半国高山(杉坂口~供御飯峠~岩谷林道)
2021.02.13


 
供御飯峠の峠上にあったお地蔵さんが峠に降りてきている
半国高山へは、ここから尾根を北へ進む


2021.02.13 (土) 曇時々晴れ   哲、道

行き:四条大宮 8:02 - 杉坂口 (JRバス)
帰り:小野郷 12:53 - 四条大宮
コース:
・杉坂口バス停~バス停から橋下へ~林道~供御飯峠への林道支線~供御飯峠(くぐいとうげ)~左手からの尾根合流~P534~林道支線出合~林道終点~半国高山~林道支線へ下る~岩谷林道~岩戸落葉神社~小野郷バス停


注意:
◆半国高山は低山ですが山頂付近は道がはっきりしません。特に積雪時は迷いやすいので、地形図やGPSを参照して楽しんでください。







 毎年のことだが半国高山に出かける。毎年同じところに出かけるのは、野草の定点観察やコース状態調査の為である。

 杉坂口バス停に着くと、我々の後に高校生が続く。山行きの装備ではないので何処に行くのだろう?。いつものように横断歩道近くの階段を下り清滝川の橋下へ下っていく。ユックリ準備して橋の下にもある橋を渡って供御飯峠への林道へ向かう。

 すぐ左手に人工芝のコートがあって「ここは何だろう?」と思っていたが、今日はそのコートにたくさんの人、付近にはたくさんの車、「先ほどの高校生はここだったのか~」と。このコートが利用されているのを見るのは初めてである。

 ハンドボールのようなコートだが、帰って調べるとフットサルとあった。でっも京都市内にたくさんのコートがあるのに、ここは安いからか?コロナ感染対策として屋外コートを選択したのか?、いずれにせよ「こんな山奥で!」と思ってしまう。

 コートから「おはようございます!」と元気いい挨拶を頂き、林道を北へと歩きはじめる。右手の山裾に満開のロウバイを見るが、ネットが張られ近づけない。

バス停から清滝川の橋下へ
階段を下りていく
山裾に満開のロウバイを見るが

 しばらく川沿いの林道を歩いていく。清滝川を離れても小さな谷に沿って歩いていく。だんだん登り始めると登山口は近い。林道を15分歩くと右手に折り返して登っていく林道支線、その先の橋を渡ったところが供御飯峠登山口である。

 左手に2本の林道支線を見るが手前(左)のシッカリした方が供御飯峠へ向かう。林道支線入口のチェーンゲートに昔からある小さな標識があり役に立つ。早速林道を登っていく。

橋を渡れば供御飯峠登山口 林道支線入口に昔からある小さな標識

 植林の間の急な道を5分登ると右に折り返していく支線を見る。真っすぐ登っていっても行けそうだが、この広い道の方が楽に行けるので、最近はこの林道支線を歩いている。楽と言ってもしばらく急坂が続く。

 最近植林が成長してきて全体に暗くなっているように感じる。数分で巻き道に代わり緩やかになり、登山口から15分程度で林道は終わる。もう上方が明るくなっているので、峠はすぐである。

5分登って分岐を右の折り返していく道へ 林道終点から植林地の間に細い道が

 細い道を折り返し登っていくと1,2分で供御飯峠に着く。目の前に立派なお地蔵さんを見る。以前は峠上数m登ったところにあったが、傍にあった大木が傾いてきたので峠に移動したのだろうか?、そういえば大木が昨年より傾いてきて、峠の反対側の尾根に寄りかかって見える。

 飲水休憩後北の尾根へと登っていく。細い溝状の道は小枝が埋まっているので、道上左側を登っていく。この登り坂に昨年見たホコリタケやベニクチタケの丸いキノコは見当たらない。

 30~40m登ると緩やかになり細い雑木の尾根に変わる。素朴な尾根であるが心地よく歩いていく。ソヨゴの木が続くが、もう落ちたのか木にぶら下がっている赤い実は少ない。

 。

大木が倒れた供御飯峠 緩やかになると雑木の細い尾根に
素朴な尾根だが心地よく

 尾根が登り始め、供御飯峠から25分で標高530mの尾根分岐の小ピークに着く。ここから尾根は北東に向き、雑木から植林に変わるとすぐに鞍部へと下っていく。

 鞍部から目の前の斜面をP534がある尾根へと登っていく。何処がピークか分からない尾根、しばらく疎林の中を歩いていく。

標高530mの尾根分岐の小ピークに着く 鞍部からP534の尾根へと登っていく

 P534から少し下り雑木の中を歩いていると、右手に植林を見るようになる。峠から3回小さなアップダウンがあるが、3回目の鞍部に降り立つと尾根の左側で小さな林道(岩谷林道の支線)に接する。林道は落ち葉で覆われて分かりずらいが、今日もこの林道を歩き半国高山へ向かう。

右手に植林を見るようになる 鞍部に接する林道へ

 足元が悪く勾配のキツイ林道だが尾根に這い上がるよりは楽である。特に積雪時は林道が役に立つ。林道は200mくらいで終わり右手の尾根に乗り山頂へ向かう。

 ハッキリしていた登山道は2018年の台風による倒木で道は荒れているが、倒木を避けながら歩くことになる。登りの時は難なく歩くことができるが、下りの場合大きく迂回すると尾根を間違ってしまうので注意が必要である。

 目の前にソヨゴかモチノキか?大きな倒木が登山道に横たわっているが、新芽が出てきてまだ蒼々としている。これを抜けると尾根は緩やかになり山頂はもうすぐ。

林道終点から尾根へ 大きな倒木が登山道に横たわり
これを抜けると緩やかになり山頂はもうすぐ

 雑木の中を100m余り進むと半国高山に着く。11:02着、予定より7分遅れているが、バスが5分遅れていたのでほぼ予定通りである。今日は他の探索はなく早いバスで帰ることにする。

 山頂から岩谷林道支線を下り、岩谷林道で小野郷バス停へ向かうと約60分で下ることができる。バス30分前に着く予定で11:20発、山頂で15分の昼食休憩とする。

最後の倒木から雑木を抜け山頂へ 半国高山で昼食

 予定通り11:20に山頂を発ち、引き返すように林道支線まで下っていく。穏やかな尾根が終わる頃登りで出合った蒼々とした倒木の前に着く。登山道は木の根っこの方に続いているので、右に迂回した場合は左に戻って来ないと、他の支尾根へ進んでしまうので要注意。

 この倒木ともう1本迂回を必要とする倒木があるが、その他は難なく歩けるようになってきて道はハッキリしてきている。

登山道は木の根っこの方に続く
要注意
道は年々ハッキリしてきた

 下りきった所で林道支線に出合いこれを下っていく。最初はゴロゴロしているが行きで取付いた地点まで下ってくると、だんだん歩きやすくなり右に大きく曲がり支尾根に沿って下っていく。

 林道支線を8分下った所で大きく折り返し斜面を巻きながら下っていく。谷筋に出合った所で数mの間、道が細くなっているが問題なく歩くことができる。

 山頂から25分で岩谷林道に出合う。左にとり後は小野郷まで一直線、緩やかに谷沿いを下っていく。

林道支線を8分下った所で大きく折り返し 岩谷林道に出合う

 岩谷林道入口の林道ゲートが見えてくるとバス停はもうすぐ。12:05岩戸落葉神社に着く。今日は山頂から45分で降りてきたことになる。神社に寄りここで後始末、哲郎はここで着替え、道子は派出所のトイレへ向かう。いつもお世話になっている神社、たまにはお賽銭をと思うが、スリッパに履き替えるようなので諦める。

 バスまで時間があるので、バス停近くの岩戸落葉神社氏子会館(立派な鉄筋建物)前の広場で暖かい日差しを受けながら朝買っておいたケーキを食べながらバスを待つ。

岩谷林道ゲート 岩戸落葉神社







地には花が咲き乱れ、
歌の季節がやって来た。
山鳩の声が、私たちの国に聞こえる。


雅歌 【 2-12 】
小野郷バス停前の地蔵群



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