比叡山 (キララ坂~比叡アルプス~穴太)
2021.02.03


半分倒壊した一本杉を見ると比叡アルプスは終わる


2021.02.03 (水) 曇り時々雪   哲郎、道子

コース:
・叡電修学院駅~鷺ノ森神社~曼殊院~キララ坂登山口~尾根道分岐~従来の登山道出合~水飲み対陣址~音羽川~大鳥居(石鳥居)~白鳥越の支尾根~比叡アルプス~一本杉~登仙台駐車場~ロテルド比叡~ドライブウェイ自動券札所横登山道~東海自然歩道出合~堰堤広場~水木林道/四ツ谷川~京阪穴太墓道踏切~JR唐崎駅





 今日は比叡山を散策する、でも昼から雪模様なので山頂は諦める。久し振りにキララ坂から登るため、出町柳駅から叡電に乘る。芸大でほとんどの乗客が降りガラガラの乗客、二人は修学院で降りる。

 キララ坂は8年ぶり、近い道が複雑やったと鷺ノ森神社へ向かう。神社を抜け右をとると曼殊院への道に出合う。この時期曼殊院を訪れる人はなく、ひっそりとしている。

 音羽川に出合い少し上流のキララ橋を渡り、登山口へ向かう。

曼殊院はひっそりと きらら橋を渡り登山口へ

 早速登山口から登っていく。皆さんの報告によると台風の倒木等で従来の登山道は通れなく、尾根へ迂回すると言うことだが、最初は掘りこまれた道を進んで行くので、迂回路はもっと先のようだ。

キララ坂登山口 最初は掘りこまれた道を進んで行く

 キララ坂道は支尾根に乗ると修学院離宮の外側に沿って登っていくのだが、道が大きく掘りこまれている。その大きく掘りこまれる手前で右の尾根を歩くように迂回路ができている。

 迂回路を歩きはじめると道はシッカリしていて、昔から道があったようにも見える。尾根下を歩くようになると雑木の心地よい道が続く、以前の掘りこまれた道より快適である。でもこんな道は何処にでもあるので、以前の掘りこまれた歩きにくい道の方がキララ坂らしくて登山者は喜ぶかも知れない。

 迂回路を10分歩いたところで尾根に戻ると左下には倒木で埋まった掘りこまれた道を見るが、もう少し尾根を歩くことになる。修学院離宮の敷地から離れると従来のキララ坂道に戻り、細い尾根を登っていく。

雑木の心地よい道が続く迂回路 従来のキララ坂道に戻り

 登山口から30分歩いて水飲み対陣址に着く。風が冷たいのですぐにトレイル道を右にとり大鳥居へ向かう。さすがにトレイル道、心地よい雑木道が続く。

 水飲み対陣址から大鳥居までは近いと記憶されているのか、いつも「長いな~」と思ってしまう。音羽川を渡って一登りすると大鳥居がある林道に出る。今日も20分とかかったようだ。

 昼前だがベンチで昼食と見渡すが、ベンチが無くなっている。冷たい風が当たらない所を探すが適当なところがなく、昼食は谷筋へ下ってからにする。

水飲み対陣址に着く 心地よい雑木道を歩き大鳥居へ向かう

 大鳥居から目の前の支尾根を登って比叡アルプスへ向かう。登り始めると細い尾根に少し窪んだ細い道、「ここはMTBが多いとこやった!」と思い出したら、目の前に「今日は!」とMTBが現れる。我々が通り過ぎるまで道から自転車を避け待ってくれているので、マナーの良い青年であった。

 この支尾根、下るときは近いと思っていたが登りは時間がかかる、でも雑木の中をユックリ登っていくので苦にならない。足元に霜柱が続き、今日は寒いことが分かる。20分登って比叡アルプスの尾根に出合う。

大鳥居から目の前の支尾根を登って
比叡アルプスへ向かう
ちょっと掘りこまれた道でMTBに出合う

 比叡アルプスもユックリ登っていく雑木の尾根、今日は寒いので心地よい感じはあまりしない。目の前に通信設備が見えてくると登り始める。叡山閣の横を通り一本杉を過ぎると登仙台駐車場に出て比叡アルプスは終わる。車が1台やってきて展望を楽しむのだが、寒いので車から降りる事はない。

通信施設まで一登り 強風で半分になった一本杉

 ドライブウェイ横の歩道を歩いてロテルド比叡まで進み横断歩道を渡る。左に取れば登山道入口、少し進むと東海自然歩道に出合う。今日は雪も舞っているので早く下山することにし、右をとり四ツ谷川へと下っていく。

 下の堰堤広場まで標高差140m、地形図で見るとそんなにも急勾配とは見えないが、ここに急階段が続く。一旦下って「やれやれ」、小ピークを過ぎると再び一直線の急な階段、下りでも疲れてしまう。

東海自然歩道に出合う 下りも辛い階段が続く

 階段を下りきり、出合った谷に沿って進むと堰堤広場に着く。「やれやれ!」とここで昼食とする。

 ここから東海自然歩道は標高差100mほど階段で登ることになり、当然諦めて谷沿いを下って穴太へ向かうことにする。15分の昼食休憩も終わり谷沿いの林道を下り始める。300m下ったところで左からの谷沿いの林道と合流し林道もシッカリしてくる。

堰堤広場に着く 左からの谷沿いの林道と合流する

 周囲は植林が続き見るべきものはなく、雪も降っているので急ぎ足で下っていく。堰堤広場から20分下って壺笠山への林道分岐に出合うが、今日はこのまま進むことにする。

 この林道を何回も歩いている道子だが、「余り覚えていない」と言う。でも右手にパイプ式堰堤を見ると「思い出した!」と。この堰堤を過ぎると林道も谷も緩やかになってくる。

壺笠山への林道分岐に出合う 右手にパイプ式堰堤を見る

 左手に小さな社を見て送電線を潜り、建設資材置き場を抜けると道は広くなる。右手にお墓を見るようになるが、これが約500mも続く。

 目の前に琵琶湖を見ながら下っていくと広い道路に突き当たりこの林道は終わる。その道路を渡り京阪の踏切を渡る。その踏切名は「穴太墓道」とある。

 後は道なりに進みJR唐崎駅へ向かう。チラついていた雪も上がり民家に咲くロウバイの花をみて何やらホットする二人である。

最後はお墓と琵琶湖を見ながら下る 渡った京阪の踏切名は「穴太墓道」





主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈む所を知っています。


詩篇 【 104:19 】
セイヨウエングサクのようだ


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