比叡山(梅谷道~穴太)
2021.11.23 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
梅谷道の渋い紅葉を楽しむ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2021.11.23 (火・祝) 晴れ 哲郎、道子
コース: ・叡電修学院(9:20)~鷺ノ森神社~修学院離宮~赤山禅院~梅谷登山口~水飲み対陣跡~京都トレイル大鳥居~無動寺への林道~電柱「シメイ304」~比叡山ドライブウェイ券札所~ロテルド比叡~東海自然歩道~堰堤広場~平子谷林道~野添墓地~穴太~JR唐崎(14:30) 例年11月下旬は比叡山紅葉見物に出かける。山麓の鷺ノ森神社や曼殊院で丁度見頃だったら比叡山系や梅谷道では見頃を過ぎているし、両方満足できる紅葉見物は過去にない。例年より数日早く出かける今年はどうだろうか。 朝の叡電出町柳駅は大混雑、鞍馬行きのホームは人で溢れ電車は積み残して発車する。それを見て「紅葉シーズンだ!」と思ってしまう。我々は比較的空いている八瀬行きに乘る。 修学院で降りトイレを済まし踏切を渡った所にあるコンビニでオニギリと間食用の今日はクリ饅頭を買う。白川通を北へ進み1つ目の信号で東へ横断する。この角に「鷺ノ森神社」の大きな石柱があるので分かる。 民家の中、道を東へ進むと鷺ノ森神社の鳥居に出合う。目の前の紅葉を見て「ちょっと早すぎたか!」と。でも参道入口はいつも紅葉が遅いので、奥の紅葉を期待する。
早速参道を歩きはじめるが、参道のモミジは咲きはじめなのか、見頃なのか分からない、要するに綺麗ではない。広い参道は北側が駐車場になっていているのでそう感じるのかも知れない。 駐車場が終わった所で目の前に紅葉した数本の大木を見る。これを見て「やはり早かったか!」ということになる。でも緑・黄色・赤色が混じり、これが見頃なのかも知れない。
神社本殿手前に北へ抜ける道がある。これを進み修学院離宮へと歩いていく。神社を出て右にとり二筋目の道を左にとる。音羽川を渡り修学院離宮の門前へ」向かう。 門前までくるとたくさんの人が椅子に座って開門を待っている。修学院離宮の見学は予約制だが、この時期は当日でも見学出来るようだ。そこにやって来た人に担当者は「15時からなら見学できます!」と言っている。もう見学者がいっぱいのようだが、「6時間後ではね~!」。 修学院離宮門前から民家の中の細い道をクネクネ進んで行くと、広い道に出合い赤山禅院の鳥居の横に出てくる。赤山禅院の紅葉も一目見ることにする。参道を進み門を潜っていく。今日は参拝者が多く案内人が立っているので挨拶して通り過ぎる。ここに寄るのはトイレがあるからで、ここのトイレは比叡山の登山者にはありがたい。
目的はモミジだけ、一周しトイレへ向かう。赤山禅院の門を出てすぐ右への道を進んで行く。民家は無くなり宮内庁の林の中を歩いていく。林を抜けると住宅地、右にとった角が比叡山梅谷の登山口である。上着はもう脱いでいるのでストックだけ用意し歩きはじめる。
最初は右に宮内庁の林、左に細い谷に沿って歩く。何やら暗い所である。数分で分岐に着く。左は尾根道で比叡山へ向かうが、今日は右の谷道をとる。 前方に橋が見えてきて、橋を渡ると谷間が広がって明るくなる。進むにつれ谷間の紅葉を見る。ここの紅葉は艶やかさはなく渋いが、哲郎は気にいっている。鷺ノ森神社がこれからだったので、梅谷の紅葉は丁度見頃で「久し振りだ!」と喜ぶ。
谷間が細くなるにつれ紅葉も減ってくる。そのうち谷間も道と谷だけになる。谷は激流で荒れ岩や大きな石でゴロゴロしてくる。そのうち左手の斜面も崩れてきて歩きにくくなる。道も狭くなってきているので、この谷間を整備しないと梅谷道は無くなってしまいそうだ。
その斜面の一角に、以前大文字山で見た「四季・彩りの森復活プロジェクト」の案内板を見る。頑張って斜面の崩壊を止め植樹していたのだろうが、その斜面は崩れ案内板は埋まっている。急斜面の崩壊なので無理があったようだ。
谷を詰めてきたところで橋を渡り右に斜面を巻いて登っていく。途中まで後ろを歩くグループの声がしていたが、もう聞こえなくなった、どうしたのだろうか。 南へ緩やかに登っていき水飲み対陣跡に着く。ここに1分立ち止まっただけで10人がキララ坂を登っていく。「山頂はいっぱいだろうか?」と、今日寒い風も強いし山頂を諦め京都トレイル道で大鳥居へ向かってみる。
さすがにトレイル道、谷沿いの雑木道を心地よく歩いていく。25分も歩いて大鳥居前の広場に着く。「400m余りを25分、ちょっとかかり過ぎや!」、まあ心地よい道なので良しとしよう。大鳥居付近は、冬は日が陰り風が通り寒いので昼食は諦める。 琵琶湖方面へ下るので比叡アルプスで。いやここも風が強いと20年振りだろうか無動寺へ向かう林道を歩くことにする。
久し振りの林道、林道といえ久し振りなのは新鮮である。歩くと川沿いの雑木の間に紅葉が混じって「綺麗!」と、予想していなかった光景に二人の足は軽やかになる。その光景が続き「秋に、この林道もありだ!」ということになる。
この林道を過去に登ったことはなく、「覚えていることは途中に橋があったこと、東海自然歩道からトンネルを抜け細い道を通りこの林道に乘って下ってきた」ぐらいである。。 最初は音羽川上の高い所を歩いていたが、林道半ばで、だんだん川に近づいてくる。そのうち道の上を水が流れる橋?を渡ることになる。 しばらく紅葉の下を心地よく歩いていたが、谷は細くなり植林が迫ってくる。以前比叡アルプスから降りてきた延暦寺谷の谷口を見て、その先で水源施設を見る。ここに降り立った時はこの施設から林道に出てきたが、今は通り抜けられないようだ。
もうドライブウェイ下のトンネルまで植林が続くので、ただ歩くだけ。トンネルへは林道から脇道へ入るのだが、そのポイントが分からない。この付近にくる予定がなかったのでトンネル付近の地図がない! 左手の最後の谷は病ダレ谷、「どうしよう?このまま林道入口まで進むか?」と考えながら歩いていく。林道が左にカーブするところで右手に登りやすい谷間を見る。「この付近から登るとロテルド比叡辺りに出るかも知れない」と植林地を登ることにする。ここは電柱「シメイ304」である。 100mも登っていくと前方に建物らしき物が見えてきて「車が見える!」と道子。建物に近づいてくると「ドライブウェイの券札所や!」と、ドンピシャである。 目標はロテルド比叡前の横断歩道、真っすぐ進まず右手の尾根へと登っていき、目の前の倉庫を右に巻いて行くと駐車場に出る。そこに横断歩道を見て、やれやれ。ドライブウェイは紅葉見物の車が券札所で列をなしている。ロテルド比叡前から券札所横にある小道を進み東海自然歩道へ進んで行く。
すぐに東海自然歩道に出合い右へとり下っていく。下ると言っても急斜面の階段が続く。昼食を予定している堰堤広場まで標高差150m、ほとんど急斜面の階段で下りと言えど疲れる。 「足が壊れる!」とユックリ下る道子、結局東海自然歩道をユックリ25分下った事になる。降り立った堰堤広場は風がない、ここで20分の昼食休憩、目の前を穴太から2組登山者が登ってくる。オニギリを咥えながらウロウロ、クリンソウの株がまだあるので春には楽しめそうである。
ここから東海自然歩道は長い階段を登り、長い階段を下ることになり諦め、ここから穴太へ平子谷林道を下ることにする。この林道は植林地の中の林道なので雑木は少ないが、緩やかに下っていくのが良い。 壺笠山分岐を過ぎるとパイプ式堰堤、もう見慣れた光景である。穴太と言えば石、谷沿いには崖が多く植林地の中にも石がゴロゴロしている。この谷上の林道は大雨で崩れかけたところがあり、この先心配である。 右下に谷間が広がり、大きな洲を見ると穴太は近い。
資材倉庫が見えてきて林道ゲートを見る、堰堤広場から55分である。ここから広い野添墓地が続き、目の前に琵琶湖や三上山を見ながら下ることになる お墓が終わると京阪の踏切を渡る(この踏切は穴太墓道とある)。後は道なりにJR唐崎へ向かうのだが、途中で近いだろうと住宅地へ進入する。結果は何度も袋小路に出合い、結局入口に戻ってきた。次々に分譲を繰り返して来たのだろうが消防車も迷うだろうに、「あ~あ情けない!」と哲郎、二人の足は重くなる。
■新しい発見。 わ~、ナメコと近づくとちょっと違う。ぬめりなく、色は白く、つばがあるのでナラタケかも。ナメコとマイタケ以外は収穫しない哲郎、残念! 崖にたくさんのイワタバコを見る。この道は何回も通っているのに初めて気が付く二人。この道夏も歩かなければ!
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