ進むことにする。府道枚方亀岡線は狭い道に交通量が多く、草が茂っていて歩くのに危険を感じる。

 道路脇は整理されていないので、意外に野草が咲いていて車に注意しながら観察をする。




オトコオミナエシ

■ オミナエシの花は黄色、白い花はオトコエシ、黄色と白が混じっているのはオトコオミナエシ。しかしオトコオミナエシ(スイカズラ科)はオトコエシ(スイカズラ科)の変異したもので、オミナエシ(オミナエシ科)の雑種ではないとのこと、2014年。



アレチヌスビトハギ

■ ハギと同じマメ科だが、ハギ属ではなくヌスビトハギ属。ヌスビトの意味が良くわかる。帰化植物。



カワラケツメイ

■ この茶葉は、別名「弘法茶」ともいわれ、弘法大師が全国行脚の際に、広めたという説があります。



センニンソウ

■ センニンソウの葉は先端が突出した卵形。よく似たボタンズルの葉は1回3出複葉で鋸葉なので区別できる。



アカバナ

■ 伊吹山で見るイワアカバナは花の柱頭が頭状で丸い。アカバナの柱頭はこん棒状。



クルマバナ


ツリガネニンジン

■ 草刈りにより、年々株が減ってきている。





キンミズヒキ


オハラメアザミ

■ 日本のアザミです。

ヤブツルアズキ


ヤブマメ


ミズタマソウ

■ 果実は広倒卵形で幅3~4mm、溝があり、かぎ状の毛がある。小さい花だが面白い!。



ツルニンジン


ツルニンジンのツボミ

■ これはなんだ!とカメラに収める。ツルニンジンのツボミとわかった。小ぶりなのでツルニンジンに似たバアソブかなと思うが、バアソブは花期が7~8月なので違う。





外畑にある西京都変電所、ゴーとうなる不気味な音も慣れてきたようだ


■ 樫田校前バス停から田能、中畑へ向かい、中畑バス停にある集会場前のベンチで昼食とする。中畑回転場から峠を越えると京都市、すぐの「谷川きのこ園」で原木椎茸を購入する。外畑の集落から大原野森林公園へ向かい善峯へ下る。





アメリカタカサブロウ

■ タカサブロウと思ったが、葉が細いのでアメリカタカサブロウ。



アキノノゲシ


オオニシキソウ


ネコハギ

■ 葉は3小葉からなり、マメ科ハギ属、ハギの仲間です。



ツルリンドウ

■ ツルリンドウの花は、これから。



クサアジサイ

■ クサアジサイは終わりかけ。



シュウカイドウ

■ こんなところにと、ポンポン山登山口に咲いていた。







■ 登山靴でアスファルト道を5~6時間歩いたので、ちょっと腰が痛いと哲郎。今年の9月は猛暑が続き、いつも楽しむ花がいくつか終わっていて残念。まだまだたくさんの花が未編集ですが、疲れてきたのでこれまでとします。