小祖父谷から大谷峠~天童山 //京都北山 (城丹国境尾根)2020.10.07 |
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大谷峠に北側の小祖父谷林道からたどり着く |
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2020.10.07(水) 曇り 哲、道
コース: ・井戸バス停~井戸祖父谷林道~祖父谷峠・石仏峠分岐/筏場橋(・344)を右~祖父谷林道~小祖父谷林道分岐を右~小祖父谷林道~ジョウラク峠分岐~大谷峠分岐を右~林道終点~植林地を400m(標高差110m)登る~大谷峠(城丹国境尾根)~飯森山~反射板1~反射板2~天童山~京北トレイル~パラグライダー基地跡~鳴の堂二石仏~カモチ谷出合(・340)~殿橋~ウッディ京北~周山バス停
注意:
◆2018年の台風の倒木処理はまだ完了していませんが歩くことはできます。小祖父谷林道からジョウラク峠への道は、まだ倒木が埋まっていて通れません。小祖父谷林道から大谷峠への林道支線は倒木があるが歩けます。大谷峠へは林道終点から植林地の中を登っていくことになりますが、道はありません。 ◆城丹国境尾根、飯森山~反射板ピーク~天童山までは尾根を辿って歩きますが、踏み跡が薄いので注意してください。 ![]() ![]() ![]() ![]() 今週末は台風14号がやってきて天候が悪いので、台風の前に城丹国境尾根へ出かけることにする。周山行きのJRバスは周山からのふるさとバスの連絡上、京都駅からの始発バスに乘る。早朝のバスを待つが、今日は15℃と寒い。朝早いので学生さんや市内の通勤者はいなく、京北町の役場へ向かう通勤者が主なので割と空いている。 少し遅れて周山バス停に着く。灰屋行きのバスまで数分あるのでトイレに駆け込む。周山行きのバスに乗り井戸へ向かう。「寒い!」、コロナ対策で窓がたくさん開いていて哲郎の体に冷たい風が当たる。いつもなら気持ちいい風だが今日は寒い、何度も移動を考えるが結局井戸まで我慢する。 約20分で井戸に着きバス停小屋でユックリ準備する。「こんなに寒いからヒルはいないかな」と思うが、一応ヒル対策を十分にする。出発前の休憩?も終わり、8時45分に出発、道路の温度表示は15℃と、今日は一日寒そうだ。バス停すぐ傍の橋を渡り井戸祖父谷の林道を歩きはじめる。 民家を過ぎると植林が続き、すぐに井戸祖父谷に沿って歩くことになる。大きなトラックが通り過ぎていくが、後ろに材木を挟むクレーンの付いた大型車、奥では朝から忙しいようだ。。
林道が谷に沿い始めてから秋の野草が目につくようになる。アキチョウジやアケボノソウ・・・、これらの花がいつまでも続く。手の届くところにミツバアケビの実を見るが「今日はいいだろう!」と通り過ぎる。 ユックリ歩いて40分、筏場橋の分岐に着く。真っすぐ進めば石仏峠峠、祖父谷峠や小祖父谷へは右を取る。ここからも林道は谷沿いを進むので野草は多く、目の前に現れる野草を観察しながら進んで行く
次の橋を渡ってから左岸を歩く。足元にはヒトリシズカやフタリシズカの葉が続き、その間にウバユリの結実を見る。ここのウバユリは葉が残っている。普通ウバユリは葉が落ちてから花が咲くのだが・・・。この付近はV字の谷が続き鹿の逃げ場がないので植物が良く育つのかもしれない。 次の橋が祖父谷橋、これを渡ると分岐があり、左は祖父谷峠へ、今日は右をとり小祖父谷林道へ進む。
すぐに小祖父谷の橋を渡ることになるが、すぐ上流の堰堤付近は倒木や土砂で埋まったまま、水が堰堤横の道を流れていて谷は荒れたままである。 橋を渡ると林道は右へ大きく折れ150m進んで左へ折り返しユックリと登っていく。この付近は2018年の台風で尾根から谷まで土砂崩れがあり、林道が埋まって林道脇の野草も埋まってしまった。林道が開通した後も土砂が残ってはいたが、今は土砂の間に少しずつ植物が生えてきている。 林道の脇に伐採された木を左右に見ながら歩いていくと、前方にたくさんのトラックや重機、それに新しい林道支線も見る。この先で倒木処理や堆積した土砂の撤去処理がされている。重機の間を通り、大きな倒木の小枝をチェーンソウでカットしている青年にこの先の様子を聞く。この付近の林道は歩けるが、奥の方は倒木が多い!と言うことである。 積み重なった土砂の上を歩き先へ進む。土砂崩れ箇所を過ぎると再び野草が現れてくる。植林展示林の山は木の間が広く、その大木の間にたくさんのミカエリソウの花を見る。
ジョウラク峠分岐に着き、峠への道を覗くと、ここの倒木処理はまだまだでとても通れそうもない。10時20分大谷峠への分岐に着く。左をとれば小祖父谷林道を詰めていき、城丹国境尾根に乗り桟敷が岳へ行くことができるが、今日は平日でもくもく号は雲ケ畑14時20分発と早く、さらにこの先倒木が多いという情報を得たので桟敷ケ岳は止める。
分岐を右にとり林道支線で大谷峠へ向かう。この林道支線は倒木処理されていないが、倒木が少ないので歩くことができる。15分歩いて林道終点に着く。「お腹空いた!」と道子、朝食が5時だったので仕方ない、マネケンを頂きながら小休止とする。
哲郎はマネケンを咥えながら、林道終点から目の前の植林地へ這いあがる箇所を確認する。いつもは左の谷沿いだったが、「右の谷から」と道子、今日は右の斜面から登ることにする。 狭い凸状の斜面を登るとすぐに植林地に着く。後はこの谷間の左側にある溝状の古道跡をたどって登っていく。道子の跡を歩いていると1匹の踊っているヒルを見る。「この寒さで!まだいんの!」と、足元を見ながら歩くことになる。 谷間を半ばまで登ったところで古道は消える。ここから緩やかな斜面を横切り反対側(西側)の支尾根へ向かう。そこにある「治山事業」の大きな看板が目印、支尾根に着くと看板の奥にある古道に乗る。
古道は支尾根を少し登ってから左手の斜面を巻いていく。植林地の中では道は踏み跡に変わり、それを辿っていくと大谷峠(城丹国境尾根)に着く。 11時10分なので昼食はもっと先とする。西側の尾根を登っていき飯森山へ向かう。山頂まですぐと思っていたが、何やら今日は時間がかかるような気がする。途中でのミヤマママコナの鑑賞で時間がかったのかもしれないが12~13分で飯森山に着く。 山頂は、風が強く今日は冷たい風なのですぐに反射板ピークへ向かう。標高差70m登って、すぐに60m下がることになり、何やらもったいないが、急な斜面を鞍部へと下っていく。
雑木の鞍部に降り立つと、すぐに最初の反射板ピークへ登ることになる。ここも標高差70m登って、尾根が細い分しんどく感じる。登りきる頃、目の前に反射板が見えてくる。反射板はフェンスで囲まれているが、その中は植物で埋まっている。フェンスで動物から隔離されているので藪のように生えた植物、今はたくさんのアキチョウジの花を見る。この付近も風が通るので先へと進んで行く。
緩やかに下った鞍部から少し登って次の反射板ピークに着く。この反射板は後からできたので、反射板の周りに広い空き地がある。この一角で「風がない!」と昼食にする。 木々が開けたところから遠くに愛宕山系の全貌が見える。除草剤でも撒いてあるのかなと思ってしまうほど、この広場には草がない。15分の昼食休憩も終わり、天童山へ向かう。
少し下ると雑木の美しい鞍部、そこから「最後の登りや!」と頑張る。・・・頑張ることもなく4~5分で天童山に着く。12時15分、かつて天童山から殿橋まで1時間で下ったことがあり、急げば14:10のバスに間に合いそうだが、雨も15時までは持ちそうなので今日はユックリ下ることにする。 下山ルートは三方がヒノキの植林の中、迷いやすい所だが南西へ下る薄い踏み跡を辿っていく。鞍部に降り立つとすぐ次のピークがあるが、鞍部には京北トレイルのサブルートがあるのでこれを進みパラグライダー基地跡へ向かう。
植林地の斜面を巻いていき西へ緩やかに下っていく支尾根に乗る。ここも京北トレイルのサブルートになっているので、雑木の中歩き良い道が続く。天童山から30分でパラグライダー基地跡に着き、眼下に広がる京北の田園風景や北山の遠望を楽しむ。 パラグライダー基地への移動用だった道を下っていく。途中で山国へ下る京北トレイル道に出合う。ここに鳴堂の二石仏があるので久し振りに覗いてみる。あとはカモチ谷まで急なザラザラした道が続き歩きにくい。でも谷に沿うようになると、色々な花が増えてくる。道の中にもクリンソウが続き、来春は賑やかなことだろう。
ゲートをくぐりカモチ谷に出合う(・340地点)。ここからは穏やかな林道が続くが時間に余裕があるので気が楽だ。先ほどから葉のないアケボノソウの花をたくさん見る。葉が美味しいのか鹿にでも食べられた後、生命力が強いので花だけ咲いているのか? この林道も大きなトラックが行き交う。ちょっとした広場が木場になり、積み上げられた木材と重機を見る。 途中の小さな堰堤でいつものように靴やストック、スパッツを洗い後始末する。今日は平日だがバーン・バーンと射撃場から大きな音が聞こえる。山の中だが嫌な音である。 14時00分、殿橋に着く。カモチ谷に出合(・340地点)から45分、少し急げば早いバスに乗れたようだが、今日はユックリと477号線を歩きウッディ京北へ向かう。
ウッディ京北に着くがバスまで1時間以上あるので「どうしよう!」と。ここでで着替え、今日はユックリ店内を歩きマイタケやミョウガやお酒等を買う。お酒を買ってから、「羽田酒造で試飲がと書いてあるよ・・・」と道子。「え~、もう買ってしまったからな~」と残念な哲郎。それでも時間が余りすぎ、隣のスーパーの休憩所でコーヒーを飲み、テレビを見ながらバス発車まで時間を潰す。 ![]() ![]() ![]()
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