ポンポン山 2020.12.18
(出灰バス停南東尾根~釈迦岳~奥海印寺道)


 
出灰バス停南東尾根 初冬の尾根を楽しむ


2020.12.18(金) 晴れ   哲、道

行き:JR高槻北バス停 7:53 - 出灰 (高槻市営バス)
帰り:立石橋から阪急西山天王山駅まで徒歩
コース:
・出灰バス停~出灰集会場~出灰南東尾根~ピーク(・600)~東海自然歩道出合~△~杉谷分岐を右~△釈迦岳~善峯・奥海印寺分岐を左~善峯分岐で直進~京青の森~奥海印寺道分岐~林道終点~立石橋~京都縦貫道高架下~西代公園~阪急西山天王山


注意:
◆出灰バス停南東尾根、P600までは溝状の道に沿って尾根を登ります。2018年の台風により支尾根とりつきの出灰集会場付近は倒木多く歩きにくい。またP600から東海自然歩道出合までの尾根にも倒木が続き歩きにくい(2020.12現在)。
◆現在出灰バス停南東尾根は初心者危険コースとなっています。初心者だけで出かけないようお願いします。






 皆さんこんにちは、「今週は今年最後の山行きだ」と朝起きて顔を洗っていると、右目の半分が真っ赤、「えらいことや!」と。近くの眼科に行くと「結膜下出血で1~2週間で治ります」と、自然治癒のようだ。

 皆さんも経験されていると思われますが、原因が分かりません。えろいものを見たとか酒の飲みすぎではないようなのだが・・・・。とりあえず数日間は禁酒するか!。

 こんなことで2020年最後の山行きは、コロナ感染拡大もあり、どうしよう?。(2020.12.23)



 朝起きると京都北山や比良山系の山々は白く染まっている。降りはじめなので北山は止めポンポン山へ出かけることにする。出灰バス停からの出灰道への通行止めと、出灰バス停南東尾根の倒木の状況を確認するため出灰へ向かう。

 出灰へはJR高槻駅北バス停7:53発二料行き(平日便)に乗る。バス停にはポンポン山の通行止めのPRが掲示してあり、それによると現在通れるのは「神峰山口~山頂~善峯」のルートだけとあると。

 平日の早朝のバスは通勤や通学の方が多い。市街地を抜けるとお客さんも少なくなり冷えてきたので、今日持参したネックウォーマーを付ける。

 出灰バス停で降りると0℃の表示、さすがにここは寒い。出灰バス停から中畑へ抜ける道の入り口に、たくさんの通行止めの案内板を見る。バス停でスパッツを付け今日は出灰川沿いから出灰集会場へ向かう。

出灰バス停から中畑へ抜ける道
ハイカー通行不可
出灰バス停南東尾根とりつき
出灰集会場

 南東尾根へは、目の前の植林地の右端の尾根の先端から取りつくのだが、前回すぐのところで倒木とネットとトタンの波板が絡まって通過に苦労したことを思い出し、今日はその部分を過ぎたところまで植林地の中を登って支尾根にとりつくことにする。

 急な植林地、足元にはたくさんの倒木、否、間伐材が転がり歩きにくい。数分で支尾根の目的のポイントに着く。早速支尾根を登り始めるが、支尾根は細く、西側は登れないような雑木の急斜面なので、ここは注意して歩く。

植林地の中を登って 支尾根の目的のポイントに着く

 溝状の道に変わり、それを通り抜けると急斜面の細い横道、ここも右手は登れないような急斜面で道も消えかかっているので要注意、それを通り抜けると尾根は南東に向きしっかりした尾根に変わる。

 尾根には掘りこまれた道が続き、最初は「歩き良い!」と、この道を歩いていく。数分歩いてから雑木の尾根を楽しむため左の斜面へ移り登っていく。

急斜面の横道を歩き掘りこまれた古道へ 尾根には掘りこまれた道が続き

 最初は急な斜面だが、歩き良くなると冬枯れの雑木を楽しみながら登る。しばらく登っていると右から溝状の道に出合い尾根の中央に続く。尾根が狭くなると細い倒木や枯れ枝をよけながら登ることになる。最後、尾根は細くなり南に向き、一登りしてP600に着く。

尾根を楽しむ 一登りしてP600に着く

 P600はピークと言う感じはしないが、ここから左(東)の尾根を進む。本来P600から東海自然歩道まで標高差がほとんどない古道が続き心地よい所であるが、2018年秋の台風でたくさんの木が古道に覆いかぶさって歩きにくくなっている。

 その倒木はピークから続きうんざりするところであるが、数々の倒木帯を歩いているのであまり苦にならない。

P600から倒木が続く 倒木がなければ快適な尾根なのだが

 倒木は結局「東海道自然歩道出合い」まで続くが、倒木による遅れは+10分ですみ「まあまあだ」と。出合いを左にとりポンポン山山頂へ向かう。歩き良い道だが、いつ積もったのだろうか道に薄い雪を見る。

 TVの報道では「近畿地方で初雪がまだなのは大阪だけ!」との事だったが、ポンポン山では降ったようである。

東海道自然歩道出合い 東海道自然歩道を歩く

 東海自然歩道出合いから25分歩いてポンポン山に着く。山頂広場には先客が中央のテーブルで料理しながら昼食を楽しんでいる。我々も早い昼食を、と奥のベンチでオニギリを食べる。

 20分とゆっくりの休憩中に続々と登山者がやってきて20名程度になる。「平日に、こんなにたくさん」とびっくり。コロナ感染で街中に出かけるのを避けて山へ出かけているのだろうか。

 2人は立ち上がりベンチを空けることにする。今日はまだ善峯からのバスがあるようなので、釈迦岳方面へ歩きはじめる。

ポンポン山に着く 愛宕山もうっすら白く

 途中でパラパラと登山者に出会い、大阪環状自然歩道分岐から釈迦岳へ向かっていると10人程度のグループに出会う。釈迦岳では消防隊員か制服のグループに出合う。何か起きたのかと問うと「訓練です!」と。

 大阪環状自然歩道から離れ善峯への道に入ると、前方からゾロゾロと・・・、消防隊員のようだ。ロープを持った人や腰にレスキュー用のカラビナをたくさんつけた人、山火事や遭難訓練のようだが、山好きな隊員は訓練が楽しいのかもしれない。

 善峯分岐に着くが、「善峯12時24分発のバスでは歩き足りない」と真っすぐ進み京青の森へ向かい奥海印寺道で長岡京市へ下ることにする。京青の森まではゆっくりと下っていき足腰に負担のない道が続く。そういえば「キムケン&ユキ―」さんの最近の報告では、ポンポン山でリハビリ登山ということを思い出す。

東海自然歩道を離れ釈迦岳へ向かう
歩き良い道が続く
善峯分岐から真っすぐ京青の森へ向かう

 最後は少し下って京青の森の広場に着く。広場で小休止した後、東へと奥海印寺道を下っていく。

 広場の端からすぐに細い谷、流れに沿って下っていく。谷の岩場を渡り左手の斜面を巻いていくと支尾根を下っていくことになる。

京青の森広場に降り立つ 谷の岩場を渡り左手の斜面を巻いて

 急坂を下りきると再び谷に沿って歩くようになる。道はハッキリしているので迷うことはなく、谷間の風景を楽しみながら下っていく。

 谷が大きくなると谷上の細い道に変わる。道は林道に変わり、京青の森から60分歩いて立石橋に着く。ここがポンポン山の登山口である。左手からの谷で用具を洗い収納する。

谷が大きくなると谷上の細い道に変わる 立石橋に着く

 ここから阪急西山天王山までは約3Km、舗装道が続く。谷沿いを歩き京都縦貫道をくぐり西代公園の中を通り抜ける。

 近くにJR長岡京へ向かうバス停があるが、ここは京都縦貫道に沿って阪急西山天王山駅までテクテクと歩く(阪急長岡天神駅への距離と同じぐらいですが、阪急西山天王山駅までは一直線で迷いません)。

京都縦貫道を潜ると街並みが見えてくる 冬のヤブムラサキの実

 舗装道を長く歩いていくと足の裏が痛くなる・・・・。反対側の川沿いには土の道があったような?でも移動が面倒だからとそのまま歩くことにする。

京都縦貫道横の道をテクテクと歩く





地には花が咲き乱れ、
歌の季節がやって来た。
山鳩の声が、私たちの国に聞こえる。


雅歌 【 2-12 】
冬定番の赤い実はソヨゴの実