大文字山 南禅寺からの道いろいろ
2021.12.24
谷間の分岐から地蔵の前の道を登ってみる
何処に出るかはお楽しみ!
2021.12.24 (金) 曇り   哲郎、道子

コース:
・地下鉄蹴上駅(9:40)~南禅寺~滝行場~南禅寺裏道(地形図の実線)~地蔵道のある谷筋とりつき~地蔵がある分岐~トレイル【40】~山科からのFコース出合【41】~Aコース出合【44-2】~大文字山~トレイル【44-1】~若王子分岐(倒木で分かりにくい)~若王子・南禅寺分岐【42】から数10m南の細い道分岐~【42】からの道出合・若王子分岐~墓分岐~南禅寺裏道出合~滝行場~南禅寺疎水下~地下鉄蹴上駅(14:10)





 京都北山に雪が積もった・・・。でも足にちょっと違和感がある哲郎、結局雪山は諦め大文字山に出かけ宿題を片付けることにする。前回は適当に歩いて南禅寺に下ったが、最近地形図の読図精度が落ちている哲郎、今日は地形図+コンパス+高度計を使って精度を上げることにする。

 地下鉄蹴上駅を出て右手にあるインクライン下のトンネルを抜けると南禅寺、今日はまだ観光客がいない疎水を潜ると山へ向かう道があるのでこれを進む。

 もう先日見た紅葉はなく周囲はひっそりとしている。山に入り突き当たったところに赤い橋があるのでこれを渡る。右の道は七福思案処【東山39】への道を見るが左へ進む。

 滝行場を過ぎ階段を登っていくと大岩の中に拝殿を見る。その前を進み谷を渡るのだが、新しい手製の木の橋が架かっている。

蹴上駅から南禅寺へは
インクライン下のトンネルを抜ける
大文字山へは赤い橋を渡って左へ

 谷を渡るとシッカリした谷沿いの道(南禅寺裏道とする/地形図では実線)に出合いこれを進んで行く。5分も歩くと右手に谷間を見る、これが目的の地蔵道とりつきである。

 谷入口の倒木を潜ると谷沿いに小道を見る。早速歩きはじめるが歩くにつれ道はハッキリしてくる。途中の倒木はほとんど処理され、1本だけ未処理の木を越えていく。

南禅寺裏道から右手に谷間を見る 倒木を潜り地蔵道へ向かう

 10分も歩かないうちにお地蔵さんが見えてくるが、派手な衣装をきているので遠くからでも良く目立つ。今日は地蔵道を歩くので、分岐で右の谷筋へ、小さな枯れ谷を渡り地蔵の前を登っていく道をとる

 道はシッカリしていて植林の中を登っていく。途中で道は怪しくなるが、大杉に出合ったところで右に折れ、斜面を巻いていくと道はシッカリしてくる。

赤い着物で遠くからでも良く目立つ
お地蔵さん
大杉で右に折れると
道ははっきりしてくる

 前方が明るくなり稜線に近づくと倒木が増えてくるが足元はシッカリしている。最後は倒木を避け稜線に乘ると稜線の細い道に出合う、地蔵分岐から10分である。ここで小休止、この道は右手のすぐ先で南へ折れているので登山道のサブルートかもしれない。

地蔵道、最後は倒木が増えてくるが問題なし

 細い道の左手を見ると、目の前にトレイル道、すぐ先にトレイルの標識を見る。「トレイル道だ!」と標識を確認すると【40】とある。山科からのFコースがトレイル道に出合うところは【41】なので、ここは・326(大日山)の南に当たる。

最後は倒木を避け稜線に乘る 目の前にトレイル道と標識を見る

 「随分南へ来たものだ!」といいつつトレイル道を登っていくと5分で【41】の分岐に着く。その先前回南禅寺へ下った道分岐を過ぎるころから、左手に南禅寺へ下っていく分岐がないか探しながらトレイル道を登っていく。

地蔵道はトレイル【40】にでる 山科からのFコースに出合う【41】

 【42】の標識の数十m手前で緩やかに下っていく道を見る。「帰りは、ここを下ってみるか!」と通り過ぎる。【42】の標識を過ぎ150m先の道が右に折れ少し登り始める所で、左手に分岐を見る。入口は2本の倒木があるので分かりにくいが、その奥にハッキリした道を見る。「地形図の破線で若王子へ下る道かもしれない!」と、また宿題を頂く。

前回下った南禅寺への分岐 【42】標識の手前で下る道を見る

【42】の分岐 【42】標識先にも下る道が
若王子へ下る道か?

 トレイル道が東へ向き【43-2】を過ぎた鞍部で右下の防火管理道への道、その反対側に下っていく道は楼門の滝への道、「ここも歩かなくては!」と。

 しばらく登りが続く倒木帯、ユックリ登っていると綺麗なお姉さんが通り越していく。【44-2】で山科からのAコースに出合うと山頂まではもうすぐである。

右手に防火管理道へ下る道
その反対側に楼門の滝への道がある
山科からのAコースに出合う

 11時45分、山頂に着く。今日の登山者は数人と少なくベンチが空いているので、我々も昼食とする。眼下の京都市街地や後方の西山も霞んでいるので、我々もぼんやりと風景を見ながら昼食とする。

 20分の昼食休憩も終わり、トレイル道へと歩きはじめる。Aコースと分かれ日向宮への道を進む。【42】から南禅寺裏道へ下る道ははっきりした道だが、今日は登りで見つけたここから数10m先の分岐から下ってみることにする。

きょうは登山者が少ない大文字山 上りで見つけた、右へ下る道をとる

 分岐に着き、早速支尾根を下っていく。緩やかに下っていき「この道はいい!」と言っていると、途中で道は支尾根を外れ右へと斜面を巻きながら下っていく。「下に道が見える!」と道子、何のことはない【42】からの道である。「な~んだ!」と二人。

「この道はいい!」と 【42】からの道に出合う

 だがそのすぐ先の分岐で、北の支尾根を下っていく道を見る。我々が歩いてきた支尾根の道とつながっているようにも見えるが?。若王子へ下る道へ通じているのかもしれない興味ある分岐だが、今日はこのまま【42】からの道を下ることにする。

 西へ下っていく道を歩きはじめると地形図の通り急坂に変わる。足元は岩混じりの道で歩きにくい。「これだったら、前回歩いて地蔵に出合った道の方が歩き良い!」と。

北の支尾根を下っていく道を見る 足元は岩混じりの道で歩きにくい

 道が南へ下るようになるとだんだん緩やかになり、再び西へ向くと地形図の通り緩やかに下っていく。ここにきてやっと周囲の木々を楽しみながら歩いていく。

 標高200mを切ったので「もうすぐ南禅寺裏道や」と言う頃数人の登山者に出会う、どうやらこの道が南禅寺から大文字山へ向かう登山道のようである。

西へ向くと地形図の通り緩やかに 周囲の木々を楽しみながら歩いていく

 「お墓や!」と道子、哲郎ではハッキリ確認出来ないが前方遠くにお墓のようなものが見えてくる。登山道は分岐の手前で左に曲がり最後は谷筋を下っていく。再び登山者に出合うと南禅寺裏道に出合う。ここが南禅寺裏道から【42】への登山口である。

 ここは今朝取りついた地蔵道の谷間から北へ100mの所であった。この付近の概要がやっと理解できた二人は、何やら嬉しそうに南へ下って南禅寺へと歩いていく。

お墓への分岐で左に折れる 南禅寺裏道から【42】への登山口

 岩肌の道を下ると今朝進入した谷筋に出合う。滝行場上までくると小さな橋を渡って下っていくのだが、前回滝上の谷を掃除していた人が今日は崖上の道を掃除している。きっと毎日この周辺を整備しているのであろう、ご苦労さまです。

 崖の階段を下ると滝行場に降り、その先で左の七福思案処から下ってくる道に出合う。赤い橋を渡り谷沿いを下って南禅寺へ向かう。

 疏水橋まで来ても今日は出会う観光客が少ない。きっとクリスマスで忙しいのかも知れない。

今日も赤い橋を渡り帰路に着く 今日は観光客が少ない南禅寺疎水橋

 「デパートで買い物が!」と道子、今日は三門から蹴上駅へ向かわず、動物園前まで歩いてバスに乘ることになる。デパ地下に寄るが動けないほどに人、人、最近出会ったことがないほどの人で一杯、ケーキ屋さんの前では長い列、それを避けるように急ぎ足で駅へ向かうことになる。







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