大文字山 北白川琵琶町から
2021.03.06


北白川琵琶町から大文字山へ
山中越えから緑の橋を渡る


2021.03.06 (土) 曇り時々雨   哲郎、道子

コース:
・市バス北白川仕伏町バス停(9:40)~北白川琵琶町バス停~緑の橋~中尾滝~幻の滝~出合坂~登り切ったところから右(西)の横道~A-17からの支尾根出合~大文字山銀閣寺登山道・標識A-17~大文字山~トレイル【42-2】から西のトレイル道~防火管理道(Eコース)~安祥寺林道~林道ゲート~毘沙門堂~JR山科駅(13:50)

注意:
・大文字山の北の150m付近、出合坂の支尾根を登りつめると横道出合。ここから西へ進む急斜面を横切る巻き道は、道幅狭くロープや木の根を持って歩きます。急斜面なので上にも下にもエスケープできませんので【初心者危険コース】です。







 今日は大文字山へ、北の山中越えから取付いてみる。目標は地形図の破線の道から中尾滝へ進むこと。山中越えの南側には白川が沿っているが、川は道路から深い所に流れているので簡単に渡れない。渡れる橋を調べる為にGoogleを覗いてみる。

 丁度、中尾滝の谷口辺りに緑の橋があり、閉鎖されていないのでこの橋から進入することにする。緑の橋は北白川琵琶町にあり、最寄りのバス停は京阪「北白川琵琶町」バス停だが、土日は早い便がなく10時台からなので市バスを利用する。

 市バスは「北白川仕伏町」か、ちょっと離れるが「銀閣寺道」バス停を利用することにする。丁度やってきた③系統・北白川仕伏町行きのバスに乗る。

 終点で降り山中越えを歩きはじめる。緑の橋までは約1~1.5Kmだ。この道は細いのに大津方面や比叡平からの車が多く、ぼんやりとは歩けない。危ないから造ったのだろう道路の端に狭い歩道があり、これが役に立つ。

 道は緩やかに登っていき、民家が無くなると歩道も無くなる。15分も歩くと「北白川琵琶町」バス停がありその先に右に派手な鳥居、「八代龍王日天寺」とある。ここに橋があり山へ取付けるかどうか調べたいところだが、今日は進入を止め緑の橋を目指す。

狭い歩道だがありがたい 「八代龍王日天寺」とあり

 途中道横に空き地を見つけ準備する。もう緑の橋は近いようだ。Googleでは川の対岸に2軒、橋が2本あるすぐ先の電柱の横に緑の橋がある。先のお寺から5分も歩くと電柱と緑の橋が見えてくる。

 緑の橋に到着、橋の入り口に「大文字文山→」とかかれた小さな標識を見るので、ここはよく利用されているようだ。対岸に山裾が迫っていて小さな谷が続いている。早速橋を渡っていく。

緑の橋が見えてくる 橋を渡ると目の前の山裾に谷間を見る

 橋を渡った山裾から尾根へ取付けそうだが、今日は谷沿いを進んで行く。谷の右岸にシッカリした道が続き、これをとる。すぐのところで左岸へ渡るのだが、橋が無くなったのだろうか谷の中を横切ることになる。

谷の右岸にシッカリした道が続き 谷の中左岸へ渡る

 折角だからと広い谷間に野草を探すが、ヤマネコノメソウぐらいしか見当たらない。先へ進んで行くと谷間は狭くなるがシッカリした道が続く。ただ足元に送水管が続き、うっとおしい。今日は雨模様という予想だったが、何やら日が射してくる。

ヤマネコノメソウ 送水管が続き、うっとおしい

 小さな谷の小さな堰堤が続く。そこ堰堤上から左手の谷間へ進む道を見る。最近この付近のハイキングを楽しむ人が増えてきたので道もハッキリしている。

 ここを過ぎると緩やかな細い谷間が続くがシッカリしている。前方からの単独の女性に出会い、下流へ下っているんで、先ほどの道へ進んで行くのであろう。

左手の谷間への道は ここを過ぎると緩やかな細い谷間が続く

 小さな谷だが、風景はコロコロと変わり飽きない。両側に細い谷が現れると右手から下ってくる踏み跡、少し進むと左手に登っていく階段の道、立派な橋を渡ると右手の谷間を下ってくる階段、そこには人影も見える。

 二人は中尾滝へ向かうので谷沿いを進んで行く。すぐに谷分岐に出合う。もうここは中尾滝の手前である。この分岐にも右手から下ってくる階段がある。もうたくさんの分岐を見るので、この周辺はまるで公園のようだ。道は右へ向いているが遠回りになると、左の谷へ進むことにする。

両側に谷が 左手に登る階段の道
立派な橋を渡ると 谷の分岐を左に取る

 分岐から1分も歩かないうちに中尾滝が見えてくる。この滝前で小休止する。緑の橋からダラダラ歩いて20分、普通に歩けば15分で中尾滝へ来ることができるようだ。

 今日はここから幻の滝まで谷沿いを歩いてみる。中尾滝の取りつきの道を登って古道に出合い、左にとり中尾滝上へ向かう。いつもはここから右手の支尾根から幻の滝へ向かうが、今日は谷筋歩き、真っすぐ谷沿いを歩いていく。

中尾滝で小休止 谷筋で中尾滝上から幻の滝へ

 谷道は以外に歩き良い。今日谷筋を歩くのは「もしかしたらセリバオウレンでも」と期待していたが、この谷に花っけは全くなく草も生えていないので、ここの土壌は野草には向かないのかも知れない。途中に分岐があるがすべて真っすぐ谷沿いを進む。ここでもハイカーに出合うので、大文字山北の領域は人気のコースがたくさんあるようだ。

 中尾滝上から12分歩いたところで前方にこんもりした丘を見で谷は分かれる。道は右の谷筋に続いているが、この奥が幻の滝なので左の谷筋を進むとすぐに幻の滝に出合う。中尾滝から約15分、緑の橋から標高差が150mしかないので30分である。幻の滝に到着と言うか、ただ前を通り過ぎるだけで谷沿いを南へと登っていく。

この分岐の裏が幻の滝 幻の滝を通り過ぎる

 ここから大文字山山頂を目指す。谷を詰めていき出合坂の尾根を登っていくことにする。目の前に一人のハイカー、彼を追うように登っていく。谷から折り返すように左手の尾根を登っていくと尾根筋に出合うので、そこが出合坂の支尾根、今度は右にその尾根を南へと登っていく。

大文字山山頂へは
谷を詰めて出合坂の尾根を登っていく
出合坂の支尾根に着く

 5分で出合坂の尾根を登りきると横道に出合う。丁度目の前に右手からやってきた男性が通り過ぎる。ここから右へ進む道は斜面を巻いて大文字山銀閣寺登山道へ向かう道で、哲郎は知っていたがまだ歩いたことがないので、今日はここを歩くことにする。ただこの道は荒れてきていると言う情報だけが記憶に残っている。

 右手に進んでみると、すぐに前方に「貞信公」の札を見るが、この道には関係ないようだ。その札の先には急斜面を巻いていく細い道とトラロープを見る。

出合坂を登りつめ横道を右へ 前方に「貞信公」の札を見る

 ロープや木の根をつかみながら進んで行くと、道はさらに細くなり注意を要するようになる。急斜面なので上にも下にも迂回できない。中ほどまでくるとロープは途絶え木の根をつかんで、「まだかまだ~!・・・」と道は続く。

斜面の横道は一苦労

 再びロープを見るので、その間はロープを繋ぐ木がなかったのか?。再びロープが無くなると、道幅も少しずつ広くなり古道らしくなってくる。約400m歩いて支尾根に出合う。この尾根は大文字山登山道の「A-17」標識からの支尾根である。歩いてきた道の入口には間違って進入しないよう木が横たえてある。この横道は400m近くあり、20分楽しんだことになる。

道が崩れたところもある やっと立って歩くようになる

 支尾根を3分登ると大文字山への登山道に出合いすぐ目の前に「A-17」の標識を見る。「あ~やれやれ」と山頂へ向かい昼食とする。山頂に着くと小雨が降ってきたので昼食を諦め林道で下ることにする。山頂では雨の中30~40人が昼食中である。

登山道「A-17」に出合う 雨が降ってきた大文字山山頂

 雨は降ったりやんだりでレインウェアを着るほどでもない。途中で点々と傘をさして昼食中のグループを見る。東山トレイルを下っていき【42-2】から西にとる。

 倒木帯を抜け左手に植林地が見えてくると下の防火林道へ下る道を見る。これを下って防火林道に降り立つ。林道では傘を取り出しゆっくりと下っていく。昼食をとる場所を探しながら下っていくが、雨を避けるような所はない。

東山トレイルから防火林道へ下る道 防火林道に降り立つ

 安祥寺林道に出合うと左へ下っていく。左手に防火貯水池を見ると、ここから緩やかに下っていく。とうとう林道ゲートまで降りてきた。山頂から70分である。後は昼食地を探しながらユックリJR山科駅へ向かう。すぐのところで大木の下に庭石が並んでいて、「丁度いい」とそこで昼食とする。

安祥寺林道の防火貯水池 林道ゲートまで降りてきた

 おにぎりを食べ終わる頃またまた雨が降ってきて、住宅地の庭に咲く花を鑑賞しながら山科駅へ向かう。






主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈む所を知っています。


詩篇 【 104:19 】
民家の庭先にリュウキンカが続く




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