大文字山(山科からEコース~火床南方尾根)
2021.01.30


 
銀閣寺へ下る大文字山登山道から火床南方尾根を下ってみる
地形図破線の道だが下山口付近は倒木が続き道不鮮明


2021.01.30(土) 曇り   哲、道


コース:
・JR山科駅~毘沙門堂~安祥寺川コース分岐~林道段野谷線分岐~安祥寺林道分岐~安祥寺林道(Eコース)~防火管理堂~標高310m林道支線分岐(~北端の防火貯水池の登山道確認=通行不可)~林道支線分岐を左~東山トレイル出合~山科からの尾根(Aコース)【42-2】出合~鹿ケ谷道分岐【45】~△大文字山~道標(A-17)から下る坂の途中で左の支尾根へ~俊寛石碑のあるトレイル【46】からの古道出合~分岐を右~谷上の横道を下る~トレイル道出合~トレイル【47-2】鹿ケ谷道入口

案内:
◆大文字山銀閣寺道、道標A-17過ぎの坂を下る途中にある左手の支尾根は地形図の破線の尾根です。支尾根下山口付近は道が不鮮明でしばらく倒木が続きます。






 今日も近郊の山、大文字山へ出かける。先日山科からのFコース+東山トレイルを歩いたが、途中でEコース(防火管理道北端の貯水池)からトレイル【44-1】へ登る植林地が伐採されネットが張り巡らせてあったのを見た。防火管理道北端の貯水池から登れるかどうか確認に出かける。


 今日はゆっくりの出発、JR山科駅9:50にスタートする。いつものように洛東高校グランド横から疎水沿いに歩くと、疎水が流れていないので琵琶湖の水位が下がってきたから?だろうか。

 安祥寺川沿いの小道を進み毘沙門堂の階段下で準備する。今日は風が冷たいが準備中に数人の登山者が通り過ぎ、二人も早々に出発する。

水が流れていない疎水 毘沙門堂の階段下で準備

 安祥寺川コース分岐、林道段野谷線分岐、安祥寺上寺跡入り口(Dコース)登山口を過ぎるとすぐに林道ゲートが見えて来る。ここが安祥寺林道(Eコース)の入口で早速進入する。

 林道は谷沿いを北西に登っていくが緩やかに登るのが良い。今日は前後に誰もいないと思っていたら、大きな望遠レンズを覗く男性を見る。こんなところにに写真を撮るような鳥がいるのだろうか。

安祥寺林道(Eコース)のゲートに着く 谷沿いの林道は緩やかに登っていく

 左手の堰堤を過ぎると右手に支流の堰堤を見る。ここに安祥寺国有林の防火貯水池があり、立派な案内板を見る。これを過ぎ100m余り進むと林道分岐に着く、林道入口から25分である。Eコースの林道は右にとるが、ここから防火管理道に変わる。

安祥寺国有林の防火貯水池 Eコースは分岐を右にとる

 林道は斜面を巻きながら蛇行し登っていく。前回Eコース北端の防火貯水池より随分と手前からトレイル道へ登ってくる林道支線を見たので、そのとりつきを探しながら登っていく。

 標高310mの谷筋に来ると、左へ登っていく新しくできた細い林道と言うより作業道のようなものを見る、林道分岐から12分である。これを登れば東山トレイル道へ抜けられるようだ。しかしEコース北端の防火貯水池からの道の様子が気になるので、Eコースを先へ進むことにする。

 防火管理道を200m進むと林道北端にある防火貯水池に着く。早速北へ登っていく道を探すが、北の伐採地の周囲はネットが張り巡らせているので進入できない。例え進入できても上部でネットから抜け出せないかも知れない。

 伐採地の左右に道がないかと探すが見当たらないので、先ほど見た200m手前の林道分岐に戻り、そこから東山トレイルへ抜けることにする。

林道北端にある防火貯水池と
後方の伐採地
標高310mの分岐からトレイル道へ

 入口は狭かったが、すぐに広い林道と変わる。3分も登ると林道は分岐する。左手上すぐのところがトレイルの尾根のようだが、右の道も気になる。左手の尾根に車両が出入りするところがないので、右の道は大きく蛇行していて先は見えないが、きっとAコース方面の林道に続いているのかもしれない。

 今日は左へとりトレイルの尾根を目指す。目指すも何も、一登りでトレイル道に出合う。この道や、取付いた標高310m分岐付近は車両が通れない細い道なので、登山者用に造られたのかも知れない。

3分も登ると林道は分岐する
今日は左へ
一登りでトレイル道に出合う

 トレイル道を右にとり山頂へ向かう。小雪が舞う中、トレランの女性は追い越していき、また前方から男性グループが降りてきて、今日もトレイル道は賑やかなようだ。

 倒木帯を抜けるころ右下に伐採地が見えてきて、左右にたくさんの林道を見る。トレイル道を10分登ると山科からのAコースに出合う、トレイル【44-2】。

 左にとり山頂へ向かう。約10分で山頂に着く。今日は寒い山頂だが約30名が休憩中、11:45なので皆さん昼食を楽しんでいるのだろう。

Aコースに出合う【44-2】 大文字山に着く

 二人は久し振りに山頂で昼食とする。オニギリと温かいお茶だけ、「寒い!」とすぐ発つことにする。

 今日二つ目の目的は、前回下山口を間違った火床手前から地形図破線の西尾根(火床南方尾根)を下る事である。登山道の標識A-17を過ぎると急坂を下っていく。降り切った所には右手に中尾城址へ向かう脇道分岐がある。

 ここまで来ると下り過ぎなので、少し戻って西の尾根への道を探すが見当たらない。地形図で破線が記載されているが、下山口はハッキリしないようだ。歩けそうな所を探し下ることにする。尾根が下り始めるとすぐに倒木が続く。

A-17過ぎの急坂の途中から進入 道ははっきりせず
すぐに倒木が続く

 快適な尾根歩きを期待していたが、倒木を見て残念!。でも倒木は10分も経たないうちに終わり、尾根に道のようなものが現れ快適に下るようになる。

 少し下っていくとフェンスやネットで囲まれた雑木を見る。「これは先日見た【彩りの森再生プロジェクト】のものかもしれない」と哲郎。

 下山口の倒木帯から気になっていたのは、木々に荷造り用のPP(ポリプロピレン)の紐のリボンが続いていたが、これは再生プロジェクトメンバーを誘導するマークなのかも知れない。ただPP製の紐は年月が経っても朽ちることはなく木が痛み、細い糸に裂けて見苦しくなるので、見つけると外す哲郎だが、再生プロジェクト用かも知れないので見過ごすことにする。

倒木が終わると快適な尾根 ネットで囲まれた雑木を見る

 尾根は西へ緩やかに下って行き雑木が続き心地良い。途中でネットで小さく囲まれた幼木も見るが、これらは植林ではなく雑木なので再生プロジェクトによるものだろう。

心地よい雑木の尾根が続く ネットで小さく囲まれた幼木も見る

 標高300m付近で少し下り始め、「あれ?」と思うほど右へ折れ急坂を下るようになる。細い溝状の道、足元は大量の落ち葉で埋まっている。ロープが張ってあるが落ち葉で滑ってこける道子、ストックで顔を打ったと言うが、腫れがなく安心する。

 長い落ち葉の急坂が終わると左下に前回歩いた古道が見えてきて、谷間に突き当たった所でその古道と合流する。「予想通りだ」と哲郎。

右へ折れ急坂を下るようになる 落ち葉で滑る急坂
谷間に突き当たると
左からやってくる、トレイル【46】からの古道と合流する

 ここで道は分岐する。前回は左をとりトレイル【47-1】に降り立ったがので、今日は右の道を歩くことにする。

 斜面を巻いていき、植林地の谷筋に出合ったところから折り返し谷の左岸沿いにユックリくだるようになる。すぐに谷上高い所の巻き道に変わるが、落ち葉の細い道を注意しながら下っていく。

 そのうち谷から段々離れていくので安心する。道はシッカリしてきて山裾の広場のようなところに出る。ここにもたくさんのフェンスやネットで囲まれた雑木を見る。

分岐から右の道を下る 谷筋まで進み折り返し下っていく
谷上高い所の巻き道に変わる 道はシッカリしてきて広場に出合う

 そのまま道を下っていくと、左から下ってくるトレイル道に出合い、すぐ目の前にトレイル入口【47-2】を見て「ここだったのか~!」と。地形図の破線の道は谷の反対側の植林地にあるようだが、道があるようには見えなかった。

左から下ってくるトレイル道に出合い
すぐ目の前にトレイル入口を見る
東山トレイル鹿ケ谷道入口
【47-2】

 火床南方尾根の探索も終わり、鹿ケ谷の住宅地を抜け錦林車庫バス停へ向かう。






あなたは地のすべての境を定め、
夏と冬とを造られました。


詩篇 【 74:17 】
人気の大文字山山頂のベンチ