大文字山 北白川琵琶町~南禅寺
2021.12.02
東山トレイル道から南禅寺に降り立つ
2021.12.02 (木) 晴れ   哲郎、道子

コース:
・北白川仕伏町バス停(10:00)~北白川琵琶町の緑の橋~中尾滝~幻の滝~出合坂~山頂ベンチ裏道~大文字山~京都トレイル道を下る~【東山44-2】~【東山42】若王子神社分岐~【42】から150m南の細い道分岐~谷筋でお地蔵さん出合~南禅寺から若王子神社への裏道出合~滝行場~南禅寺疎水下~地下鉄蹴上駅(14:10)





 比叡山紅葉見物の後は大文字山紅葉見物、「紅葉しているといいのだが?」。大文字山だとゆっくりの出発となる。

 今日の計画は、「白川沿いの緑の橋から取付いて中尾滝から幻の滝へと谷筋の紅葉を楽しみ山頂へ向かう、下山は京都トレイル道の途中にある地形図の破線の道を探し南禅寺に下る」である。

 緑の橋の最寄りのバス停は京阪バス北白川琵琶町であるが、便が少ないので市バスで北白川仕伏町バス停へ向かう。バス停から東へ白川沿いの山中越えを歩いて緑の橋へ向かう。

白川沿いは紅葉が綺麗 この家の裏山はすごい紅葉だが
家からは見えないかもしれない

 山中越えは道幅が狭いのに車が絶えない。最初は細い歩道があるが民家が少なくなると消える。カーブが多い道で車はスピードを出しているので、綺麗な山の紅葉をぼんやり撮っていると危ない!道である。

 京阪北白川琵琶湖町バス停には南に日天寺があり赤い鳥居を見る。ここから300m進むと白川にかかる緑の橋を見るが、その手前で川の法面が崩れているので片側通行となっている。

北白川琵琶町バス停まで
北白川仕伏町バス停から15分弱
日天寺があり赤い鳥居を見る

白川の紅葉

 橋に着くと傍に自転車があるので、ここから進入した先客がいるようだ。二人は橋を渡ると斜面の紅葉が綺麗、先の紅葉を期待しながら小さな谷沿いをゆっくりと歩いていく。

川の法面工事中、通行注意 緑の橋から大文字山へ

 前回来た時よりも谷は荒れているように見える。荒れていても小さな谷なので問題なく歩くことが出来る。

 ここを歩くのは2回目だが、低山の狭い谷横の道は何度も歩いたような気がする。谷沿いをユックリ登っていくが、南へ歩いていくので今の時間逆光になり写真は上手く撮れない事に気づく。谷沿いに綺麗な紅葉を見ても哲郎のコンパクトカメラ、否腕では上手く撮れない。

谷は前回より少し荒れているようだ

谷沿いの細い道 谷沿いは紅葉が・・・

 紅葉を見ながら谷間を登っていくと、10分も立たないうちに小さな堰堤が続き周囲に植林を見る。堰堤が終わると荒れた谷の中を歩いていく。

 荒れた谷を抜け紅葉を楽しみながら進んで行き、両側に谷を見て進む。右岸へ渡るポイントに着くと春にはあった立派な橋がない。この谷は細く、最近の豪雨で簡単に流失したのだろうか?

 右岸に渡るとすぐ目の前の谷分岐、左俣をとると目の前に中尾の滝を見る。

小さな堰堤が続き周囲には植林が 荒れた谷の中を歩いていく

両側に谷を見て進む 春には架かっていた立派な橋がない!

 中尾の滝は水しぶきをあげ流れている。小さな滝なので雨の影響を受けやすいのだろう。滝下の流れも大きく変わっているような気がする。小休止しまぼろしの滝へ向かう。

 昨年見たここの紅葉は終わっていて残念、滝へ下る道を登った登山道を左にとり、今日は尾根を止め谷筋を歩いて幻の滝へ向かう。

今日は勢いがいい中尾の滝

 谷筋では期待していた程紅葉は見られなかった。道子にTELが入り、長い電話、哲郎は谷の紅葉を見ることになる。こんな谷でも電波はキャッチできるようだ。

今日は尾根を止め谷筋で幻の滝へ 所々で紅葉を見る

 この谷の登山道も少し荒れていてハイキングとしては歩きにくいだろう。前方の谷間に紅葉が見えてくると谷間が広がり幻の滝に着く。

この谷の登山道も少し荒れていて歩きにくい

 中尾の滝は水量が多かったので、「幻の滝に水が」と期待していたが、それはなかった。もっと雨が降らないと駄目なようだ。滝周辺は谷間が広がり、雑木も多く紅葉が綺麗。いつものようにここで団体さんに出合う。

前方の谷間に紅葉が見えてくると 幻の滝は幻であった

 谷間を登っていき、道は左の斜面を巻いて登っていく。斜面の道下が崩壊し道は細くなっている。この道いつまでもつのだろう?登りきると尾根に乗り(出合坂)、支尾根を南へ登っていく。尾根道が斜面に突き当たると左へ折れる。すぐに右手に階段状に登っていく道があるが、これを進むと雑木の中を登っていくと山頂近くで銀閣寺からの登山道に出合う。

 このすぐ先にも雑木の中を登っていく道がる。雑木の中を登っていくと植林地の中をジグザグに登り始める。登りきると山頂のベンチの裏に出る。

雑木の中を登っていき 山頂のベンチの裏に出

 丁度お昼時、山頂は20~30人と賑わっている。そこへ20人の団体さんがやってきて、山頂ベンチは満席となる。20分の昼食休憩は終わり、今日は京都トレイル道を下っていく。

 今日の目的の一つ、トレイル道から地形図の破線の道を探し南禅寺へ下ることにする。山科への道分岐【44-2】から日向宮へ下る道をとる。途中【42】(若王子神社分岐)から南へ150m進んだところが目的の分岐である。

 ここだろう!と右手に斜面を巻いていく道を見る。しかしこの道は細いので古道という感じがしなく、山の作業道に見える。だが前後にこれと言った分岐は無かったので、この道を下ることにする。

若王子神社への道はハッキリしていている 右手に斜面を巻いていく道を見る

 斜面を巻いていた道は尾根中央に出合うと西へと尾根を下っていく。途中で尾根道は分岐するが道跡が感じられる左の尾根を下っていく。何本もの倒木に出合うが、それらは処理されているので地形図の道と確信する【後日調査で、この道は地形図の道ではなかった】。

尾根に出合い下っていく 尾根道分岐は左へ

 道が南へ下り始めると、地形図の道は尾根を西へ進んでいるが、この道は左手の谷へと下っていく。おかしいな?と感じつつも、今日はこの道を下ることにする。

倒木は処理されている この道は地形図の道を外れ
左手の谷へと下っていく

 「あれ、人が?」と哲郎、遠くに赤いものが見えた。近づいても動かないので人ではなかった。それはお地蔵さんであった。でも谷の反対側にあるので我々が下ってきた道のお地蔵さんではない。哲郎はそこに行き確認すると、そこに下ってくる道らしきものを見る。

 「こんな道もあるのか!」とかえって調べる。マピオンの地図に地形図と異なる谷間を下ってくる道を見て、ここで合流しているようだ。この道が何処から下ってきているのかは今後の宿題とする。このポイントからは道はハッキリして谷沿いを下っていく。ここにきて地形図の道ではないかもと思ってしまう。

こんなところにお地蔵さんが! お地蔵さんからは
はっきりした谷沿いの道が続く

 谷を下っているので、後はこれから出合う地形図の実線の道「どんなんだろう?」と考える。トレイル道から25分下って地形図の実線の道に出合う。期待に反しその道は細く、林道では無かった。

 右手は若王子方面だが少し登っている。我々は左にとり南禅寺へ向かう。落ち着いた谷沿いの道は歩き良い。「はっ!」とびっくり、一人の女性が散歩だろうか歩いてくる、それもカジュアルでない平服で歩いている。何処へ向かうのだろうか?、この山の中の道は何だろうか?。

地形図の実線の道に出合う 地形図実線の道
谷沿いの歩き良い道であった

 前方に大岩が見えてくる。地形図の道は通行禁止となっていて左下の谷に簡単な橋を見る。目の前の大岩には階段がついていてそれを登っていくようだ。谷には男性が谷の中をアサっている。「洛西オヤジさん?」と思ってしまうが石拾いではないようだ。

 「南禅寺はどちらですか?」と尋ねる。「下に見える赤い橋を渡って左です」と。岩壁の中に拝殿がありその横を登って下って谷筋へ降りる。そこには滝行場があり、谷水が上から落ちてきている。あの男性は滝上を清掃していたようだ。

岩場で道は止まる 谷を歩いて渡る

 赤い橋に向かうと左手から下ってくるトレイル道の思案処からの道に出合う。赤い橋を渡ると真っ赤な紅葉を見て、さすがに南禅寺と思ってしまう。

 道をどんどん下っていくと南禅寺の疎水橋下に出る。たくさんの観光客に混じって哲郎も数枚撮る。折角だからと南禅寺の紅葉を楽しんで、三門から左にとり地下鉄蹴上駅へ向かう。

歩いてきた谷は滝に変わる 南禅寺へは
思案処からの道に出合い赤い橋を渡る

 ※後日調査で、トレイル道から南禅寺へ下った道は地形図の破線の道ではないことが分かった。地形図の破線の道は、トレイル【42】からか、また【42】から数10m南にある支尾根の道で、その道を下ると【42】からの道に合流します。





滝行場から南禅寺へ向かう






連絡