伊吹山 秋の野草観察
2020.08.29


猛暑で伊吹山山頂付近も例年より暑いが土曜日だから観光客は多い。
咲きそろったサラシナショウマを見て涼しさを感じる


■ もう9月になろうとしているが、京都は37℃の猛暑が続く。なんとなく遠い山には足が向かないが、例年のように伊吹山 秋の野草観察に出かける。

 名阪近鉄バスの運行期間は8月31日まで、天候から今日がいいだろうと出かけるが、「JR京都線で人身事故発生でSTOPしている!」と道子、もう出かける前だったので、私鉄+地下鉄で京都駅へ向かい新幹線で米原へ向かうことにする。京都駅から20分足らずで着き990円、「これはありだな~!」と、哲郎。

 関ケ原から登山バスに乗るが15分遅れで到着、予定で動く二人には痛い遅れ、すぐに食堂で伊吹山菜そば+コンビニのおにぎりを頂いて早い昼食とする。


伊吹山菜そば食べながら西登山道の様子を伺う
今日は観光客が多いようだ

 10:45にSTART、西登山道入り口へ向かい登山協力金を投入し西登山道を歩きはじめる。早速秋の野草を見つけては観察するが、今日は観光客が多いのでゆっくり観察できない。





クサボタン

■ 花先が反り返っているのが面白い。10数年前までは山頂から3合目の草原まで「もう、いい!」と言うほどたくさん咲いていたが、今は山頂お花畑以外全くお目にかからない。



トモエシオガマ

■ トモエシオガマかシオガマギクか?よくわからないが、上から見ると花が巴状なのでトモエシオガマにしよう!。



ヒメフウロ

■ 初夏から秋まで花期が長く、毎年同じところで 小さな花を見ることができる。1か月前にも咲いていました。



ルリトラノオ

■ 山頂お花畑にたくさん咲いています。



フジテンニンソウ

■ フジテンニンソウやアカソが増えてくると、他の野草が減ってくる。



サラシナショウマ

■ 観光客はこの花の群生が目当てだろう。



アキノキリンソウ





ガスのかかった西登山道を登っていく

 西登山道では、登るにつれ観光客が減ってきているようにも見える。途中で引き返す人もいるのだろうか?。今日はガスがかかっていて心地よく歩ける。





オオヒナノウスツボ


ツリガネニンジン

■ 山頂お花畑のツリガネニンジン、群生は無くなり少々減ってきた。



シモツケソウ

■ 西登山道の保護区の群生は綺麗だが、近づいて見る個々の花も綺麗。



ルリトラノオ

■ お花畑にたくさん群生している。






山頂ではたくさんの観光客が昼食中

 前回2時間足らずで下ってしんどかった上野登山道、今日はユックリ下って、14時30分のバスに乗る予定。早く帰るのでタムラソウやシデシャジンの観察は諦めることにする。

 伊吹山野草観察には東登山道をゆっくり散策しなければ十分楽しむことはできないようだ。最近東へ回ったことがないので、次回は遅くなるが東登山道を下ってみるか!





イワアカバナ


イブキトリカブト

■ 下山道のイブキトリカブトの群生もなくなりちょっと寂しい。



コイブキアザミ

■ 秋定番のアザミだが、いつもより目に映る花は少ない。



茎の途中にも花が咲くのはシオガマギク





五合目休憩所から山頂を見上げる。

 やっと五合目に着き飲水休憩、今日は暑いのでたくさんの人がベンチで休息中、我々は急ぐので飲水後すぐに下山開始。





名残のイブキジャコウソウ


カワラナデシコ


ツルボ


ノブキ


ワレモコウ




やっと下ってきた上野登山道2合目
猛暑の中「まだまだこれから」と頑張る


 早く下山を開始したので、ゆっくり歩きで14時にバス停に着く。今日は暑くて下着まで汗でいっぱい!トイレの中で下着や靴下まで着替える哲郎。いくら水分をとっても足りない哲郎、きっと登山中の飲水量が少なかったのかもしれない。

 定刻にやってきたバスに、今日は9人の登山者が乗る。バスに乗っても汗をかく哲郎、若者たちは汗をかくこともなくスッキリしているのはなぜだろうか?。