ナッチョ(トンボユリ北方尾根~小出石)
2021.12.09 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ナッチョへの道 斜面の横道を過ぎると冬枯れの木々が広がり二人は喜ぶ |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2021.12.09 (木) 晴れ 哲郎、道子
コース: ・小出石バス停(9:30)~国道477号~北滝橋~北谷の堰堤~トンボユリ取付きの支尾根~トンボユリ/北尾根分岐~標高700mピーク~・686鞍部~ナッチョ登山口~小出石分岐~ナッチョ山頂~小出石分岐~(ナッチョ東尾根)~標高700m鞍部~R477登山口~小出石~小出石公民館前バス停(15:10)
注意:
・R477からトンボユリへは北滝橋から高谷川右岸にある作業道を進みます。途中で倒木などで道が不鮮明になるので山裾を登って北谷の堰堤へ向かいますが、荒れているので注意してください。 今日は北山にしよう!と行先を考えるがパット!浮かばない。結局15年ぶりにトンボユリからナッチョへ出かける事になる。予定では、時間があればミタニ峠から花折れ峠に続く尾根を東にとり、P812の分岐から南へ途中越えや三谷口へ向かいたい。時間が無ければミタニ峠から三谷林道を下るとする。 国際会館駅8:57発のバスで小出石へ向かう、ゆっくりの出発である。本来、広河原行きのバスで百井別れで降りナッチョへ向かえば良いが、出町7:20発となりチョット早いな~と。 終点ひとつ前の小出石で降りる。バス道は国道477号とクロスしているので、バス停から国道を北へ進めば良い。トンボユリやナッチョは15年ぶりだが、この周辺は最近歩いたような気がする。 バス停から10分も歩くと右手にナッチョ登山口を見る。下山時間に余裕が無ければ、ここに降りてくるかも知れない。
この国道は百井集落への登りに差し掛かるまでは広い道だが、急斜面を登り始めると国道とは思えない狭い道に変わる。だが川に沿っている間は広い道が続く。 バス停から15分で左手にシャクナゲ尾根登山口への橋を見る、ここも久しく歩いていない。バス停から20分歩いて北滝橋に着く。橋の手前から高谷川左岸に細い作業道を見るので、今日はここからトンボユリへ向かう事にする。
「懐かしや!」と細い道を歩きはじめる。5分も歩くと道は止まるので一旦川の中に降りることにする。最初トンボユリにやってきたころは、ここから川の右岸や川の中を歩きトンボユリとりつきがある北谷へ進入していた。 川の前方を見ると、右岸には川岸を補強するためか木材が高く積まれ歩けそうもなく、その先上流にはブッシュを見て川の中を歩くことを諦める。
それでは目的の堰堤まで陸路で、と思うが陸路で向かった事はない、否思い出せない。右手の植林の中へ進入する踏みを見る。「植林を右に進むか、否川沿い左にしよう」と進んで行く。 川沿いの道は歩き良かったが小さな谷に出合った所で踏み跡は分かれる。小さな谷沿いを登っていく踏み跡、斜面を登る道、谷横を進む道・・・、とりあえず谷横を進むことにするが倒木に出合うので引き返す。 何処を歩いてよいか分からないので、引き返した小さな谷横から強引に登ることにする。倒木の中足元が緩んでいてスパッツに泥がつく。トンボユリでこんな斜面を登るのは初めて、「最初の分岐で植林地へ登っていけば良かったのに!」と道子は言うが、何処を歩くのが正解かは分からない。
登り切った植林地を右へ歩いていくが、北谷の堰堤へ向かうので左手の谷に寄って行く。堰堤が見えたところで一安心、堰堤上流にきて、小さな谷の間にあるトンボユリのある支尾根を見る。支尾根の植林地にネットを見るので、「歩けるだろうか?」と心配する。 橋から堰堤まで25分もかかっていて、昔来た時より随分と遠く感じてしまう。久し振りだから時間がかかったのだろうが、小てつさんはいつも何処を歩いているのだろう?と思ってしまう。
北谷に降り支尾根の先端へ向かう。先端はシダで汚れているので小さな谷沿いから登れそうな所をを登り支尾根に取りつく。
支尾根に乘ると目の前にネットを見るが、支尾根の右側にあるので十分登っていけるようだ。尾根を少し登った所にトンボユリと北尾根の分岐があった事は記憶しているが、どれくらい登ったかは記憶にない。
支尾根の道はハッキリと残っている。トンボユリの始まりである。道は支尾根の左側をジグザグに登っていく。 10分登った所で分岐に出合う。左手の道はトンボユリ、シッカリしたユリ道が続く。今日は北尾根を歩くので右手の支尾根をとる。 支尾根は疎林帯で植林の間に雑木が密集している。いつの間にか右手のネットは消え勾配は次第に緩やかになり歩きやすくなる。
標高400mを過ぎると尾根はだんだん広がってきて、植林地も明るくなり、スッキリしたヒノキの間を心地よく歩いていく。
標高500m付近から尾根は少し狭くなりシャクナゲの木が続くが、花芽は少ない。このシャクナゲはしばらく続く。 尾根が細くなると登り始める。登りがおさまったところは標高670mのピーク、この付近で下のトンボユリから登ってきた合流点があるのだが分からなかった。
この北尾根の最後のピークはもうすぐだろうと地形図で確認する哲郎、そこにナッチョの・812を見て手前の支尾根で現在位置を確認するが「地形図と周囲の山々の様子が合わない!」と。 そんな地図を見ながら最後のピークに着く。地形図では左前方に・801が見える・・そんなものは見えない。この先北の鞍部に下るはずだが・・「あれ~?」。様子がおかしいのでピークの東西南北を確認する。 やっと間違いに気づく哲郎、昨日数枚の地形図を拡大印刷して所持していたのだが、哲郎が見ていた・812はナッチョではなくミタニ峠東の花折れ峠への道にあるピークであった。途中越えへ下る予定で持参していたのだが、肝心のトンボユリ北尾根の地図を忘れたようだ!。間違った地形図には滋賀県境マークや安曇川も記載されていて、ピークの標高も違う。間違いに気づくのに時間がかかり「あ~情けない!」と自分で思ってしまう哲郎であった。 やっと北の鞍部に下っていく。そこの道は倒木で消え木立が伸び、昔の面影は全く無かった。「これでは地形図で確認するよな~」と哲郎。
鞍部の左下には林道が見え、以前この林道へ下ったことを思い出す、林道が良く見えないのは木が太ったからだろう。今日は林道へ下らずこの尾根を歩きナッチョの登山口へ向かう。 目の前はブッシュだが、踏まれた跡があるのでそこを進んで行く。すぐに目の前は植林に変わる。
植林地を進んで行くと左下近くに林道を見る。そこから溝状の道が上ってきて尾根に続く。これが登山道?、否登山口はまだのようだ。 ・686鞍部から8分歩くと「ここが林道からの登山口や!」と、昔良く歩いた懐かしい道を見る。
もう後は昔を思い出しながらナッチョ山頂への道を楽しむ。最初は植林地を抜けていく。左下に林道を見て、植林地?覚えていないな~、こんな分岐?覚えてないな~、と言いつつ進んで行く。 分岐から斜面の横道が続き、大原のゴルフ場、さらに遠くに琵琶湖が見えてくる。横道が終わると突然冬枯れの木立が広がり、「北山だ~」と喜ぶ二人、元気を貰って山頂へ向かう。
掘りこまれた急坂を登っていく。昔積雪時に来た時、足が届かず泳ぎながら登った事を思い出すが、最近はそんなに積もってくれないだろう。 再び冬枯れの雑木を楽しむと小出石へ下る分岐に出合う。マークは垂れているが落ち葉で分岐の道はハッキリしない。ここまでくると山頂までは100m。
13時15分山頂に着く。小出石から4時間近くかかっている。「久し振りだからな~」と。一部木立が切れたところから琵琶湖を望むことが出来る。山頂で遅い昼食とする。 予想以上に時間がかかったので、下山は途中越えは諦め、ミタニ峠から三谷口は15時22分のバスには間に合わないと諦め、結局今日は小出石へ下ることにする。
山頂から西へ100m下った分岐から小出石へ向かう。この道は16年振り、ikomochiさんと雪山を楽しんだ以来である。 南東へ下っていく道は緩やかに下り、下っている感じがしない。丁度天が岳から大原に下るユリ道、寂光院道に似ている。途中の標高710mの鞍部付近は尾根が広がっているが、それ以外は雑木のユリ道が続く。
「まだか、まだか」と言うほど雑木の尾根道が続くが下ってくれない。一旦下ってくれるが再び下らない尾根道が続く。もうこんなに続くと心地よい雑木の中でも、飽きてくる。 下山開始から35分経って、やっと標高650m付近から南の支尾根を下り始める。いままで下ってくれなかった分急な下りが続く。
最後は支尾根から左の谷へ急降下、その谷を見て「橋や~!」と道子、当然橋は通らず谷の中を渡る。谷沿いを下って国道が近くなったところで14時45分、山頂から65分であった。ここで着替えと後始末、「今日は誰にも出会わなかった!」と国道に出てバス停へ向かう。
登山口から小出石バス停までは10分、時間があるので始発の公民館前バス停へ向かいベンチに座ってバスを待つ。バスは大原止まり、たくさんの観光客に混じって次のバスを待つことになる。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||