ポンポン山 フクジュソウ観察
2021.02.27


ポンポン山 フクジュソウ保護区


2021.02.27 (土) 晴れ   哲郎、道子

コース:
・出灰バス停(8:22)~バス停南東尾根~P600~東海自然歩道出合~ポンポン山~ポンポン山西尾根~フクジュソウ群生地前保護区入山届~フクジュソウ群生地~竃ヶ谷~森の案内所~中畑回転場バス停(土曜14:19発最終便)~中畑バス停(14:20)

注意:
・大原野森林公園内の野草保護区への立ち入りには入山届が必要です。




 この時期には毎年のように、早春の花、フクジュソウ観察にポンポン山へ出かける。もう今年は何度もフクジュソウを観察しているが、足慣らしにと出かけることにする。

 JR高槻北バス停から二料行きに乗り出灰バス停へ向かう。山間に入ると道路の温度表示は2℃と寒い。出灰バス停に着くと、出灰道への入口にまだ進入禁止の看板がたくさん立っている。

 仕方がないと、出灰バス停南東尾根からポンポン山へ向かうことにする。このコースは倒木が続き時間がかかってしまうが、この倒木帯を歩くのは3回目なので、少しは早く歩けるだろうと。

 バス停から出灰集会所へ向かう。本来支尾根の先端から取付くのだが、すぐのところで狭い尾根に倒木が続き歩けないので、集会所の真裏辺りの支尾根迄植林地の中を登ることにする。

出灰道登山道はまだ通れません 出灰集会所からとりつく

 わずかな距離だが、斜面はたくさんの倒木や間伐材で埋まり歩きにくい。やっと支尾根に乗り登り始める。細い支尾根の溝状の道を登っていくと尾根は南から南東に変わってくる。その手前で急斜面の横道を通ることになるが、年々削られて細くなって行く。落ち葉で埋まっているので注意し歩いていくと尾根は南東に代わり大きく掘りこまれた道を見る。

出灰集会所裏から登る 急斜面の横道は落ち葉で埋まり

 最初から左の支尾根に乗っても良いが、掘りこまれた道が歩き良い間はここを歩く。少し登り溝状の道が曲がった所から先は以前溝に倒木を見たので、ここから斜面に登っていく。

 細い尾根だが雑木が続き心地よく歩くことができる。登るにつれ尾根は狭くなり、掘りこまれた道が尾根中央にやってきて歩きなるので溝横を歩いていく。

最初は掘りこまれた道 雑木の尾根を心地よく歩く

 出灰集会所から1時間でP600に着く。ピークから左の尾根をとり、東海自然歩道までは緩やかな道が続く。でも2018年の台風で倒木が増え現在は歩きにくい。尾根に倒木が続くと道が分からなくなっているが、細い尾根なので迷うことはない。

P600から左の尾根へ 早速倒木帯が始まる

 倒木帯を30分歩き東海自然歩道に出合う。もう快適な道が続き20分歩いて、10時30分ポンポン山に着く。山頂にはたくさんの人で賑わっているが、二人はすぐに西尾根へと下っていく。

東海自然歩道に出合う ポンポン山に着く

 西尾根は雑木が多く下っていくので、心地よく歩いてフクジュソウ保護区へ向かう。途中で出会う人が少ないので、フクジュソウ観察をする人は少ないのだろうか。

 フクジュソウ保護区へ下るピークに着き、東へと下っていく。ここには案内の看板と誘導するロープが張ってある。

 急斜面を下っていくと臨時の管理小屋が見えてきて、今日はここで入山届を提出する。早速保護区の観察道へ入ると今日はたくさんの黄色い花が出迎えてくれる。「それでは観察を」と思った時、前方から男性が降りてきて「こんにちは!」と、ヨネちゃんである。

 「久し振り!」と話し込んでしまう。彼は南春日町から歩いてきたそうで、野草観察をしながら南春日町へ下るという。我々もフクジュソウを一見しすぐにカマガ谷へ下っていく。

フクジュソウ保護区へ下る フクジュソウ観察

 今年はフクジュソウ観察が早かったのだろう、ヤマシロネコノメは咲きはじめ。でも丁度セリバオウレンとセツブンソウが咲いていた。

 谷口に着き梯子を下り谷を渡り登山道へ乗る。森の案内所が見えてきて最後の一登り、わずかな登りだがずーと下ってきたので「ここがシンドイ!、神護寺から高雄バス停への登りのようだ!」と道子。

ヤマシロネコノメ
セツブンソウ (左はセリバオウレン)

 森の案内所で昼食とする、室内には誰もいない。後から気が付いたが入口に「ご利用は3時間以内、室内での食事はご遠慮下さい」北部みとり管理事務所と書いてあるが、「みとり管理」とは何だろう?と哲郎。これを知らずに室内で昼食としたが「小人数なら良いですよ」と管理人。コロナ感染対策として多人数の団体さんは利用できないようだ。

 12時45分森の案内所を発ち北へと中畑回転場バス停へ向かう。善峯のバスは3月から、また中畑回転場まではユックリ下っていき1時間以内で着くだろうと、帰りは楽な中畑回転場バス停とした。

 西京変電所を過ぎると「谷川キノコ園」、今日も寄ってお土産を買うことにする。森の案内所からここまで35分だったので中畑回転場までは40分くらいのようだ。

西京変電所を過ぎる ここまでが京都市、峠を越えると高槻市

 予定より早く歩けたようで、バスまで1時間、外は寒いのでキノコ園でユックリ女将さんとお喋り、ここでは出会う人も少ないのだろう、お喋りが続く。

 30分も休憩したので、「そろそろ」とバス停へ向かう。すぐのバス停、丁度バスがやってきた。でもまだ時間があるので、先の中畑バス停へ向かいベンチに座ってバスを待つ。

中畑回転場バス停
周囲に家等何もありません
中畑バス停





主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈む所を知っています。


詩篇 【 104:19 】
セリバオウレン


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